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先日の新聞報道で「銀河」をはじめとするいくつかの寝台列車の廃止が流れておりましたが、このことに関して「鉄道ファン」であるにもかかわらず「夜行列車は収益率が悪く利用価値がないなら廃止してしまえ」といった「鉄道の廃止や縮小を希望する」と自虐的を言う人も意外といるような気がするのです。
鉄道会社の人間ならともかく、鉄道利用者や鉄道ファンからこんな愚かな発言は聞きたくないものですが、なぜそのような発言をするファンがいるのでしょうか、教えてください。

A 回答 (10件)

 滅びの美学と言うものがあって、鉄道趣味はなくなりそうなものに関心が集まる傾向もあります。

蒸気機関車や赤字ローカル線は廃止が決まってから多くのファンの関心を集めるようになりました。夜行列車についても、「廃止とはけしからん」と論評しつつも、関心を持つようになったのは近いうちに廃止になりそうだったから、という人は結構多いのではないかと思います。
 私自身はそこまで極端ではありませんが、利用者に見限られて車両や客層が極端に悪化し、悪い印象を与えつつ存続するのであれば、適当な時期に合理化してもらって、少数の必要なものだけきちんとした状態で残してもらったほうがいいと考えていますし、そのほうが個々の列車の廃止という面ではマイナスであっても、夜行列車そのものの長期的な存続に対してはプラスでしょう。

 ところで、質問者さまの疑問は、廃止に関する客観的な見方に対してではなく、掲示板等で割と見られる、「とにかく夜行列車なんて無くなってしまえばいいんだ。」的な乱暴な書き込みに対してのものかと思います。これに対しての回答は以下の*つ。

1.話の腰を折って、相手が怒る様を見て優越感に浸りたいという人が結構多いということでしょう。もっと建設的な事に労力を使えばいいのに、と私も思います。

2.1とは逆に、話を建設的にするために、わざと否定的な見解を述べる人もいます。賛成と言う見解ばかりになってしまうと馴れ合いになり有意義な議論になりません。「○○したら夜行列車も良くなるんじゃないの」という意見に対し、「それは無駄、△△で結局廃止だよ」というのは、廃止になってほしいと言うよりは、「じゃあ□□という方法はどう」という新たな回答を得るための問いかけにすぎません(掲示板等ではもう少しぶっきらぼうな言い方になってしまってますが)。これを自虐的と否定すると有意義な会話が出来なくなるので注意しましょう。

3.過去に好きだったものほど、何かの拍子に極端に嫌悪感を示す対象になりやすいものです。掲示板とかで痛烈な批判をする人は、雑誌とかで見た印象で夜行列車を賛美していたものの、実際乗ってみていやな目に会って、「廃止派」に転向したのかもしれません。私は時折乗っていて利点も問題点も分かっているので、改めて現状を知ったところで驚きはしませんが、初めてであればサービス自体はそこそこ良くても、たまたま乗り合わせた隣の客が騒がしかったとか、食堂車のメニューや車販の弁当が目の前で売り切れてしまったというのもマイナス要因になりえますし(ちなみに、質問者さまはどれくらい乗られてます?)。

 参考URLには夜行列車ではなくてフェリー紹介のURLを挙げておきました。長距離フェリーの大型船はマスコミや雑誌等では豪華客船ともてはやしますが実態は読んでみてのとおりで、実際豪華なものもありますが、清掃も怪しいというとんでもないのもあります。私はフェリーのほうも好きでしたが、経営難で荒廃した元豪華フェリーに乗り込んでしまい、嫌いではないがどうでもいいという立場に転向してしまいました。

参考URL:http://www.geocities.jp/wellon2/nojyuku/ferry.htm

この回答への補足

少しだけですが的を得た回答が出ましたね。

1.の「話の腰を折って、相手が怒る様を見て優越感に浸りたいという人」、確かにいますね。鉄道ファンでない人間が言うのなら分かるのですが、「鉄道ファンであったとしても意地悪して楽しむ」タイプの人間はいてもおかしくないです。けど、鉄道が好きな人間がする行為でしょうか?
それと普通はそういう人間は鉄道ファンから叩かれる対象になるのですが、「そういう人間が多い」ように思うので釈然としません…。

2.の否定的な見解はある程度分かりますが、「言葉遣いを気を付けるべきところでそれをしない人間」というのは確かにいます。ただ、これも上と同様、「そういう人間が多い」とまでは行かないです…。

3.のタイプが一番多いんじゃないかな、と思いますが、確かに近年のサービスは一部を除いてよくありませんね。
私は今年だけで寝台列車は3回、寝台以外の夜行列車には10回乗っております。
寝台という設備を付けられるのはフェリーと鉄道だけなので、夜間に豪華に移動できるという文化は世界遺産とまでは行かなくても何らかの形で保全して欲しいものですね。

あと思ったのは1.と3.の共通点を考えてみると、「元・鉄道ファン」が多いのではないかと感じました。結局のところ、鉄道を愛好していないではないのかなと感じました。

補足日時:2007/12/12 00:02
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 No.7です。


 「少しだけ的を得た」とのことでしたのでもう少し頑張ってみます。

 質問者さんの意見なのですが、鉄道を愛好するという範囲を狭く定めすぎではないでしょうか?

