日清戦争で日本が勝利した理由はいくつかあると思いますが、そのひとつとして、こんな話を聞いた事があります。
まず兵士といえども、当時の中国人は伝統的に冷めた食事は口にしない (衛生上の問題もあったんでしょうね)
だから軍事行動中でも食事時になれば全体を止めて火をおこし、全員で暖かい食事を作ってハオチー、ハオチーと食べていた (食事休憩状態)
一方、日本軍はオニギリを頬張りながらドンドン進んでいた
そのため日本軍に先を越され、劣勢に立たされた
あるいは戦場で中国軍が潜んでいるところを確認するのは極めて簡単、お昼時に望遠鏡で探せば煙が立っているところが必ずある、そこが中国軍がいる場所
こんな漫画のようなエピソードのようなものを聞いた事があるのですが、本当ですか?
昔のテレビ番組なんですが、香港の公園に行ってそこに遊びに来ている人たちに日本のオニギリ (当然、常温状態) を勧めてどんな反応をするかというのがありましたが、やはり冷めたものはダメダメと遠慮していました。
今の中国の人たちはサラダも食べるし冷たいものを口にしたりしますが、何せ昔の事なので、何だか嘘と言い切れないような気がしています。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
このエピソードは聞いたことがあります。
私が聞いた時は蒋介石軍が重慶から奥地に逃げる時、配下の兵士が食事の都度火を起こして中華鍋でジュージュー料理するので、握り飯頬張りながら進軍する日本軍に追い付かれないかとヒヤヒヤしてたというものです。
中国は随分最近まで冷蔵庫がなかったので、今でも冷たい食品に抵抗を感じる中国人は多いですよ。有名なウーロン茶も冷やして飲み始めたのは日本人です。今ではそれが逆輸入されて、上海の若者などではアイスウーロン茶は市民権を得つつあるようです。
ちなみに外国で刺身やサラダやかき氷は気を付けた方がいいですよ。
現地の生水に免疫のない旅行者は、お腹痛くします。
有難うございました。中国では今でも衛生環境が良くなさそうですね。100年以上も前の日清戦争どころか日中戦争当時までこんな事をしていたんですね。でも戦場でコックが中華鍋でジュージュー、カンカンとやっている光景を想像するだけでプッと吹き出しそうになります。
No.12
- 回答日時:
面白いサイト、有難うございました。
同じ米なのに、国が違えば考え方がまるで変わってくるんですね。でも寿司は冷えていても平気なんですね。彼らの気持ちの中でどうやって整合性をとっているのか興味がありますね。
No.11
- 回答日時:
そういった事実があった事と、それが原因である事は別の話です。
私の父も、「中国人は顔を洗うのにお湯を使う、日本人は水で洗ってしっかり目覚める、だから中国は日本に負けた。」といっていました。
他の方も指摘されていますが、軍の食事に火を通すのは普通の話で、最近のイラクの戦いでも各軍は火を使っていますし、日本でも大和時代から軍は炊飯を行っています(それに関する逸話は多い)。
また、米軍に捕虜になった日本兵が、彼らの日常の食生活にショックを受け、「勝てる筈のない相手と戦った」事を始めて認識したと言う話もあります。
握り飯だけで過ごしたと言うことはそれだけ余裕が無かったと言うことで、日清戦争は負ける筈がないと思っていた相手に、力(物量)では劣る日本が必死になって勝ったという証左と考えるべきでしょう。
有難うございました。やはり米を主食とする民族は近代戦に弱いという事になりそうですね。
それと軍での炊飯に関する逸話が多くあるんですね。面白そうですね。一度調べてみます。
No.10
- 回答日時:
今はどうか分かりませんが、中国で現地の食材をあまり火を通さずに食べると、必ず強烈な下痢を起こします。
多分先進国以外は、世界共通だと思います。私の場合、73キロあった体重が3回の下痢で61キロまで落ち、ふらふらになりました。軍隊に所属していれば、もちろん行軍には付いていけず、敵地に一人取り残されたのでは、命にかかわったでしょう。
東南アジアのある国では、日本の法定伝染病である「腸チフス」「赤痢」などははしかなどの普通の病気感覚でした。多少警戒されていたのは「コレラ」で、「ペスト」は別格の扱い(発病者の出た街の一郭を隔離、消毒していました。)でした。
大陸では、土地の高低差が小さく地下水の移動も遅いため、井戸水は糞尿の混入が必ずといっていいくらいあり、沸騰させない水では消化器系伝染病に間違いなくなります。
日本の海外への軍隊派遣でも、戦闘による死傷より病気による兵力損失の方が多かったぐらいで、師団規模では検疫部隊があるのが普通です。
尚、米飯はすっぱい臭いがしだしてから食べても、当たらないそうです。(私は試したことがないので、断言できませんが。)
