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沖縄戦を題材とした反戦ドラマで、
日本軍が敵の射殺を拒んだ自国兵に対し、
銃口を向けるシーンがありました。

本当に旧日本軍は、身内である日本兵に対し、
そのような扱いをしていたのでしょうか?

    ***

倒れた米国の兵士にとどめを刺すようにと、
上司に銃を渡され射殺を命じられた日本兵が、
「私にはそんなことは出来ません。」
と泣きわめきながら拒むシーンでした。

米兵の射殺を拒んだその日本兵の頭に、
上司の銃が突きつけられたところで、
そのシーンは終わりました。

直後に、その日本兵の死を告げる手紙が、
遺品と共に家族へ届けられるシーンが続き、
そこでドラマは幕を閉じました。

この演出から推測すると、
この日本兵は敵兵の射殺を拒んだために、
上司に射殺されたようにも受け取れます。

旧日本軍は世界的に見ても稀なほど、
倫理観が高く、規律正しかったと聞いています。

もしそれが本当ならば、上のシーンは、
歪んだ反日思想に基づいた演出ではないかと、
私は疑問に思いました。

実際にはどうなのか、私にはわかりません。
戦史に詳しい方からの情報をお待ちします。

A 回答 (9件)

戦史に詳しくはありませんが、反日思想というわけではないでしょう。



規律が正しいということは、厳しいということでもありましょう。
普通、口答えなんてできません。

(軍規とはちょっと話が違うかもしれませんが、ビンタとか、帰ってくるなという斬り込みの命令とか、読んだことありませんか?
水木しげるさんの戦争マンガを読むとビンタされまくりです)

また、規律が正しいとしても、
現場がひどい状況になると規律が乱れることがあったようです。
(暴れたとかでなくて、ジャングルに逃げちゃったとか>レイテ島)

それと、規律が正しいことと、軍の外から見てそれがどうかというのはまた別です。
たとえば。
南の島で「食糧を入手しろ」という命令にキチンと部下が従うのは規律正しいかもしれませんが、現地人の畑からトウモロコシを勝手にもいでくるのは、倫理的にはどうなんでしょ。
やった人を責めているわけではなく、視点の違いです。
兵隊さんにしてみれば、食べるものがとにかく無いんだから・・・・。
兵士が勝手に養魚場の魚を盗もうとして上官に叱られたという話もありますが。


>「私にはそんなことは出来ません。」
>と泣きわめきながら拒むシーンでした。

やらざるを得なくてそうした人のほうが多かっただろうと思います。

沖縄戦はまだ勉強しておりませんが、南洋戦線関係の何冊か本を読んでいると、部下思いの立派な上官殿からとんでもない上官殿まで、いろいろ登場します。
「日本軍としての傾向」「海軍としての傾向」「陸軍としての傾向」(あるいは体質)はあったのでしょうが、一つ一つのケースを見ていたら、一概には言えないんじゃないでしょうか。
(だから、ああだった、いやそんなことはない、と証言が食い違うんじゃないかと思ってますが・・・・これは個人的感想です)

大岡昇平の本や、『アーロン収容所』など読んでいると、戦争はドンパチばかりではない、というのがよく分かります。
生きている人間が戦うのだから、すっきり美的にはいかないのですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

何をもって「倫理観が高い」と言えるのかは、
視点によっても大きく変わってくるようですね。

一般国民の食料を軍隊が強引に奪うというのは、
決して珍しい出来事ではないのでしょうか。

お礼日時:2008/09/29 18:57

 【質問】


 戦時中の軍隊内でのいじめやしごきに対して,戦後や除隊後に部下からの復讐ということはあったのでしょうか?

http://mltr.ganriki.net/faq08k04.html
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 そうしたことは真実である、と考えざるを得ません。



 最近NHKが多数放送していた「証言記録 兵士たちの戦争」の中で、自軍の兵士に撃たれたりする事件が各所の戦地で起こっていたことが、生き残った(どこでもほとんど90%以上が戦死していたようです)兵士の方々の肉声で語られています。もうほとんど終わってしまったかもしれませんけれど、機械があれば是非御覧になることをお勧めします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ご紹介いただいた番組を、
機会があれば私も見てみたいと思います。

