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 小麦粉の代わりに米粉が開発されるなど、
小麦に比して米が安価になっていると思われる現象があります。

 これは、原油価格との関係なのでしょうか。
もしそうだとすれば、米を作るのにもエネルギーが必要(なので、
小麦と米の価格が逆転するほどのものでもないような気がします。
小麦の方が大規模・機械化経営で、エネルギー依存性が高い、
という説明があるのかもしれませんが、
影響の差がそれほど大きいとは考えにくいと思います。

 オーストラリアの大干ばつで小麦の生産量が激減したのが支配的な理由ということなら、
一定程度納得がいきますが、
そのような報道がなされていないように思われます。

 それとも、国や農協が米価を統制しているため、
価格弾力性が小さいということなのでしょうか。

 また、トウモロコシのバイオエタノールへの転用によりトウモロコシ価格が高騰し、
食料価格が上がったという説明がなされていますが、
これも関係しているのでしょうか。
この影響が、米を除く穀物価格全般なら、
今回の質問のカギになると思いますが、
一時的影響としては、トウモロコシの価格が高騰するだけと思います。

 よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

>それとも、国や農協が米価を統制しているため、


>価格弾力性が小さいということなのでしょうか。

その通りです。日本の米の関税率は700%を越えていますから、もともと穀物の国際需要には連動していないと言っていいでしょう。

また米粉にシフトと言っても価格が高すぎてまだまだ小麦に代わる存在にはなりえていません。

>オーストラリアの大干ばつで小麦の生産量が激減したのが支配的な理由ということなら、一定程度納得がいきますが、
>そのような報道がなされていないように思われます。

不作は一時的なものですね、今期は豊作でしたしそれを見込めばここまで高騰することはなかった。まぁ豊作が確定しちゃったというのは報道されているので、それを受けて価格は暴落しました。「ドットコーンバブル」といわれています。「豊作」では人々の憎悪をあおることも出来ないので、庶民向けのマスコミではあまり報道されないですね。

>また、トウモロコシのバイオエタノールへの転用によりトウモロコシ価格が高騰し、食料価格が上がったという説明がなされていますが、
これも関係しているのでしょうか。

一時的にはこれがダイレクトな影響になっています。アメリカでは国策として、トウモロコシをガソリン代わりに使い、トウモロコシ価格を高騰させ、農家の売上を伸ばしています。(おかげでアメリカ当局は農家の補助金を出さなくても農家を潤すことができるという国策を実現しています)

>一時的影響としては、トウモロコシの価格が高騰するだけと思います。

海外の小麦農家は高単価なトウモロコシに作付けをシフトしますから、結果として小麦の供給は減ります。日本の農家はニーズのない作物でも高値で保護されていますから、作付けを変えることはないですね。

バイオエタノール需要でさえも一次的なものであり、高騰そのものは、将来を見越した穀物・エネルギー不足を織り込んで、いろんな機関投資家が穀物を買いに走ったというのが一番の需要増です。単なる投機であればすぐに換金売りで値がさがるのですが、今回のケースは年金基金までもが大規模(彼らにとってはほんの一部)に投資をしたのでそれで変に長く高騰してしまいました。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。

> また米粉にシフトと言っても価格が高すぎてまだまだ小麦に代わる存在にはなりえていません。

 これは、知りませんでした。

> 海外の小麦農家は高単価なトウモロコシに作付けをシフトしますから、結果として小麦の供給は減ります。日本の農家はニーズのない作物でも高値で保護されていますから、作付けを変えることはないですね。

 これも納得です。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/14 16:52

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