1つだけ過去を変えられるとしたら?

カシオのQV-2900UXというのを使っています。211万画素のカメラです。
Lサイズくらいなら200万画素で充分という話を聞いて買ったのですが、実際に写してみると、あまり画質がいいとは思えません。被写体によっても違うのですが、たとえば街風景などを写すと遠くに写っている人物やその他ゴチャゴチャしたものなど、かなりあいまいに写っているみたいな感じで、銀塩に比べると随分画質の悪さを感じます。
同じLサイズでも、これが400万画素や500万画素ならもっときれいに写るのでしょうか?
それにLサイズなら200万画素で充分という話は、雑誌や掲示板などでも、よく目にしますが、何を根拠にそう判断しているのでしょうか?

A 回答 (7件)

Q/同じLサイズでも、これが400万画素や500万画素ならもっときれいに写るのでしょうか?



A/まあ、綺麗になる場合もあれば、撮影する被写体次第ですね。

Q/何を根拠にそう判断しているのでしょうか?

A/Dot(Pixel) Per Inchiからですね。
1インチ当たりのドットの数が、306ppi(全ドットフルカラー発色の場合)で銀塩と同等で、視覚上では、200dpi前後が限界になります。(綺麗と感じる範疇はだいたいフルカラーで150ppiぐらいからですから、実質90万画素ぐらいでも十分写真並になる)
既に解答がある通り2,54cmが1インチですから、150~200ppiちょっとの値になるため、問題ないのですよ。(まあ、正確にはある条件を満たせばです・・・後述)

ちなみに、インクジェットプリンタの場合は、PM-950Cでも200ppi以下の解像度しかありません。インクジェットプリンタの2880dpiなどの数は一度に射出できるインクドロップ数であり、各ドットがフルカラー発色できるわけではなく、ディザリング(周りに疑似色を打ち付けることで1つの色を再現する)をすることでフルカラー相当にするため、実際のドット数とフルカラー画像で見た際の肉眼で実質見ている再現ドット数には明らかに大差があります。


さて、上はインクジェットプリンタ出力の例です。
ではデジタルスチルカメラは、全ドットフルカラーなのでしょうかね?さらに、デジカメは全てのドットがドット抜けも白飛びもホワイトバランスミスも、ボケもデジタルノイズも、圧縮による歪みもなく全てのデジカメで正確に画像を撮像できていると思いますか?

まず、CCDの仕組みから説明しましょう。CCD(電子の目)は光を受け取り光の強弱を電気信号に変更するのが仕事です。受容体自体は色を判別する能力はなく光の強弱だけに反応します。そのため、CCDにはあらかじめ三原色(色もしくは光の三原色)の3つ色の光のいずれかだけの光に反応する物を用意して、その3つの光の強弱を1つにあわせることで一つのドットの色を形成するようにできているのです。


デジタルスチルカメラには、フルカラー撮影を全ドットで厳密に行っている製品はないです。
200万画素なら、おおよそ1/3の割合でRed/Green/Blue(原色の場合)か、 Cyan/Magenta/Yellow(補色の場合)とCCD素子が分かれており、それらの素子を合成して200万画素相当の画像を作ります。いわゆるディザリングをした疑似フルカラーの200万画素なのです。そのため、ディザリング合成の能力次第で見た目の画像は100万画素以下(60万画素ぐらい)に見えることさえあります。逆にディザがうまくいけば、200万画素に近い品質になる。そのため、カメラによっては撮影した被写体の違いによって画質が大きく変わる場合があるのです。

ちなみに、確実に100万画素のCCDなら100万画素を再現できるCCDもあります。3CCDという技術を用い、三原色の100万画素CCDをそれぞれの色で3つ使い。撮影できるカメラであれば、100%100万画素の純粋なフルカラー画像が撮影できます。デジタルビデオカメラの一部で使われています。もしこの3CCDタイプのデジカメで100万画素と300万画素の一般デジカメがあれば、明らかに100万画素の3CCDが綺麗に見える。

