No.7ベストアンサー
- 回答日時:
#6です。
あっ、ご質問は「敵兵の遺体はどうしたんでしょうか?」だったんですね、失礼しました。
友軍の遺体もどうしようもないぐらいですから、
敵兵まで手が回らなかったでしょう。
数を数えることはしていましたが、正確かどうかは敵味方ともに不明です。
大袈裟に記録することや、勘違いもあったようなので。
シンガポールには日本軍と戦った英軍やオーストラリア軍ほかの兵士の墓地がありますが、戦後に整理されたものだそうです。
亡くなった当初はあちこちに埋められていたらしい。
http://www.visitsingapore.com/publish/stbportal/ …
↑
クランジは島の端のほうですが(マレー半島側。残念ながら足を伸ばしたことがありません)、
日本軍上陸の頃は、南部の市街地でも道端に一般人が死んでいたり、どうしようもなかったようです。
遺体を回収することができなかった兵士が24000人もいたんですか。
なんだか数をきいて、現実がわかったような気がします。
ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
第二次大戦入門本みたいな本で、
アッツ島だったか・・・・結局は日本軍が負けた戦いですが、日本軍側が米兵を埋めてしるしの立て札を立てた写真を見たことがあります。
英語で(筆記体で)書いてありましたよ。
中にはそういうこともあったのでしょう。
でもそういうケースが多かったとは思えませんし、丁寧に遺品が届くように配慮することはしていません。
埋めるとしてもまとめて埋めるか、あるいはそのままか。
日本側は同胞の遺体も、大きな穴を掘ってその中に投げ入れることもあったようです。
また、谷や川を挟んで戦闘となると、遺体を収容したくても、回収できません。
収容できる場合はしたし、出来ない場合はそのままだったのでしょう。
米国側は知りませんが、日本側の場合、戦死の知らせが来ても、遺族が渡された骨つぼには石や砂しか入っていなかったという場合も多かったようです。
(未だに信じられないとか、すっきりしない遺族も多いのでしょう)
水木しげるさんの本などを読むと、せめて小指の先だけでも持って帰ってやろうと、死んだ仲間や死にそうな仲間の指先を切る場面が出てきます。
No.1の方がおっしゃるように資料として日本兵の日記や手紙を収集したという話は読んだことがあります。
当時情報士官だったドナルド・キーンさんが書いていたんだと思いますが・・・。
おっしゃるとおり、誰か見た人がいないとどこで死んだか分かりません。
死んだと思われていたのが現地で暮らしていた人々もいますし、
原野やジャングルや海には収集されない敵味方の遺骨が今も散らばっています。
戦後シベリアで抑留中に亡くなって現地で埋葬された人々もいます。
沖縄でもまだ散らばっているのですね。。。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/engo/seido01/index.h …
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0411-1.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/01/h0130-3.html
骨壷に砂や石が入っていたんですか。
今でもジャングルなどに収集されない敵味方の遺骨が散らばっているんですね。
実はこの質問土曜の夜に、テレビでコンバットを見ていて
やたらとドイツ兵が殺されるけれど、一体遺体はどうしたんだろう?
と思ったのがきっかけです。
ヨーロッパ戦線など、比較的市街地が多い場所では、一体どうしたんでしょうね?
ありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
戦争というものは、殺し合いです。
敵を数多く殺した方が勝ちなんです。ですから敵をやっつけるためには何だってやります。やられた方は敵愾心が湧き、どんな汚い手段を使ってでもやり返そうとします。戦争というものは、敵に対する憎しみが強ければ強いほど、勝ちにつながります。死んだ敵兵といえども、戦友を殺したにっくき敵です。
「敵兵の遺体!」、遺体なんて言葉は使いません。日本の兵隊にとっては、中国兵の遺体は「チャンコロの死骸」です。
敵兵の持ち物で軍事上重要でないものは、兵隊の戦利品(おみやげ)となってしまいます(他の方がおっしゃる通りです)。
占領した側にとっては、敵兵の死骸を放置しておくと衛生上の問題が発生しますので穴を掘って埋めます。捕虜を使って穴を掘り、埋めることもあれば、他の方のご回答のように、機械力に優れている米軍などは、重機械を使って埋めることもあります。また現地人が埋めることもあったと思います。
占領軍が埋める場合は儀式めいたことはやりません。埋めっぱなしということでしょう。運よく現地住民に埋められた場合は、埋葬ということになるんでしょうね。
戦争は原則的にはノールールの殺し合いです。それでも若干のルール(ハーグ条約など)がありました。しかし、俘虜(捕虜)に関する規定はありましたが、戦闘中の遺棄死体に関する取り扱いの規定については、私は知りません。
「一時的に阿吽の呼吸で戦闘を中止し、お互いが自軍の死者を収容した後、戦闘を再開した。」なんていうエピソードが残っていますが、実際こういうケースは少ないでしょう。
ハーグ条約では、交戦国に俘虜情報局の設置を義務づけていました。
>敵の遺族に遺品などが届くように配慮したのでしょうか?
