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最近の米兵の不祥事を見て思ったことがあります。

第二次世界大戦後日本は敗北し、GHQにより今の日本の根源が作られました。当然その根源の中に、「戦力不保持」と言うキーワードがあります。これは大変素晴らしいことだと思います。

しかし戦力不保持というのは逆を付けば戦力は他に任せなければならない、では誰に任せるかと言ったときに、それまでことを進めてきたアメリカが名乗りあげてきたわけです。

今は表面上日米関係は仲よしさんですが、仮に米側がその表情の裏側に日本を陥れようという策略があるならば、日本は圧倒的に不利ですよね。さらに状況が悪化して日本が完全にアメリカ側の傘下にはいるようなことがあれば、東アジア周辺地域にも手を出し、最終的には世界がアメリカという国、いや、星一色に染まってしまうわけです。



今あげたのはあくまでも私の妄想です。
ですが最近の米兵の暴走を見ると、なんだか嫌な感じがします。
皆様はどう思いますか?
(質問はタイトルです。長い文ですみません。)

A 回答 (6件)

 第二次世界大戦終了直後の世界の状況をイメージしてください。

第一次世界大戦後の強国が、第二次世界大戦後どのようになったか、状況を知らないと政策の持つ意味が分からなくなります。

 ヨーロッパでは、戦勝国イギリスの場合でも、艦隊はほぼ壊滅状態で、首都ロンドンもドイツの攻撃でぼろぼろです。フランスはドイツの占領下からやっと独立回復をしたばかり。ドイツは勿論壊滅状態。ソ連は、ドイツ以上の戦争死者を出し、戦場となった生産性の高いヨーロッパ部分の国土の半分は戦場でした。(ソ連がドイツに対する戦いを継続できたのは、アメリカからの膨大な物資援助があったことも、一つの要因です。)
 アジアでも、日本は壊滅。中国の人口密集地は戦場となり、日本以上の死者を出しました。

 ところが、アメリカは戦死者は出たものの、国土の被害は日本の風船爆弾や潜水艦の奇襲攻撃程度で、無傷と言ってよい状況です。
 また、核爆弾と言う超強力な新型爆弾を持ち、アメリカに対抗出来る軍事戦力は、世界中どこにも存在しない状況でした。

 その状況下で、日本を占領していたアメリカは、日本が第一次世界大戦後のドイツのように(第一次世界大戦後、ベルサイユ条約でドイツ軍は総兵力10万人以下に制限されていたにもかかわらず、第二次世界大戦では、フランスを圧倒し、イギリス・ソ連・アメリカの3カ国相手に総力戦を行なう事が可能でした。)軍事大国として復活することを一番恐れたのです。
 当時、アメリカの頭には、ソ連・中国が核兵器を持ち軍事大国化するというのは、完全に想定外だったのです。

 歴史の流れとしては、

 日本の敗戦
   ↓
 アメリカの日本占領
   ↓
 戦力不保持を決めた憲法の制定
   ↓
 日本の再独立(非武装状態)

 ところが、ソ連が戦争の痛手から急速に復活し、核兵器を装備し、アメリカ一強の地位を追い落とすことを目指しはじめました。

 第二次世界大戦後、アジア地域のヨーロッパ植民地・半植民地が民族国家として独立を始めましたが、欧米の資本主義によって搾取された反動で、中国を始めとして多くの地域でソ連よりの社会主義政治の傾向を持った人が増え、資本主義大国アメリカ(他の地域を植民地にしなくても、資本主義・自由貿易の下で他の地域を市場として確保すれば、繁栄できる。)の市場とならない国家建設を目指し始めたのです。

 アジア・中南米・アフリカのアメリカ締め出しの国家建設を認めれば、アメリカの没落は明らかです。そのため社会主義の二大拠点となっていた、ソ連・中国に隣接する分断国家、ドイツ・朝鮮・ベトナムで、社会主義と徹底的に戦うことを、アメリカは選択しました。

 日本国憲法(1946年公布、47年施行)
 ベルリン封鎖(1948年)
 ソ連、原爆実験成功(1949年8月)
 中華人民共和国成立(1949年10月)
 朝鮮戦争勃発(1950年6月:8月には北朝鮮軍が南端まで侵攻、9月アメリカの反攻開始)
 アメリカ(GHQ)の命令で警察予備隊設置(1950年8月、後の自衛隊。
 日本再独立(1951年9月:サンフランシスコ講和会議、アメリカの日本占領が終了。講和条約調印に続いて、日米安全保障条約に調印。) 
 
