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塩化ニッケルを用いたニッケルの吸着実験を行うに当たり、アルミナへのニッケルの吸着機構について調べていますが、詳しく載っている文献が見つかりません;;

そこで、何かヒントになることが載っているかもと思い、アルミナ担時ニッケル触媒について調べてみたところ、アルミナにニッケルを担持させた触媒を生成する際、硝酸ニッケルをアンモニア性水溶液に溶解させ、そこにアルミナを浸した後、乾燥、空気焼成を行うと文献に書いてありました。

これは、硝酸ニッケルを含む水溶液を弱塩基性にし、アルミナ表面の水酸基を負に帯電させて、この水酸基にニッケルが引き付けられる→吸着 という解釈でよいのでしょうか?

ご教授の程よろしくお願い致します(>_<)

A 回答 (1件)

>アルミナ表面の水酸基を負に帯電させて…


シリカと違いアルミナの表面の水酸基は少ないと思います。
硝酸ニッケルアンモニア性水溶液ではニッケルアンモン錯体が出来ており、非常に分散が良くなります。
これが表面積の比較的大きなアルミナ上に分散され、水が蒸発、乾固、硝酸部分もアンモニアも熱分解で失われ、ニッケル酸化物が出来ると思われます。
触媒にはしばしばこれを水素気流中で還元、ニッケル金属触媒として活性化することが行われます。
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