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単相3線式回路に配線用遮断器を取り付ける場合、
100V回路には2極1素子形を取り付け、極性が決まっている。
この時過電流検出素子は接地側ではなく電圧側に入るように取り付ける。
200V回路には2極2素子形を取り付け、両極に過電流検出素子が入る。

これで正しいと思うのですが、
100回路に2極1素子形を取り付けるのは、過電流検出素子を省略できるからなのか、
取り付けてはならないからなのかどちらなのでしょうか?
単3の場合、中性線に両外線より大きい電流は流れることはないはずなので
過電流の検出は両外線で行えばよいから省略できるのか、
中性線にヒューズを取り付けてはならない、中性線が断線すると負荷容量によって過電圧がかかる可能性があるから、
同様に中性線に過電流検出素子は接続してはならないというような理由があるのでしょうか、
(中性線欠相保護付ELBは考えない)
それともそれ以外に理由があるのでしょうか?

同じように、三相にCTを取り付ける場合、
CTはR相とT相に取り付けて、S相の電流は二つの合成から知ることが出来る。
これもS相は省略してるだけなのか、取り付けてはいけないのかどちらなのでしょうか?

モーターのサーマルリレーの熱検出部分も2個しかないのは省略しているだけ?

CTもサーマルリレーの過負荷検出部もS相に取付けていないのは、
三相はS相を接地していることが多いと思うのですがこれと関係があるのでしょうか?

A 回答 (1件)

安全ブレーカで、2極1素子の製品がありますが、


接地極側の素子を「省略してよい場合」の規定が
内線規程にあります。
1355節に低圧開閉器を施設する規程があります。
使用電圧の低い分岐回路の場合だけ、接地側の素子を
省略できるようになっています。もちろん2素子を使うことも
出来ます。原則は2素子取付けであって、場合により
省略してもよいということです。
CTを3個つけないのは、2個で用が足りるものを、わざわざ3個つける
のは無駄ですから(部品もスペースも電線も図面も)2個で済まします。3個つけても構いませんが、かえって煩雑になります。
取り付けていけないことはありません。
サーマルの素子の数は上記のこととは別の理論です。
サーマルの素子が2個の場合は、電動機の「過電流」は検出できますが、欠相は検出できません。理論はメーカの技術資料を
見てください。3素子にすれば「欠相」も検出できるので、
過電流と欠相を検出する場合は3素子の2Eサーマル。
過電流のみの場合は安価な2素子サーマルと使い分けるようです。
S相の接地とは別の問題です。
3素子のサーマルも2種類あって、2E(2種類保護という意味で
2個のエレメント=ヒータではない)サーマルと、単に3素子のサーマルと呼び分けることがあります。
これも詳しいことはメーカーの資料を見てください。
アメリカに輸出する場合はすべて3素子でないといけません。
水中ポンプの保護には最低3素子のサーマルか、
電子式の保護継電器を使います。
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この回答へのお礼

具体的な例を挙げてくださるなど、非常にわかりやすい説明でした。
ありがとうございました。

また機会がありましたら是非アドバイスお願いいたします。

お礼日時:2008/03/23 02:34

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