 朝鮮戦争勃発当時、アメリカ高官が「日本に、軍備の放棄を規定した憲法を持たせたのは間違いだった。」との発言があったと記憶しています。

 歴史的経緯を見て分かるように、日本の戦力不保持も自衛隊の創設・再軍備化も、その時々のアメリカ世界戦略に従ったものです。アメリカの基本方針が変わったため、日本の法と現実に矛盾が生まれたわけです。    
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 「戦力を保有せず」という文言どおりの国内体制を、現在でも続けているのでしたら素晴らしいことですが、現実的には現在の日本は自衛隊という世界でも有数の、陸海空の戦力的にバランスが取れた「軍隊」を保有しています。


 現在日本を取り巻く国際情勢は、とても軍隊という国の安全保障を担保する組織なしでは安穏としていられない状況であり、正直そのような妄言を錦の御旗に仕立てて声高に平和をお題目のように唱えるだけでは、この生き馬の目をくりぬくような国際社会ではとても国家としての形を維持していくことは不可能です。したがって現在もそして将来においても、日本は戦力を保有し、さらにその力を蓄えていくしかありません。

 アメリカ側に日本を落としいれようとする策略があると言われますが、アメリカが日本をどんな陥穽に陥れようとしているのかは、残念ながら勉強不足でよく分かりません。ただ言えることは、日本とアメリカの軍事上の共同体制は現実的には着々と構築されており、作戦立案から情報の相互提供、さらには末端の戦闘部隊といったところまで、ほとんど完成されつつあるということです。これは日本がアメリカに呑み込まれつつあるということではありません。
 極東の平和や軍事的バランスを維持していくためには、日本一国だけでは不可能であり、尚且つ極東の平和はアメリカにとっても大きな利益となるといった面から、日米が手を握るという、他に選択枝のない必然から出てきたものです。現在アメリカは世界の120カ国に軍や軍事関係者を派遣駐留しています。それを考えればとっくに世界はアメリカに支配されているといえるのですが、現実はそうはなってはいません。でもこれがロシアや中国でしたらどうなっているか、その結果は想像するだけでも無駄でしょう。
 
 現在のブッシュアメリカは異常です。後世の歴史にブッシュ一党の悪事を裁いてくれと期待するしかないほど、どうしようもない国になっています。しかし悲しいことにアメリカの代替になる国が、今の世界にはないのです。そういう意味では、現在アメリカが世界の警察官を標榜することは、仕方のないことだと言うしかありません。

 ついでながら、沖縄の米兵が起こした事件の数々についてですが、個人的にはもういい加減に一部の思惑や、恣意的な思想で動く団体や組織の過剰反応に振り回されるのはやめて欲しいと思います。米兵が少女を暴行したとか、飲酒運転や住居不法進入したとかで騒ぎますが、確かに犯罪は起こしてはならないことであり、かつ米軍も現在の日本に駐留している立場というものにもう少し大人の態度で臨んで欲しいと思うことは確かです。
 でも沖縄の事件に目くじらを立てて米兵や米軍、ひいては日米の政府を非難する人たちに聞きたいことがあります。日本人である自衛官も警察官、それに消防士などなどの日本の治安や安全に携わる人たち、それに地方公務員や政治家、官僚の起こす事件は見逃すのですか?と。たしかに一連の事件では上司の何人か並んで、カメラの前で頭を下げます。それだけです。それでおしまいです。犯罪を起こした警察官や自衛官が所属している警察署や自衛隊基地に対して立ち退けとか、全国の警察官や自衛官に外出禁止令を出したりはしませんよね。
 日本もアメリカも、いやどんな国でもそうですが、どんな組織にもはずれ者はいるもので、ほとんどの大多数は一生懸命に職務に責任を持って日夜の職務に励んでいます。それを木を見て森を見るかのような、偏見にあふれた見方をしたりすることは、決してあってはならないことだと思います。
 
 とはいえ、殺人、強盗、窃盗、収賄、詐欺、横領、覗きなどなど、一般の刑事事件は何でも起こっているのが現状です。でもそんな事件を起こした公務員が所属している「組織」に、大きな声を上げて非難することはまれです。
 
