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いまちょうど高校でやっているんですが、この考えは『広義』の酸、塩基と

習いましたがいまいち理解できません。

この考えでは、拡張されているので実際酸、塩基じゃないものも酸、塩基に

なります。これは、その実験だけにおける相対的なものなのでしょうか?

教科書を見ると、実験によっては水も酸ということになりますし前述の

とおり理解できません。

A 回答 (3件)

ブレンステッドの定義では2種類の物質の酸性度(酸としての強さ=H+を与える力の強さ)の違いによって、どちらが酸になるかが決まります。

したがって、酸・塩基というのは相対的なものです。そしてその酸の強さの尺度としてKaあるいはpKaと呼ばれる数値が用いられるということです。高校ではならわないでしょうが。

これまでに学習したアレニウスの定義というのは、比較対象は常に水ということになります。つまり、任意の2種類の物質を比較するのではなく、常に水と比較するということです。
アレニウスの定義の弱点としては、常に水が基準となりますので、水溶液以外では全く無力ということです。つまり、アルコール溶液やエーテル溶液などにおいては酸・塩基が定義出来ない(OH-がありませんから)ので、酸塩基の議論ができないことになり、特に水に難溶性の有機化合物を扱う場合などに極めて不便です。そのために、一般的な酸塩基の尺度としてブレンステッドの定義が使われます。
また、ブレンステッドの定義では酸と塩基をペアにして扱うことになりますので、たとえば、水に塩基(アルカリ)を加えた場合、そのアルカリは塩基として振る舞い、アルカリにH+を奪われる水は「酸として振る舞っている」と考えます。逆に水に塩酸などを加えると、HClは水にH+を与えるので酸として振る舞うことになり、H+を受け取る水は塩基として振る舞ったと考えます。これが酸・塩基をペアにして考えるということです。

ブレンステッドの定義では水よりも強い酸(塩酸、酢酸など)と混ぜると水は塩基として作用し、H+を受け取ってH3O+になりますし、水よりも弱い酸(アンモニアなど)と混ぜると酸として作用し、H+を与えてOH-になります。しかしアレニウスの定義では水は基準になるので、それが酸であるとか塩基であるとか言ったことは議論しないということになります。
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この回答へのお礼

わかりやすい解説ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/05 06:48

>その実験だけにおける相対的なものなのでしょうか?


実際にはおっしゃるとおりです。
水は「酸」にも「塩基」にもなれます。
さらに一般的なルイスの酸塩基では、水素イオンや水酸化物イオンも出てこない酸塩基反応が沢山出てきます。
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あなたの言う「実際の酸塩基」とは何ですか?

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