 鉄道は、単なる大型の鉄道模型とは違います。車両や列車、ダイヤだけで成り立つものではなく、それを支える社員の努力、経営者の叡智で成り立ち、その複雑な働きで、我々の社会や生活に役立つものとなるのです。ですので、本当に鉄道を愛好するものであれば、車両や列車にだけ興味を持つというだけではなくて、批判を持ちつつも鉄道会社の社員や経営者の意思決定に敬意を払うというのが自然ではないかと思います。その文脈から言えば、「夜行列車を廃止反対などと我々がいうのはおこがましい事で、日本の鉄道を民営化後の存亡の危機から救いここまで引っ張ってきた鉄道会社のやり方に一任することが、鉄道の繁栄、ついては我々が今後もずっと鉄道を愛好できることにつながる」という意味で、「鉄道会社が廃止といっているのであれば廃止というのは正論ではないか?」という意見は鉄道ファンとして間違っていないと思います。「廃止してしまえ」的な意見は少々書き方が乱暴ですが、こうした考えを反映しているものもそれなりに見受けられ、聞くに値するものと思っています。

 一方、存続賛成の意見の中に、「この人は本当に鉄道を愛好しているの」と感じられる意見も存在します。夜行列車の存続論は「残っていたらいいのに」程度の話ならいいのですが、話が進んでいくと、やれあのC社はやる気がないとか、E社は努力せず金儲けしか考えていないとか、鉄道会社やその社員を貶す話になることがあります。根拠あっての話ならいいのですが、実際のところこうした鉄道会社は分割民営化とバブル崩壊後の需要低下という中で、鉄道を愛し、日本の鉄道を消滅の危機から救うために必死の努力をしてきた社員達で成り立っているわけです(幹部含めて)。それを実情も知りもせずに「残さなければいけない」という批判ばかり言う人を眼にすると、個人的には鉄道の実務に携わる人に対して失礼ではないか?そういう事を本人達の前ではないにしろ偉そうに吹聴するのは本当に鉄道の好きな人としてどうなのか?鉄道は好きだとしても人間的にどうなの?と思わざるを得ないような事は時たまあります。鉄道ファンたるもの、鉄道会社を貶めてはいけないでしょう、まあ、これは極端な例かもしれませんが。

 あと、もう一つの論点は前のやり取りの中にあった「公共性」の取り扱いです。
 「公共性」を理由に赤字の夜行列車の存続を訴えるには、ある程度の乗客がいる、寝台車で移動したいと言う嗜好を持つ人がいる程度の話ではだめで、夜行列車に代わる輸送手段をもち得ない人が一定数存在することが必要となります。新幹線や航空機の最終便の後に出発し、始発便の前に目的地に到着するような人がその代表例ですが、どれ位いるのかは人によって意見が分かれるところです。質問者さんは「公共性」を有すという意見をもっていると見受けられますが、「公共性」がないと判断するのであれば、「赤字であれば廃止すべきだ、その分の余力を自分の好みの昼間の快速列車のサービスアップにまわしてくれ」というのは鉄道ファンとして非常に真っ当な意見という事になります。

この回答への補足

No.7の意見の方がまだよかったです。
補足について、No.7の上の6行についてはあえて引用しなかったのは、他の方々の意見と似たり寄ったりで評価に値しなかったためでして、今回はこちらの部分が拡張された形になってしまったのが残念でした。
「どう思うか」よりも「どう発言するか」の方を頑張って欲しかったのですが…。

「鉄道会社の社員や経営者の意思決定に敬意を払う」というのが「鉄道会社の回しもの」と捉えられても仕方はないです。それなら3年前のプロ野球再編のときに経営者側の意見を尊重したファン、どの位いたでしょうか?

