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大気中の硝酸とNOxの関係を教えてください。NOxから硝酸への反応機構や、どれくらいの割合で大気中に存在するか。 参考文献やHPなども教えていただきたいです。

A 回答 (3件)

○生成機構について


1)燃焼プロセスで窒素分子の高温酸化や燃料中に存在する窒素の酸化から一酸化窒素が生じる。
(化石燃料は高温で燃焼するので、空気中の窒素が酸化するのに対して、バイオマス(木など)燃料では、それほど高温にならないので、燃料中の窒素分が主な発生源となる。)
 N2+O2→2NO
2)空気中のオゾンと反応して二酸化窒素が生じる。
 NO+O3→NO2+O2
(#2の方の回答では酸素と反応して二酸化窒素が生成するとなっていますが、それは一酸化窒素が高濃度の場合のみです。)
3)昼間は、二酸化窒素とOHラジカルとの反応により、硝酸が生成される。
 O3→O2+O(この反応に光が必要)
 H20+O→2OH
 NO2+OH→HNO3
 夜間は、五酸化二窒素と水との反応により、硝酸が生成される。
 NO2+O3→NO3(光分解する)+O2
 NO2+NO3→N2O5
 N2O5+H2O→2HNO3
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大気中の窒素から硝酸が生じる過程は、次の通りです。



(1) N^2 + O^2 ⇔ 2NO
(2) 2NO + O^2 → 2NO^2
(3) 2NO^2 + H^2O → HNO^3 + HNO^2

(1)大気中の窒素は、車のエンジンやボイラーなど、高温になる場所で酸素と反応して一酸化窒素を生じる。
(2)一酸化窒素は、大気中の酸素と反応して二酸化窒素を生じる。
(3)大気中に拡散した二酸化窒素は、降水する雨粒に溶けて硝酸を生じる。


窒素酸化物等のデータについては、各種、データベースを利用することができます。

国立環境研究所
http://www.nies.go.jp/index-j.html
データベース
http://www.nies.go.jp/db/index.html

環境省
http://www.env.go.jp/index.html

参考URL:http://www.nies.go.jp/igreen/index.html
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