 でもアメリカ軍やアメリカ兵には異常なほどの反応を示します。まるでこの世の犯罪のすべてはアメリカが関与しているかのようです。沖縄ではアメリカ兵以外の沖縄県民は、誰一人として犯罪を犯さないのでしょうか。もちろんアメリカを擁護しているというわけではないのですが、いったいアメリカをあれだけ叩いてだれが一番利益を蒙るのかということです。
 アメリカ兵の外出禁止令によって、地元の人たちは経済的には大きな打撃を受けています。だからといって、私のような極端な考えを展開しようものなら、いわゆる「良識ある人々」たちから総攻撃を受けることは確実です。

 あなたは米兵が暴走していると言いますが、こんな氷山の一角にもならない事件に欣喜雀躍しているマスコミや、何度も言いますが、一部の偏向的な思惑で動く人たちのほうがなんか変じゃないですか?

 回答の趣旨とは違ったことを長々と書いてしまいました。お許しください。
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アメリカもまさかここまでとは思わなかったのではないでしょうか。


早晩、日本国民から再軍備への熱意が高まると思っていたと思います。
産業復興が成功してもしなくても。

成功してお金はあるのに自衛隊のままとは呆れられてその時から米兵の跋扈は同じですが本国アメリカでは別の意味で使い捨ては使い捨てなりの方向転換をしたと思います。
日本人、戦中年代の強い日本人の枯渇が致命的です。次代はいません。
米兵の挑発かもしれませんが日本人はそれを跳ね除けず受け入れますから。

沖縄稲峰知事が強硬姿勢で臨もうとしたら岩国みたいにお金ほしさに選挙で落としたでしょう。
その時の無情にがっかりした世代は多いと思います。
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日本を戦力不保持にしたのは米が日本を占領するためかどうか。



うーん、敗戦直後は、あちこち焼け野原で、食糧不足で冬になったら餓死者続出なのでは・・・と心配されるほどでしたから、あえて何かをしなくても占領できたでしょうけれどね。
米軍側はしぶとくゲリラ活動があるのではと警戒しながら日本に来たが、日本人はそういうことはしなかったらしい。

GHQは情報統制というのをやってたそうで、これを批判している人たちもいます。
(いるというだけで詳細は私は存じません)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E5%90%88% …

※GHQはほとんど米軍でしたが、一応連合国の組織なので、厳密には米軍だけではなくて、他の国の軍も駐留していました。

いわゆる平和憲法については、終戦直後の日本人の中には喜んだ人も少なくなかったようですよ。戦争に懲りていたので。
憲法の草案作りには日本側の政治家も関わったという説もあります。
米国人も書いていましたので、どちらが書いたのか、共同で考えたのか、諸説あるらしい。

そのわりにはまた自前で警察予備隊とか保安庁など(自衛隊の前身)を作れと言ったのは、米国なんですけどね(^^;
朝鮮戦争で忙しいから、日本人が日本を警備して、と。
海上自衛隊の設立には旧日本海軍の人たちが関わったそうですよ。

米軍再編は世界規模のものです。
韓国から削減(まだ全面撤退ではなさそう)しただけでなく、ドイツあたりからも減らしたらしい。
在日米軍もグアムへの移転計画があります。
冷戦崩壊と米国同時多発テロなどで情勢が昔と変わってきたので、再編するぞとブッシュ(息子)政権が言ったんだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E8%BB%8D% …


確かに米国は強大ですが、欧州連合もあるし、アラブ・イスラム諸国もあるし(親米国も多いが)、テロリストの皆さんもいるし。
ロシアや中国もあるし、一応北朝鮮も気にしているんだろうし。
まあ、結局は米国が強いのかもしれませんが、といって、あちこちの国を全く無視することもできないんじゃないでしょうか。
自国の損得が第一ですけどね(まあこれはどこの国もそうなんだけど)