ここに回答されていた方の意見で利用者側の立場を最優先にした内容のものも出ると思っていたのですが、残念ながら納得のいく回答が得られなくて残念です。

補足日時:2007/12/12 22:55
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どうも質問者さんは感情論で話をされてます。



私は鉄道ファンですが、愚かな発言だとは思いませんし、実際に駅へ行って見れば、
寝台列車が空き寝台多数のまま発車してゆく風景を見るのは簡単です。
飛行機も早朝から深夜まで運航してます。夜行列車が発車してから飛行機でその日のうちに
目的地に着けます。一泊してから早朝の便でも列車より早く着きます。夜行バスが鉄道では
絶対に収支があわなそうな田舎にまで路線を伸ばしてます。しかも寝台料金の高さ。
あれでは利用しなくなって当然です。

得てして鉄道ファンというのは感情論や空想的に話される方が多いです。
例として「鉄道ジャーナル」の巻末に読者の提言が乗ってますが、きわめて自己都合な意見が多く、
地域や会社の実情、社会情勢に即してない「空想域」なものばかりです。

本当の鉄道ファンなら、現状を見つめて建設的な意見を述べることが重要です。
鉄道会社よりの発言だって必要だと思います。それは否定されるものではありません。
「自虐的」に感じるかどうかは勝手です。

それと#6さんに対して「満足いく回答とはいえません」としてますが、この問題に
回答はないように思います。一体どういう意見が出ることをのぞんでいるのでしょうか。

この回答への補足

確かに空いている寝台列車は何とかならないか、と思うのは分かるのですが、「廃止」以外にも「施設の拡充」「割引切符の発売」など他のてこ入れの手段もあるわけで、それもしない状態に対する批判が先に出るのではないでしょうか。特に「銀河」にいえることですが。

私が想定していた意見は、例えばですが「鉄道ファンである以上にバスや航空機が好きで、寝台特急廃止に伴って乗客が増加&さらなる拡充が期待できるからでは」といったものでして、要するに「鉄道ファンと言いながら、実は他のものにもっと感心がある人が多いからでは」といった回答がもう少し出てくるのではと思っておりました。

極論かもしれませんが「私もあなたと同様、鉄道会社の回し者のような発言をする人が多いと思っています。そうした発言は鉄道会社の人間がするのが役目ですから、むしろ我々は廃止撤回を訴えて行きたいです」という解答が一つくらいあってもいいと思うんですけどね。

補足日時:2007/12/12 23:02
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私は、レールファンです。

ですから、どのような形であっても鉄道に生き残って欲しいです。ですから、不採算の分野からは撤退して、活力ある分野、将来性がある分野に力を注いで欲しいです。

若い頃は、夜行列車もやる気とやりようによっては生き残ることができる将来性があるかもしれない分野だと思っていました。しかし、「サンライズ」の実績やトワイライトやカシオペアの状況を見ていて(この2列車がバラ色に見えるようなおめでたい人には、厳しい状況は理解できないでしょう)、考えが変わりました。

夜行列車は、私の大好きな鉄道の足を引っ張る存在です。好きな存在ですが、実際に利用するかといえば、なかなか利用できません。惜しむ奴に限って、ふだんは利用していないんですよね。利用しても、せいぜい週末やGWや夏休み期間や年末年始ぐらい。シーズンオフの平日の状況を見ていれば「鉄道が好きだからこそ、残してくれ」などという無責任な意見は言えなくなりますよ。

この回答への補足

「鉄道全体で考える」(利用率の低い夜行列車をなくした分、他の列車を充実させる)という点については同意できますが、利用客の立場から考えると、経営側のことに固執しすぎる点については理解に苦しみます。「鉄道会社のまわしもの」と思われても仕方ありません(鉄道会社の人間ならともかく、と書いたのはこの点です)。

むしろ赤字ローカル線などと同様「国が補助金を出して救済せよ」的な発想もあるわけですし、まず第一に公共性があるわけですから…。

確かに平日の夜行列車を見ると空いていますが、それは昼行特急でも似たり寄ったりですから…。

補足日時:2007/12/11 23:54
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鉄道ファンなら夜行列車の現状と事情は、それなりに知ってるでしょう。


どんなに好きでも「廃止やむなし」という結論に達するとは思います。
逆に騒ぐのは何も知らない一般人と、それを記事にするマスコミでしょう。

ただ、銀河はびっくりしました。
上手くすれば生き残れると思いましたからね。
銀河だけでもなんとかならないかな。

この回答への補足

先の方々にも書いたのですが。結論に達したとしても、それを発言するかどうかは別問題。残念ながらこれでは満足いく回答とはいえません。

ただ、銀河はどう考えても釈然としないですね。
同区間の需要がないのであれば並行する夜行バスなんかすっかり無くなっているはずでしょうし、JR側もムーンライトながらとかはそれなりに乗っていますし。部分的にでもゴロンとシートなど格安タイプの夜行列車に鞍替えするだけでも結果は違うのですがね。

補足日時:2007/12/11 23:46
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鉄道ファンの中でも例えば新幹線が好きな人は、何時間もかけて行く夜行列車には興味がないでしょう。

