プロが教えるわが家の防犯対策術!

ボーンチャイナやニューボーン(ニューボン?)を使いたいと思っています。
石膏型からの型離れに時間がかかったり(約1日くらいかかる。)
細かい細工のものだと綺麗に型から抜きにくいのですが
コツやおすすめの離型剤や解コウ剤を教えて下さい。

海外有名ブランドの細工の細かい食器が存在するということは
量産の面から見てもきっと良い方法があると思うのですが・・・

他に参考になる文献がありましたら合わせて紹介いただけたらと思います。

宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

{解コウ剤」より、でいしょうほうですね。



石膏型の作り方に細工がしてあります。
たしか、コロイド状珪酸をいれて、極端に柔らかめの石膏を作って、攪拌することである程度固めます。固まりかけたところを流し込んで成型します。
成型後、表面を0.1-0.5mm削って形を作ります。表面を削らないと水の吸い込みが悪いのです。ところが、削り方が悪いと引っかかって型はずれしません。石膏型の剥離材として浸透性のあるカリ石鹸は使わないこと。シリコン系剥離材か鉱油系剥離材を使ってください(つまり、型の製造が極端に難しくなり、それなりの技能が必要)。
以上の文献は、しらきよういちの若い頃の本です。たしか、絶版になっているはず。

上記製法で作成したたこう質の型を十分水洗いして、微細な石膏分を除いてください。乾燥後、凝固材(はいどによって代わるので色々やってみてください。硫酸かリン酸あたりのアルカリ土類かAlあたりかの塩)の水溶液を塗布する場合と噴霧する場合があります。
ここに流し込むと、短時間で凝固が始まります。しかし、条件によっては、凝固した粘土が自然落下するときがあり、塗布量の加減が難しいです。
短にでいしょうを手で長し出すのではなく、遠心分離などをかけて、内部の凝固していない分を輩出するようにしてください。このわずかな残存が乾燥収縮に大きな影響を与えますから。この排出分を混ぜて再利用とすると、調整がかなり難しくなります。

カルシウム主成分の場合の分散材は、たしか、タンニン酸-蓚酸Naだったはず。タンニン酸で表面を覆ってコロイド状にして、Caの溶出を押さえて、溶出しているCaは蓚酸で固定します。腐敗でタンニン酸が分解すると腐食酸ができてCa濃度が上がりますので、使いきりと熟成に注意してください。タンニン酸は蛋白と結合しますので素手で取り扱わないこと。蓚酸の毒性は劇毒物法参照。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
かなり詳しく教えて頂きありがとうございました。
ぜひ試してみたいと思います。

お礼日時:2008/05/13 16:33

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