もしそれが真実だとすれば残念ですね。
戦争中にはそのような自国兵の射殺も、
かなりの頻度で行われていたのでしょうか。

お礼日時:2008/09/29 19:09

戦争というのは単純に定義するなら「殺し合い」です。


殺人という行為を美名化しているにすぎません。

日本軍が捕虜を銃剣でつく練習台にしたことは枚挙にいとまがないくらいの事実です。
日本軍にはジュネーブ協定の教育はありませんでしたから、捕虜になればどんな取扱いをうけるかは実体験していたわけです。
したがって日本兵にとっては捕虜になることは不名誉を通りこして殺されるという印象が強かったと想像します。

極限状態になった兵士にとって本能に従うのは無理からぬ行動です。
平時の私たちには想像できないような行動もあったとおもいます。
日本軍が世界にまれなほど倫理感が高かったと思いたいでしょうが事実は明らかに反対です。

最後に軍命令や上官の命令には絶対服従というのが軍隊の鉄則です。
これを叩き込むのが新兵いじめですから軍隊で黙認されていたのです。 これにより星ひとつ違っても絶対服従がすりこまれるのです。
                     
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

やはり自国民への残虐行為はあったのでしょうか。

>日本軍が世界にまれなほど倫理感が高かったと思いたいでしょうが事実は明らかに反対です。

これは、他国の軍隊にも増して、
自国兵や一般自国民に対する残虐な行為を、
旧日本軍は行ってきたという意味でしょうか?

それとも、自国民への残虐さに関しては、
日本も他国も同じであったという意味でしょうか?

お礼日時:2008/09/29 19:07

有名な件では長勇が友人の藤田勇にかたったという



>日本軍に包囲された南京城の一方から、揚子江沿いに女、子どもをまじえた市民の大群が怒濤のように逃げていく。そのなかに多数の中国兵がまぎれこんでいる。中国兵をそのまま逃がしたのでは、あとで戦力に影響する。そこで、前線で機関銃をすえている兵士に長中佐は、あれを撃て、と命令した。中国兵がまぎれているとはいえ、逃げているのは市民であるから、さすがに兵士はちゅうちょして撃たなかった。それで長中佐は激怒して、
「人を殺すのはこうするんじゃ」
と、軍刀でその兵士を袈裟がけに切り殺した。おどろいたほかの兵隊が、いっせいに機関銃を発射し、大殺戮となったという。長中佐が白慢気にこの話を藤田くんにしたので、藤田くんは驚いて、
「長、その話だけはだれにもするなよ」
と厳重に口どめしたという。
最後の殿様 徳川義親自伝 より
がつたえられています。

>旧日本軍は世界的に見ても稀なほど、
倫理観が高く、規律正しかったと聞いています。

命令に服さなかった兵隊を殺すというのは軍の統制上あるいはやむを得ないこともあるでしょうが、それだけですまなかったこともあるようですよ。

もう4年前に無くなった近所のご婦人は、
サイパン島で入植に成功した家庭で育った方でしたが、
サイパン島に米軍が攻撃をかけてきたときに非難していた壕に兵隊がやってきて、
銃剣を突きつけられ、これは軍で接収するから出て行け、
と艦載機の飛び回るなか追い出されてしまったそうです。
その兵隊たちのこもった壕の方に砲撃が加えられたときには
「バカやろう死んでしまえ」と心底思ったということでした。

じっさい近頃は実体験した人がどんどん亡くなっていますから
ことさら美化した物語を宣伝するケースもでてきています。
美化したお話に慣れた人にはちょっとショッキングかも知れませんが
何でも都合の悪いことは「反日」で片付けるのは
精神的に怠け癖をつけることにもなりかねませんので注意すべきでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

