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昔ラジオをきいていたらあるアナウンサーが
「今朝の気温は20℃です。昨日の朝は10℃でしたから、ちょうど倍の温度です」と言いました。
 10の2倍は20という意味で言ったのだろうとは思いますが、科学(科学的にはやはりおかしいでしょうか。

「摂氏10度は絶対温度なら約283度。その倍は絶対温度で約566度(摂氏約293度)」これは正しいでしょうか、おかしいでしょうか。

 どなたか、化学的、熱学的に教えていただけますか。

A 回答 (4件)

温度の差を扱うのですと摂氏と絶対温度で変わりません。

しかし温度の比が議論されるような状況を考えますと、話は違います。
初等的な例でいえば理想気体の状態方程式での扱いです。モル数一定、容積一定のもとで温度の変化に対する圧力変化を考えると、温度の比が圧力の比と一致します。この温度は勿論絶対温度です。その他にも熱機関の効率などで温度の比を扱う例などいくらもありますが、これらは勿論絶対温度での比です。20℃は10℃の倍は科学的にはおかしいです。
質問者さんの”283Kの倍は566Kである”は表現としてはあまり見ないですが、比を考えるという意味ではまったく正しいと思います。
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。
 お答えにある「理想気体の状態方程式」をヒントに「ボイル・シャルルの法則」「熱力学温度」など、昔習ったはずの語句をたどってみました。
 「温度の比は絶対温度を基準に考えるのが正しい」という感触を得ました。

お礼日時:2008/10/26 13:11

 はい、科学的にはあなたのおっしゃるとおりだと思います。


 でも、絶対温度で考えると、10℃は283K、20℃は293Kですから
わずか約4%の温度上昇ということになり体感温度とはかけ離れますよね。
 気温の変化範囲はせいぜい数十度ですから、
日常生活では20℃は10℃の2倍という表現をしても
あながち誤りとは言えないのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
表面にあらわれた数字だけの何倍ならいいのですが、日常生活では「何倍の温度」という言い方はやめたほうがいいと思いました。

お礼日時:2008/10/26 13:01

数値の扱いとしてはアナウンサーの表現はそれで正しいのかもしれませんね。


ただし、体感としては明らかにおかしいです。

そしてあなたの例も数値的には正しいです。
でも体感としては明らかにおかしいです。

そもそも温度なんて人間が便宜的に決めた指標に過ぎませんから。
(1気圧の状態で氷が0℃、沸騰するのが100℃ということ自体、人間の便宜性が多分に含まれていると思いませんか?)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
体感ということなら、地上で観測された最低気温(-89.2℃)と最高気温(58.8℃)を基準に指数のようなものがあれば面白いかもしれません。

お礼日時:2008/10/26 12:57

こんばんは。



>>>
昔ラジオをきいていたらあるアナウンサーが
「今朝の気温は20℃です。昨日の朝は10℃でしたから、ちょうど倍の温度です」と言いました。

私もテレビの天気予報で
「明日の最低気温は2℃。今日(4℃)の半分ぐらいの予想です。」
と言ったのを耳にしたことがあります。


>>>科学(科学的にはやはりおかしいでしょうか。

はい。おかしいです。


>>>「摂氏10度は絶対温度なら約283度。その倍は絶対温度で約566度(摂氏約293度)」これは正しいでしょうか

そのとおりです。正しいです。

そうでないと、
今日が1℃で明日が-1℃だったら困りますし、
今日が0℃だったら、明日は無限倍というのもおかしいですからね。

摂氏温度は元々、水の凝固点をゼロ、沸点を100にして、その間を100等分したものにすぎません。


以上、ご参考になりましたら。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。やはりそのようなことなのですね。

「今日の最低気温は4℃の半分くらい」
絶対温度を基準に考えるとそれは138.5K(摂氏マイナス約134.度)に相当します。火星の冬の夜なみの温度らしいです。寒いといより怖い感じがしますね。
 アナウンサーがそんな意味で言ったのではないことは明らかでも、「温度が半分」という表現には注意が必要と思います。

お礼日時:2008/10/26 12:53

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