全般的に日本を見下しているのかどうかは知りませんが、
日本にいる指揮官や大使など上層部としては、不良兵士に問題を起こされたくないでしょう。
別に米軍を擁護したいわけではありませんが、なるべく揉め事を起こしたくはないだろうから。
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『軍事板常見問題』から


http://mltr.ganriki.net/index02.html
「第二次大戦アジア・太平洋方面FAQ」より
http://mltr.ganriki.net/faq08c.html
【質問】マッカーサーは非武装なんていう妄想憲法を押し付けて、どうやって日本防衛をするつもりだったのですか?
 永続的に日本を占領するわけじゃあるまいし。
http://mltr.ganriki.net/faq08h19.html#01244
【回答】 非武装・戦争放棄の提案に関しては、憲法制定以前のマッカーサー・幣原会談が発端と言われており、そのイニシアティブをとったのがいずれであったのかは、現状でも判明していません。
(幣原というのが最近の説のようです)
 また、憲法改正当時は米英中ソ4大国協調+国際連合による国際安全保障というのが、現実味のある提案として語られていました(特に米国において)。
 アジアにおいては米中(中華民国)が共同で地域の安全保障を担うはずでした。
 そのような国際情勢においてなら、日本の戦争・軍備放棄も可能と考えられていたわけです。
 この辺が急変して再軍備が促されることになるのも、アメリカがパートナーとして期待していた中国が共産化し、更に冷戦が構造化してかつての構想の一切が不可能となった状況変化によるものでした。
(以下引用略)

戦後の国際状況が憲法制定当時の予想を覆してしまった。そしてなによりも、日本国民自身が憲法改正を望まなかった(目をそらしていたかもしれませんが)。
そして、保守層も実質戦力を有したのだから、改憲というハードルを越えるよりも、「9条」を政治・外交カードに利用した。

さらにいえば、戦力不保持は『日本国憲法』の専売特許ではなく、各国憲法にも同様なものがある。それは第1次大戦後にできた「パリ不戦条約」の影響によるものであって、世界的に見ても『日本国憲法』に「戦争放棄」がうたわれるのも、決して画期的なモノではなくて当然の流れだった(合衆国憲法にも「戦争放棄」ととれるものは存在します。ただし国際的に見ても不戦条約でいうところの「戦争」とは、侵略行為を指すモノと考えられ、自衛権までは放棄していないとみています。ですから日本国憲法前文をよく読めば、侵略戦争を放棄したと読めます)。

日米同盟をもしアメリカが破棄すれば、太平洋におけるアメリカの影響力はなくなり、アメリカという国家そのものが成り立たなくなってしまう。なぜなら貿易によって成り立つ国においてはシーレーンの防衛は不可欠であり、日本から基地が撤退すれば、太平洋が中国・ロシアの影響下に置かれるからです(日本がユーラシアから太平洋に向ける上でどれほど重要拠点であるか)。
アメリカの利害と日本の利害は見事に一致するため(防衛費が抑えられて、最強の味方を手に入れることができる)に同盟が成り立つのです。

参考にあげたHPの回答集のうち、日本・東アジアの安全保障、日米同盟の戦略的意味もあるので、参考にされてはどうですか。
「自衛隊」FAQ
http://mltr.ganriki.net/faq05a02.html
「日米安保&集団安全保障関連」FAQ
http://mltr.ganriki.net/faq05a02c.html
「東亜」FAQ
http://mltr.ganriki.net/faq05.html
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この回答へのお礼

日本にとってもアメリカにとっても、安保条約というのは必要不可欠と言えばそうかもしれません。
それに憲法改定当時、“今の”世界情勢を予測するのは難しいものがあったに違いありません。
これは仕方ないと言えば仕方ないですね。

お礼日時:2008/02/27 23:15

米国は「安保条約は破棄したい。

日本の自衛は自衛隊に任せたい。出来るならば日本国内から基地を引き揚げたい」と思っています。

ぶっちゃけ、極東の防衛は、空母数隻と核搭載原潜が数隻あれば足りる筈なのです。日本に基地が無くても何とかなる筈なのです。

日本から協力金が支払われているとは言え、それで日本に駐留している米軍の全てを賄うのは無理で、米国民が払った税金が、日本に駐留する米軍の為に使われています。

米政府から見れば「日本駐留の極東方面軍は、金がかかるお荷物で、時々、少女暴行とかの問題を起こす厄介者」ですが、安保条約がある限り、日本から撤退は出来ません。

なお「条約等の縛り」が無い韓国駐留米軍は「お金が掛かり過ぎる。経費削減」と言って、韓国から撤退してしまいました。
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この回答へのお礼

米国とにとってみても、この安保条約というのは複雑なものなのでしょう。
しかしよく考えてみると在日米軍兵士も可哀想と言えば可哀想ですよね。一部の人間が騒動を起こし日本国内からは叩かれ、米国本国からはお荷物とされ。
この世の中が争いなんてない平和なものになって欲しいです。

お礼日時:2008/02/27 23:07

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