10秒目をつむったら…

東京都教育委員会は勤務評定で判断する「人事考課制度」を導入し、人事異動要綱も改悪したことにより原則3年で異動(校長の裁量でそれ以上も可)、さらに週案提出の義務化と・・・人事・労務の面で教員への締め付けを強化していると聞きました。
また、上に睨まれると離島とか不本意な異動を命じられたりする為、何か問題が起きても誰かに相談出来なったり、職員会議での発言・挙手を控え校長の意向に楯突くことはせずに事無かれで済ませそうとするから職員間の人間関係も希薄になっているとも聞きました。

「こうした傾向は日本全国の中で東京都が極端に突出している。教育委員に特殊な思想的傾向を持った人が目立つし、石原都知事の意向を反映していると言って間違いない。」
「教職を志す学生たちの間で『東京がおかしい』という認識は常識になりつつある。」
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/06-04/060429to …
という記事にもありますが、これがやはり事実なのでしょうか?

A 回答 (2件)

ここまで極端な言い方が正しいかどうかは別として,東京の人事・労務施策が他府県に突出しているのは事実です。



例えば,2003年に主幹教諭制度を都教委は作りましたが,学校教育法の改正で全国的に実施されたのは,今年からです。つまり,都教委が先鞭をつけたわけです。職員会議での採決を禁止する通知も出していますが,これも全国で東京だけでしょう。

実際,近隣の県の教員の間では「東京の人事制度はひどい」という話は常識ですし,同じ事は教育系の学生にもこれまた広く知られた事実です。

実感として,東京の教育が変わってきたなぁ,と思ったのは石原都政の二期目くらいからです。全都全校一斉の道徳授業(心の東京革命,と言います)の公開だの,二年次・三年次研修だのが次々と導入され,特に若い教員はじっくりと現場で子供と向かい合う時間が少なくなりました。

一方で,管理職の任用試験資格の改訂もあり,30代前半の教員経験10年程度の人が管理職になれるようにもなりました。
また,教育委員として,某将棋棋士の発言が注目されたのもこの時期だったと記憶しています。

こうした変化がプラスになっているかというと,私はあまりそう思っていません。校長が自分に「たてつく」(実際には,あまりにも非常識な言動をいさめた)教諭を異動させたために,職員の半数以上が入れ替わり,子供や地域の様子を知る先生が少なくなり,行事の実施にも支障をきたした学校があることを実例として知っています。
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この回答へのお礼

専門的かつ的確な御意見に感謝します。
東京都も昔はここまで酷くはなかった気がするのですが、やはり都教委に石原都知事の息がかかっていることが影響しているということなのですね・・・混沌としていますね。

お礼日時:2008/10/21 23:51

こんにちは。

小学生の子どもを持つ母です。

NO1様の回答に集約されている通り、東京の学校教育は石原都知事になり
変わりました。
簡単にいうと、ご指摘の通り教員に対する締め付けと管理する側と
される側を明確に線引きし、上からの物言いに従わせると言うことです。

教頭が副校長と名称変更になり、従来教師側の頭となり校長に話を
通し円滑に職員をまとめ、学校運営を図る役割が教頭でしたが、
副校長の役割は、教師側ではなく校長側に立ち『学校運営』ではなく
『学校経営』を補佐するものになりました。

おかげさま(笑)で我が子が通う学校では進級ごとに担任がかわり
クラス作りができた頃に又違う先生で、こどもも教師もじっくり
関わる事が容易ではありませんね。

担任が1年で変わるので、こどもの成長の次の段階を親と教師(担任)が
共有できないため、保護者と学校の関係は希薄になっていきますね。

都教委が見ている方向は、子ども達や現場職員ではなく、上から下へ
従順に従う事に重きをおいた都知事の意向だと感じています。
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この回答へのお礼

保護者の方からの貴重な御意見に感謝します。
やはり元凶は石原都知事にあるのですね・・・もう東京都は昔のようには戻らないのでしょうね。。。

お礼日時:2008/10/22 18:59

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