ビジネスマンも新幹線の速さをメリットとして感じていれば、やはり夜行列車には興味がないでしょう。
興味がなければ「廃止してもいいんじゃない」という考えが思い浮かぶのは当然ではないかと思います。
自虐的と言いますが、鉄道ファンの中にはそういう人もいるでしょう。
“なんでそういう人がいるの?”という理由を聞いたところで、回答は出てきません。

この回答への補足

このタイプのファンは結局のところ「鉄道ファン」<「新幹線ファン」なんですよね。
とはいえ鉄道のことが好きなら、たとえ「廃止してもいいんじゃない」という考えが思い浮かんでも、他のファンを考慮しておろかな発言にはつなげないものなんですがね…。

補足日時:2007/12/11 23:44
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昔はSLファン(旅情系)とディーゼルファン(速達系)とが二分するという事もあったそうです。



価値観は人それぞれですし、
鉄道ぐらい「温故知新」が似合うと思います。
そして「現在進行形」(向谷実さんが小田急のイベントでおっしゃった言葉)だと思います。

もっと分かりやすく言えば、
お爺ちゃん達は「今の民間放送の(TV)バラエティ番組はつまらない」といって、
若い世代の人たちは「公共放送の大晦日の番組はつまらない」
といっているのと同じです。
それがただ単に、鉄道に置き換えてみれば
賛成派は「寝台列車を空気輸送してどうすんの?」といっているように捕らえます。
反対派は「残して欲しい」といっているものでしょうね。

鉄道だけでなく、地方のバス路線だってそうです。

この回答への補足

最初の4行はいいとせよ、後段についてはどうも分かりません。
テレビのたとえは分かりやすいですが、「テレビ好き」の人であれば「つまらないから、○○すればいい」といった発展的な意見をするはず。
価値観の違いは分からなくはないにせよ、だからといって「自虐的」な発言に繋がる理由が釈然としないです。

補足日時:2007/12/11 08:21
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鉄道ファンにもいろいろいます。


私の知り合いなんか鉄道ファンですが、新幹線は嫌いらしく
東京から大阪に行くのにわざわざ午前1:06着の「はやぶさ」を使ったりしてます。
「意地でも新幹線には乗らない」といってます。

当然、逆のパターンもあるかと思います。
価値観はそれぞれ違いますので、押しつけはよくないと思います。

この回答への補足

この回答ではやはり釈然としないですね。
価値観の押し付けはよくないにせよ、だからといって「廃止を賛成すること」に対してメリットはないと思うのです。
逆のパターンの人間が寝台列車の廃止に関しては「無関心派」というのであれば他のファンに対して刺激をあおったりしないんですけどね。

補足日時:2007/12/11 08:16
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愚かではなく、より詳しく鉄道を知っているからです。

廃止は残念だけれど仕方がない。寝台や夜行列車が運行会社の足を引っ張っていることは明らかです。鉄道全体のために廃止止む無しを受け入れるだけであり、無定見に存続論を振りかざす方がよほど愚かです。

もし、夜行寝台列車だけで採算が取れるというなら、日本にもワゴン・リやプルマンのような寝台列車専業の運行会社を設立すればよいのです。だれもそんなことを言い出さないのはなぜでしょう。

軍事マニアが無節操に軍備拡張や核武装を言い立てますか(中にはいるけど)、置かれている状況、今後の見通しくらいはマニアだって真剣に取り組んでいれば詳しくなるし、わかります。
確かに無神経に廃止論を述べる者もいるでしょうが、冷静に状況を見れば寝台列車が不要なのは仕方がないことです。

この回答への補足

実状からこういう判断をするところまでは分かるのですが、仮に事実だとしても自虐的な発言をする神経が理解できないのです。

補足日時:2007/12/11 00:31
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そりゃ、昔ながらのファンもいますし


最新車両しか興味のないファンもいます。
考え方は人それぞれです.
「寝台列車・夜行列車を使ったのんびりした旅も良いもの。」
というのは一部の人の意見でしかありません.

速さや効率のみを追い求める人も居て良いのです。

「○○でなくてはならない」という縛りは鉄道趣味には似合わないと思います。
鉄道趣味は「キング・オブ・ホビー」とも称されます。
懐を深くしましょう。

この回答への補足

確かに鉄道ファンだからといってみな寝台特急が好きというわけではありませんですからね。
昼行特急ファンが「寝台特急がなくなるスジを活かして新型特急の登場を期待する」など寝台特急がなくなることにメリットがある鉄道ファンであれば廃止積極論もうなづけますが、特にメリットを受けないファンの場合、他のファンの対する配慮がないと考えられても仕方ないでしょう。

補足日時:2007/12/11 00:35
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