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大豆、麦、トウモロコシなどの遺伝子を組み替えた食品には害虫がつかないとの事ですが、そういう食品にアレルギーの有る人がその遺伝子組み換え食品を食べたらアレルギー反応は出るのですか。

A 回答 (1件)

こんにちは。


害虫がつかない遺伝子組み替え作物は、BT毒素という、昆虫の消化管を破壊する物質を合成する遺伝子を入れた物です。

原理的にはこのBT毒素は人間には無害で、今の所、このBT毒素に人間が反応してしまった例はないようです。

しかし、アレルギーの原因物質にならないという保障はなく、長期的にはこれによるアレルギー発症の可能性は否定できません。
大抵の物質はアレルギーの原因になりうるので、原因物質になる可能性はあるが、今の所そうした例は出ていない、というのが正しいでしょう。

それと、今行われている遺伝子組み替え技術では、遺伝子の特定の場所に新しい遺伝子を挿入する事が出来ないので、本来の何らかの働きをもっていた遺伝子の部分に、これが入り込み、おかしな物質を作ってしまう可能性が否定できません。
また、遺伝子組み替え作物は必ず、遺伝子が入ったかどうかを確認するマーカー遺伝子が一緒に組み込まれています。
このマーカー物質は主に抗生物質が使われますが、これによるアレルギーの可能性は否定できません。

以上のリスクは、現行の遺伝子組み替え作物では避けて通れない問題で、それらによるアレルギーは起こりえます。
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この回答へのお礼

わかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/02/16 15:27

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