もし本当だとすれば残念な話ですが、
戦争中にはそのような自国民への残虐行為も、
少なからずあったということでしょうか。

お礼日時:2008/09/29 19:02

>日本兵は敵兵の射殺を拒んだために、上司に射殺された


これは日常的です。
歩兵隊が前に進軍して、歩兵隊が変なことをしない様に歩兵隊に向けて銃口を向けているのが歩兵隊の後ろに控えている銃撃隊。銃撃隊が変なことをしない様に後ろに隊長が銃を構えているというのが、日本軍の進軍形態です。

現地人の処刑でも同じように末端兵が直接殺害を担当しますが、末端兵が拒否した場合には、上官が末端兵を銃殺します。そして、現地人の殺害は別の末端兵が行います。行わなかったならば、上官が射殺します。

現在では多くの方が死亡しているので、(死亡した旧日本兵が)殺人をしたことは家族が隠しているでしょう。しかし、昭和40年代には、結構、処刑を担当した人が゜生きていて、話しに出ました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

もし本当だとすれば残念な話ですが、
戦争中にはそのような自国兵の射殺も、
決して少なくはなかったのでしょうか。

お礼日時:2008/09/29 19:00

旧日本のみならず、世界中の軍隊組織において「抗命(命令に逆らうこと)」は最大の犯罪です。

兵士個々人が勝手な思想に基づいて行動していたら、軍隊は崩壊します。
その意味で敵である米兵に対する射殺命令を拒んだことは立派な犯罪であり、万一運良くその場で上官から処刑されなくても、軍事裁判にかけられることは間違いありません。
本来上官は部下を思いやり、部下は上官の為に命を懸けて任務を遂行するのが軍隊のあるべき姿ですが、大東亜戦争も末期になると美徳も崩壊してしまいました。特に最前線の兵士はヒロポン(当時は合法)で無理矢理志気を高めていたので、普通の人では考えられない残忍な任務もこなせたと思われます。

でもかのマッカーサーも部下を見捨ててバターンから逃亡したのですから、どこの国でもあり得ることだと思います。
しいて言うなら「勝てば官軍」ですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

そのような行為はどうやら必ずしも、
日本に限ったことでもないようですね。

お礼日時:2008/09/29 18:54

心配ない。

外国でも軍隊は自国兵を殺害しているよ。
日本と外国とで違う点は、銃を突きつけるのは部下で、撃たれるのは上官なんだけどね。
色んな映画で、部下が上官を殺しているシーンがたくさんあるでしょ?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

上官が命令に従わない部下を射殺するのは、
旧日本軍にだけに見られた行動なのでしょうか。
命令に従わない部下を銃殺する旨の定めが、
公式な軍規に存在した訳ではないですよね?

お礼日時:2008/09/04 13:36

軍隊である以上、虐待などがない方がおかしいのです。


しかし、この場合は、反日思想は関係ないでしょう。

この件に関する詳細は知りませんが、軍隊というのは、上官に反逆、
反抗するものを銃殺に処することは珍しくないからです。そうしないと
戦闘行動に支障が生じるからです。上官反逆罪でわ?

所詮、軍隊というのは殺し合いをする集団です。旧日本軍は倫理観が
高い? つまらぬ幻想を抱くのはこの際止めましょう。
倫理観の高い殺戮集団? 矛盾してませんか??

もし、仮にそうだとしても、自国に対する徹底的な情報封鎖を以て、
勝てない戦争を継続し、庶民に異常な負担を生じさせ、核兵器まで
落とされる羽目になりました。歴史に「もし」はありませんが、もっと
早い時点で降伏していれば、こんな事はなかったのかもしれません。
いくら倫理観が高くても、勝てない戦争を継続する事を選択した判断、
見通しの悪さ、判断力の無さ、所謂”アタマの悪さ”はどうしようも
ないでしょう。

大戦の軍事行動を美化する旧世紀の教育から、目を覚ました方がいいの
ではないでしょうか。言葉がきつくなりますが、ご一考願います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

反逆する兵士を銃殺するのは、
日本だけではないようですね。

>所謂”アタマの悪さ”はどうしようもないでしょう。

明らかに勝算が無い状況での無理な戦争継続が、
核兵器の投下をもたらしたとすれば、
非戦略的な決断だったと言えるかもしれませんね。

お礼日時:2008/08/29 15:14

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