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環境問題が取り上げられて久しいですね。昔は確かに「割り箸は木材を浪費する!」といって割り箸を使わない運動(?)というかブームがあった気がします。
しかし、少し前に、割り箸は、実は森林の間伐材を使用しており、森林を守るためには、割り箸を使ったほうが、資源の有効利用であり森林保護にも繋がるという主張を読んだこともあります。

ですが(逆説が続いてすみません)、本日(6月1日)緑のGooのTOPページを見ると「ゴミ減量化のために、割り箸を止めて、塗り箸に」というトピックが表示されていました。確かに塗り箸にすれば、ゴミは減るでしょう。

上記二つの主張を読んで、「どっちが正しいのだ!?」と混乱気味です。
結局、どちらが環境に「優しい」のでしょうか?
どなたか解説していただけると幸いです。

A 回答 (3件)

No1の回答者さんの言うように


「資源を大切に」と「環境破壊を防ごう」という2つの要素は今の技術では両立できないんです。

たとえばペットボトルをリサイクルするのには
電気を使ったり高温で溶かしたりするので、
当然化石燃料が必要になります。

ペットボトル1本をリサイクルするのに使う石油燃料で、
だいたいペットボトル3本ぶんが作れる計算になるらしいです。
ペットボトル2本ぶんの石油を無駄に使って環境を守っているわけです。

あとは、スーパーの発泡スチロールのパックをリサイクルごみに出すときに
お湯で洗ってしまうと、やっぱりそのお湯を沸かす燃料でもう一つパックが作れます。
このように、環境を守るためには資源を無駄遣いしなければならない、
というのが今のリサイクル技術の現状なのです。

資源を無駄遣いして環境を守るか、資源を大切にして環境を捨てるか、現状では二者択一です。
かといって、環境を捨てる方向には行けません。
環境をおろそかにする危険は一昔前の日本の公害問題や、今の中国を見ればわかります。

しかしまあ、別の道がないわけでもありません。
今はダイオキシンを出さずにプラスチック焼却ができるごみ処理施設など、
「うまく捨てる」技術も研究されています。
そういう技術が進めば無駄なリサイクルも減らせるのではないかと私は思っています。
…ああ、「無駄なリサイクル」ってものすごく象徴的な言葉かもしれない。


PS.あと他にはレジ袋削減なんていう「勘違いエコ」もありますね。
参考までに、マイカーに1日乗って使う石油燃料を
その家庭で使うレジ袋に換算すると実にレジ袋4年分になります。
ちょっと近くのスーパーまで車を走らせればそれだけで1年分のレジ袋が消費されます。
マイバックなんて使わずにマイカーを控えて自転車に乗るのが一番実用的で効果的なエコなのです。
日本では「ちりが積もれば山になる」という精神を好みますが、
「ちりを積もらせることにこそ意義がある!」とか、
目的と手段が入れ替わってしまうことがあるのが玉に瑕だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅れまして失礼しました。詳細なご解説ありがとうございます。NO.1さんの二律背反の意味が良く分かりました。勘違いエコについては、皮肉にも洞爺湖サミット後にぼちぼちネットでも議論されているような。エコブームで本当に環境を考えているのならいいですが、仰るとおり、目的と手段が入れ替わったり、エコ利権なるものが跋扈するようになったら、本当に情けないですよね。今後もぼちぼち考えていこうと思います。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/07/25 06:40

> 割り箸は、実は森林の間伐材を使用しており、森林を守るためには、割り箸を使ったほうが、資源の有効利用であり森林保護にも繋がる


残念ながらもう昔の主張です。
一昔前なら確かにそのとおりでしたが、現在の割り箸はコスト面でそのようなものは使われていません。
中国で「割り箸専用に育てられた森林」の木を使ってます。
よってこの主張はもう意味をなさないのです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみません。ご指摘の事実、調べて見たら本当なんですね。日本の間伐材の割り箸もあるけど、やはりご指摘の通りコスト面から流通量の1割にも満たないとか。近所のスーパーの割り箸は「環境保護のため間伐材の割り箸を使用しています」とか記載があるのですが、中国からの輸入割り箸だったら、ほとんど詐欺に近いですよね。中国産割り箸は確かに森林を伐採して製造されているようなので。なんか複雑な気分です。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/07/25 06:36

最終的に白黒はっきりとした答えは出ないと思います。

要はどの視点を重視するかによるかと思います。
資源の有効利用という視点では割り箸優位かと思います。しかし確かにおっしゃるように塗り箸にすればゴミは減らせます。
けれども、塗り箸にすれば洗浄のために水と洗剤を消費します。割り箸使うのと洗剤使うのと、どっちが環境に優しいのか悩みどころです。

環境対策問題というのは、そもそも二律背反するものを内包するという本質があると個人的に思っています。例えば、環境対策をすすめていくと、やはり「ムダ使いしない」というところになると思います。余計なものは買わない、使わない、ということです。しかしそうなると消費は落ち込みますから少なくとも景気はよくならないということになります。北京の大気汚染は今や有名ですが、中国がとんでもない大不況になればきっと北京の空は晴れ渡ると思います。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなり失礼いたしました。NO.3さんのご意見とあわせて、二律背反の意味が良く分かりました。難しいところですね。
お礼ポイントを差し上げたいのですが、システム上2人しかつけられないようなので、NO.3さんとあわせて、NO.3さんにポイントをつけさせていただきます。貴殿のご意見とセットで深く納得というところです。ありがとうございます。

お礼日時:2008/07/25 06:33

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