次に、白飛びやデジタルノイズ、JPEG圧縮に伴うノイズがある。デジタルカメラでは、デジタルであるが故に回路上のノイズや撮影上のCCDの受光不良などによる白飛びやノイズも発生します。200万画素あっても、大きなノイズが全体にあれば、見た目は100万画素以下になることもある。また、デジタルカメラでは、光源を判別し、白い色を白として認識させるホワイトバランスが搭載されており、この能力も画質やニュアンスを変えます。これらのノイズなどが総合的に重なると実際の解像度より汚い画像になることがある。

あくまで、200万画素で綺麗というのは、ノイズがないこと。白飛びなどもないことなどの条件が重なったときであり、デジカメや撮影条件によっては200万画素でも汚いことはある。これは、いわゆる解像度に対して画質が低いと高い解像度でも汚いという考え方によるものです。これは、400万画素でも200万画素のカメラより画質が2倍悪いと200万画素のカメラと遜色ない汚い画像になるということも言える。

特に初期の200万画素デジカメは下の理由から画質が悪かった。初期の300万画素も200万画素より駄作と言われましたからね。最近の物は200万画素でもたいていは綺麗。


ちなみに、高い画素でも200万画素に劣ってしまう点があります。CCDは一定の特性があり、高解像度/高密度(狭い面積にたくさんの素子が集まる)になるほど感度が下がり、ノイズの発生率が飛躍的に増加するという特性があります。これは、過去にも書いてますが、雨の日にお茶碗とたらいを外に出しておいて、どちらが一定時間にたくさん雨水をためられるかという考え方と同じ、面積が広いたらいの方がたくさん雨水を受けますから、たくさん水をためられます。CCDも1つの素子の面積が広いほどたくさん光を受けられるため、こういう問題が発生する。

そのため、高い画素になると、手ブレの発生率が増加する。ちょっとくらい場所で極端に撮影する画像が暗くなるなどの症状が出る、とにかく画質が低いことがあります。(機種による)

ということで、同じ200万画素でも300万画素でも400万画素でもカメラ選びは大事なのです。ちなみに、確実な選び方をするには、デジカメ専門誌(デジCAPAなど)を購読したり、実際に撮影した写真を見てデジカメを選ぶしかない。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。
いろいろと理論的に説明されると、なんとなく納得できます。
結局、同じ画素数のカメラでもCCDの性能によって、画質も変わるということですね。
QV-2900UXは雑誌などで見てもそんなに評価の悪いカメラではないと思うのですが、ただCCDは古いのが使われていると言うようなことをヤフーの掲示板で見たことがあるので、その点が少し気になります。

お礼日時:2003/01/11 23:28

カメラ、プリンターとも写真画質で出力するには十分な性能です。


出力した写真の画質が悪い原因としては
プリンターの設定が適切でない場合が多いですね。
一度プリンターの設定を確認されてみてはいかがでしょうか。

遠景の人物などがあいまいに写っているのは
被写界深度の問題だと思われます。

2900のレンズはやや暗いためシャッタースピードを稼ぐために
できるだけ絞りを開放した状態で
撮影するような設定になっているんじゃないでしょうか。
このカメラには風景撮影のモードやベストショットモードがありますので
そちらで撮影されてみてはいかがでしょう。
風景モードだと絞りを絞って被写界深度を深くして
近景と遠景どちらにもピントが合うようにしますので
遠くに写っている人物がぼやけたりすることが減ると思いますよ。

それから遠景の人物がぼけている原因として被写体ブレも考えられますね。
シャッタースピードが速ければ問題ない場合が多いですが
シャッタースピードが遅くなると動いている被写体はブレてしまいます。
遠景の木なども風で揺れれば当然ブレます。
そのようなことはなかったでしょうか。

B5以上に引き伸ばしをすれば200万画素と
それ以上の高画素との差はわかりますが
L判では普通の人には見分けつきません。
同じように銀塩との差もほとんどの人には
気にならない程度の差しかないです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>このカメラには風景撮影のモードやベストショットモードがありますので
そちらで撮影されてみてはいかがでしょう。

そうですね。これまで、そういうのは使ったことがなかったのですが、今度使ってみたいと思います。それに、これまでは、いろいろな設定も買った時の設定でしか使ったことがないのですが、これからはいろいろと設定を変えたり撮影する条件を変えるなりして、写り具合を確かめてみたいと思います。

