プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

政治将校はどんな仕事をするのでしょうか?部隊での役割などを各国の共産主義の軍隊別で教えていただければ幸いです。

A 回答 (3件)

NO.1です。


大戦中の政治将校は、初期は指揮官、参謀と同様な権限を持ち、指揮官が上からの命令を遵守しているか、また下す命令が妥当かどうか判断し、時にはその指揮に口を出すなどしたり、指揮官を監視する事をしていました。
これは、大戦初期の敗北により軍が大きな損害を被り多くの将校を失ったため、予備役や新たに任官させた将校を大量に採用しなくてはなりませんでしたが、その将校達に対する信頼度に不安があったため、政治将校に重い権限を与えていたという理由もあります。
これについては、後にある程度、将校達が信頼できるという事で政治将校の権限は縮小されました。
他の任務としては、兵士達の党・愛国的教育行い規律を維持し、その士気の高揚に努める事も重要でした。
また、兵士達の監視、造反に対する摘発と告発も任務でした。例えば、多くの脱走者を出した小隊の小隊長を軍法会議に告発したり、臆病者、反国家的行動と思われる行動をとった兵士を告発したり、時には軍律に違反した兵士を、その所属していた部隊の隊長に処刑(銃殺)させる事もありました。
ただし、政治将校の権限が縮小された後は、指揮官の「顧問」と兵士の「教育」に役割は限定されました。
こうした役割が限定された後について将校は政治将校に対し「政治将校は全く責任がなくなり新聞を読んで寝るだけなのだから将校の給料をもらうべきではない」というような事を言っている者もいたようです。

督戦隊についてはNKVD(内務人民委員部)の所属で、軍とはまた別組織だと思います。
政治将校は下位組織としては中隊司令部にまでしか配属されません。その上で監視任務も果たします。そのため、少数の造反者ならその場で指揮官を通じ、適正に処分を下す事もできますが、中隊、大隊の大半が問題を起こした場合はとても政治将校では対処できません。そういう場合の時、対処するのはNKVD(内務人民委員部)の督戦隊です。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

よく分かりましたありがとうございます。

お礼日時:2010/10/30 16:30

 あまり大雑把な質問ははやめてもらいたい。

今どき、共産主義なんてどこにあるんですか。そもそも質問の例として、どんな国のことをさしているのかよくわからない。

 しかたないので、政治将校(political officer)のルーツを。もともと政治将校のしくみは、革命直後のフランスで始まった。当時、プロの、いわゆる職業軍人は上級者のほとんどがギロチンにかけられ、軍隊は素人集団化していた。そのうえ、共産主義の活動活発な当時の欧州では、革命の芽は根絶やしにすべしということで、すぐさま周辺諸公による攻撃のネタにされた。
 そのため、急ごしらえの革命政府は、各地にばらけていた軍隊を国境に向けて出発させると同時に、政治家を軍隊に派遣し、軍隊側が作成する作戦計画書に政治家のサイン(これを、英語でunder writingという)がなければ認められないように規定する。これが政治将校の始まり。
 当然、軍隊側から見れば、いちいち軍事に素人の顔色をうかがうようになり、チャンスに戦力を集中するという行動がとれなくなる。これが、ナポレオンの台頭へとつながっていく。
 

この回答への補足

現在の軍隊の例を希望している訳ではなく、大祖国戦争中のソ連やアフガン侵攻時のソ連、ベトナム戦争時の北ベトナム、中国共産党の解放軍の政治委員でも国共内戦や朝鮮戦争と時と中越戦争や中・ソ国境紛争の時における役割は時代で変わってくると思います。現代の軍に限った質問ではありません。
また、各国でもソ連の政治将校と政治委員の仕事の違いや中国共産党と政治委員とは大きく異なると思いますがその差がわかりません。
また、共産主義に関しての質問ですので、フランス革命は共産主義の軍ではなく除かれると思います。確かに政治将校の誕生という意味ではありますが、ソ連での政治将校はこの時代とは大きく異なりますから。

補足日時:2010/10/29 20:47
    • good
    • 0

旧ソ連についてですが・・・時代によって少し変化しているので、とりあえずはウィキの「政治将校」をご覧下さい。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E6%B2%BB% …

ウィキでもあまり説明されていない冷戦時代のソ連の「政治将校」についてですが・・・

兵士に対する政治教育・思想教育(マルクス・レーニン主義を教育)を行います。愛国心や共産主義の敵に対する憎しみも植え付けます。
兵士達への政治的信頼度に関する監視も行います。
また、冷戦時代後期はソ連人民も外国人との接触が増えたので、政治将校は外国からもたらされる外国思想や習慣の影響を排除し、その権威失墜を図ります。
具体的には定期的に講演や協議、対話を行います。講義内容は党軍上層部が決めます。
愛国的な戦争映画を見せる事もあります。
また、政治・思想教育だけでなく兵士の士気の維持やスポーツや厚生などの民生的な部分の管理も行います。例えば兵士の実家で家族が亡くなった場合、帰省のための休暇の許可を出したりします。西側で言うところの従軍牧師的な役割も果たします。
政治将校は部隊指揮官の副指揮官でもあるので、その事務仕事や人事についての業務も行います。戦闘時は補給や被害を受けた所属部隊の再編など後方担当も行います。
なお、歩兵部隊付きの政治将校なら歩兵将校、砲兵部隊なら砲兵将校としての訓練も受けているので、将校が負傷した場合はその穴埋めもできます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧な返事ありがとうございます。
大祖国戦争の時に大体一日でする仕事としてはどの様な事があるのでしょうか?
私も質問する前にウィキなどで調べたのですが、ソ連などの事が詳しく乗ってなく漠然と督戦隊の様なイメージがあるだけですが、それは臨時編成の督戦隊の仕事なので政治将校が何をしているのかわかりませんでした。

お礼日時:2010/10/29 20:55

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!