・・・捕虜について、そのようなことを取り扱う機関「俘虜情報局」が日本にも存在していました。死亡した捕虜の遺品は、この機関の管轄となり、赤十字を通し敵の遺族に届くようにするわけです。しかし先の大戦中に十分機能していたかどうかは存じません。
No.4
- 回答日時:
No1です。
追加のご質問と解してお答えします。
敗北の場合と全滅の場合があります。 敗北の場合は生き残りの味方がいるわけですからどこで死んだかは報告などで判ります。
しかしジャングル中を敗走してバラバラになり病死や餓死した場合は未帰還兵として生死不明の扱いだと思われます。 時間がたてば推定死亡となるでしょう。 日本軍の場合このケースが多数でした。
全滅の場合は捕虜となったものがいなければ不明となるでしょう。
玉砕するなど最後の電報などがあれば、全員死亡と判断されますがこの場合でも生き残りがあったようです。
敵兵の場合は死体の数を数える事はしますが、その後は前におこたえしたとうりです。
No.3
- 回答日時:
私も直接見たわけではありませんし、親から話を聞いた世代ですし、ちょっとご質問の回答からはズレるかも知れませんが・・・
母は戦中は、大阪に住んでいましたが、空襲のあった翌朝は道に遺体が散乱していて、その遺体をまたぎながら会社に出勤した・・・と言ってました。
夕方仕事を終えて帰ってくると、道の両側に遺体が積上げられていて、そのうちの何人かは、身内を探しに来た人が連れて帰るけれど身元がわからない人はそのままになっていて、次の日くらいには、それもなくなっていた(たぶん運んでいった?)と言ってました。
同じ日本人でもそうですから、敵兵となると、やはりNO.1さんNO.2さんのように、放置か、皆一緒に埋めるかでしょう。
映画で有名になった硫黄島には、今もいっぱい遺骨が放置されたままですし、シベリアに埋もれたままの遺骨を探しに行っているかたのドキュメンタリーも、以前テレビでやってました。
これは、情がうすいとか、残酷だとかではなく、皆、自分が生きる事に必死だからです。
戦後すぐに、戦死者の家族の届けられる遺品は、ほとんど、無事だった戦友が所持していた遺品だったでしょう。
だからこそ、戦死の報告も受け、遺品ももらってお墓も立てたのに、何年も経って南海の孤島で生きていた・・・なんて事があったりしたんじゃないでしょうか。
平和な時代になったからこそ、「遺族に遺品を返そう」となりますが、戦争中は、やはり「遺品は戦利品」という意味合いのほうが大きかったと思います。
>戦死者の家族の届けられる遺品は、ほとんど、無事だった戦友が所持していた遺品だったでしょう。
そうですね。ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
常識的には火葬、埋葬したと思います。
放置すると腐敗などが進みますから。急いで移動しなければ成らない場合は放置することもあったでしょう。
敵兵の死体から記念品をとる事は両軍共に行った事です。
拳銃などの武器、時計など後で使用することが予想されるもの、文書、手紙など、旗、認識票などです。
米軍では特に敵の情報分析をプロファイルする為に積極的に文書を蒐集して分析したとききます。 日本兵の日記や手紙から情報が得やすかったと言われています。
遺族が何処にすんでいるかは判りませんから純粋に勝利の記念品としての蒐集だったと思います。
戦後長い時間がたってから遺族に返還される話しはよく眼にします。
そうすると、誰がどこで戦死したかということは
亡くなった時、一緒にいた味方が軍に報告するまで生きていなかったら
正確にはわからないということなんでしょか?
ありがとうございます。
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