お礼日時:2003/01/11 23:34

私は200万画素(LUMIX-F7)と130万画素(U10)の2機種を現役で使用、L判印刷はパナのSV-AP10という昇華型プリンタを使っています。

自信を持って断言しますが、L版プリントであれば、200万画素ではもちろん、130万画素であっても、銀塩写真との画質の差異は感じられません。むしろ、手ぶれやホワイトバランスを含めた撮影技術や、プリンタの性能、画素数信仰から来る思い込みなど、その他の要因による違いの方が大きいと思います。
ちなみに、人間の目の体感レベルでは、200~250dpiの精細度があれば十分だそうです。1inchは確か約2.54cmですから、Lサイズの大きさから計算すると、130万ピクセルもあれば、さらに、はがきサイズでも200万ピクセルもあれば十分だよ、という計算になりますね。私も電卓たたいて、なるほどな、と納得した経験があります。スペック至上主義を否定はしませんが、せいぜいはがきサイズ印刷まで主体の使い方となるユーザーであれば、200万画素、3倍ズーム、4万5千円前後という現在でも最も売れ筋のデジカメで本当に満足できると思いますよ。なお、パソコン画面でのみ表示するのであれば、本当は30万画素でも問題ないはずです。一度、計算してみると納得できますよ!
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。
計算してみるとそうかもしれませんが、でも実際にプリントしたのを見ると、景色などどういう訳かきれいに写っていないということがあります。遠くにいる人物の顔など目鼻立ちが不鮮明な感じで、看板に書かれている文字なども、よく見ると輪郭がぼやけている感じです。
でも、プリントではなくパソコンの画面で見ると、それなりにきれいに見えるのですが、それはデジカメの性能が悪いのではなく、プリンターの性能が悪いということでしょうか?

お礼日時:2003/01/10 05:37

カメラの撮影設定がスモールサイズ(800×600)だったというオチは無いですよね?


あと、プリンターの解像度が320×320しかないとか。

その辺のスペックや設定をはっきりさせた方が良いですね。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。

>カメラの撮影設定がスモールサイズ(800×600)だったというオチは無いですよね?
あと、プリンターの解像度が320×320しかないとか。

そういう事はありません。1600×1200で写しています。
その他の設定も全て標準とかオートとかで写しています。
プリントはインクジェット式のプリンター(エプソンPM-950C)で自分でプリントすることもあるのですが、FDIに出したのを見ても、街風景などあまりきれいに写っていません。

お礼日時:2003/01/10 05:30

ただ画素数の問題だけで判断すれば、200もあれば充分だと思いますよ。



しかし、画像の美しさはそれだけでなく、レンズ製能、信号処理の技術が大きく関ってきますので、同じ200万画素でも、カメラによってずいぶん画像が違いますね。

今、手元に Canon PS A5 という古いデジカメがあるのですが、81万画素というスペックとは思えない画像を出力してくれます。L判ならこれでも充分。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。
やはりカメラによって、きれいさは違うんですね。
でも、どのカメラがきれいかは分かりにくいですね。
サンプルなどを見れば分かるのでしょうか?

お礼日時:2003/01/10 05:26

私が聞くのは400万画素必要ってききますけどねぇ。


とりあえず、私の150万画素じゃ駄目ですね
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。
400万画素ですか。今欲しいと思っているのは、取りあえずその辺なんですけどね。

お礼日時:2003/01/10 05:23

私のデジカメも200万画素です。


通常の銀塩とほとんど変わり無いと思います。
私の根拠は、よくパソコンショップに行くと、画素数の違いによる、写真サンプルがありますが、写し方と言うか、条件が良ければ、普通の人でしたら、100万画素もあれば、L版でしたら、特に不満な画像には、見えないと思います。
言われる事は分かります。銀塩のクオリテイを求めるならば、1,000万画素は、必要だと、個人的には、思います。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
人物や花などを大きく写したのを見ると、かなり銀塩に近い感じがするのですが、景色や街風景などを写したのを見ると、細部など大まかに写っていて、銀塩のような繊細さが感じられないので不満なのです。たとえば、斜めに張ってある電線など、点線のように途切れ途切れのように写っています。

お礼日時:2003/01/10 05:21

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