有難うございました。発展途上国での水の汚染や伝染病の蔓延、想像よりすごいんですねえ。そういえば日清戦争よりずっと後の太平洋戦争における戦死者ですが、実際の戦闘行為による戦死より飢餓や伝染病による戦死の方が多かったと聞いた覚えがあります。
No.9
- 回答日時:
基本的に第二次大戦まで、暖かい食事を用意するのは軍隊では当然のことです。
欧米各国はパン焼き機を前線近くまで運び、そこから焼きたてのパンを部隊に供給します。イギリス兵なら紅茶を沸かすのも当然で、そのための燃料やお茶っぱも供給します。日本のように前線で勝手に米を炊けるのほうが例外的です。まあ軍隊にとっては身軽で有利ですよね。勿論どうしてもそんな余裕が無いときは、各国レーション(カロリーメイトのようなもの)を使用します。中国の場合は、士気の低さからそんなものを食わしてたら逃亡の恐れがある、そもそもレーションさえろくに用意していない(日清戦争のころは西太后が大々的に軍事費を横領していました)といった特殊事情が加わる程度です。有難うございました。戦場で火を使って料理をするというのは当時として当たり前の事だったんですねえ。でも当時の清国は腐敗していて兵士に対する捕球も満足にされていなかったかも知れませんね。それが敗因のひとつかも知れません。
No.8
- 回答日時:
日清戦争当時の兵器を最初に考える必要があります。
歩兵は歩兵で、車も戦車もありません。騎兵が少しいますが、斥候程度です。
砲は移動できるのはせいぜい8cm以下のカノン砲は山砲で、射程距離もほとんどないのです。
ですから、第一次大戦の後のように、電撃作戦や機工師団による急襲などはできません。唯一コサック騎兵団がありましたが、これはロシアです。
ですから、のんびり炊事してるのは当たりまえで、日本軍だってやってたと思いますよ。もっとも、当時の日本兵は、水のみ百姓の子供ばかりですから、飢えには強く、1日食べなくても行軍に影響するようなことはなかったので、その差が出たんだと思いますよ。
どんどん進んだと言っても、ピョンヤンから旅順までですから、距離的にはしれてますけどね。
No.7
- 回答日時:
戦争というものの勝因は、一つだけで決定できるほど単純ではありません。
日本軍が、あなたの書いたようなことを、一つの戦術にしたことはあるかもしれません。でも、何度か経験すれば、敵も対抗策を出してくるのが当たり前です。
それはともかく、勝因の一つの要素にはなったかもしれませんが、あくまで一つの要素にすぎないでしょう。
なお、戦場における衛生というのは、長期の戦いにおいては非常に重要なもので、メソポタミアで初めて造られたビールは、遠征の時に異国の水でも腹をこわさないようにするために役立ったとされていますし、徳川家康は石けんを多量に貯蔵していたということです。
また、それを逆手に取るのも、また戦術でしょう。
「敵を知り己を知らば百戦危うからず」ですね。
有難うございました。もしかすると本当に勝因のひとつになっていたのかも知れないんですね。ノンビリというか、随分時代の差を感じました。
No.6
- 回答日時:
中国人は今でも冷や飯はまず食べません。
どこぞの日系企業で日本人の感覚で冷えた弁当を出したら現地の従業員が激怒してストライキ状態になったという話もあるようです。
だから実際にそのようなエピソードはあってみ不思議はないかと思います。
ただし日本軍も米軍の各種携行レーション様な物もなく、米を食べないと食べた気がしないという感覚から、
主食はご飯で、これを一日一回飯盒で炊いていました。
そういう意味で日本軍の潜んでいる場所を確認するのは簡単だという話も聞いたことがあります。
炊飯が一日一回で済む分だけ日本軍優位というところでしょうか。
有難うございました。たしかに火を用いて炊かないと食べられない米というものを主食とするという意味では、日本軍も清国軍も大して違いはなかったかも知れませんね。
No.5
- 回答日時:
中国では、オニギリは下賤の食べ物としてまず食べませんでした。
香港で嫌がって食べないのはこれが理由です。
また、中国人には、弁当と言う概念も無いと言う情報もあります。
どうも、医食同源が相当行き渡っているようです。
水質も極めて悪く、野菜をゆでる前に必ず油通しをします。
お茶が多く、一旦火にかけて冷まして飲んだのではないでしょうか?
日本では、水あたりって何?
こんな感じですが、粘土質の河川の場合、危険極まりない水になるようです。
有難うございました。 香港の実験でのオニギリは冷たいからではなく、下賎の食べ物と考えていたからですか。 それは別として日本って本当に清潔で豊かな国なんだとあらためて感じました。
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