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【モノクロフィルムという楽しみ方】
私は今、写真教室でモノクロフィルムで撮り、自分で現像し、暗室にこもってプリントするモノクロ写真を楽しんでいます。今まで、写真は撮ったら現像屋さんにしか現像,プリントは出来ないと思っていましたが、モノクロであれば、このようにほとんどの過程に自分で関わることができて、カメラで写真を撮ることの面白さと奥深さにどんどんはまっているのがわかります。
ところで、写真は1839年のダゲレオタイプから始まり、当初は高価であったのが、今では大学生の私でも安価で出来るようになりました。今は隅に追いやられていますが、私たちは印画紙や、現像液などの薬品を買うことができます。この、「一個人が安価に、モノクロフィルムを自分で現像し暗室でプリントすることができる」システムは、いつごろ確立されたのでしょうか?

A 回答 (7件)

質問者さんは、ある時期を境として、突然「一個人が安価に、モノクロフィルムを自分で現像し暗室でプリントすることができる」システムが確立されたとお考えでしょうか? (そこまで極端ではないにせよ)



ですが、実態はそうではないのです。

ANo.1の回答者さんが書かれているように、映画用のフィルムを流用したライカの35mmフィルム(ライカ版と呼ばれる事もあります)が、1930年代に登場していますし、もう一種類、コダックが世に出したブローニー版フィルムは20世紀初頭から長い歴史を持っています。

アマチュアが自家処理でフィルム現像と引き伸ばしできるのは、この二種類だけと言って過言ではないでしょう。そして、これらの処理は、長い歳月にわたって少しずつ一般のアマチュアにもできるように改良が積み重ねられて来たのです。

薬品を考えてみても、戦前は調合して用意するものでしたが、戦後は溶解するだけで使える便利なパック品が普及しました。フィルム現像も、初期には全暗黒の暗室内で現像・定着をしていましたが、後にはダークバッグやステンレスリール・タンクなど、明るい場所で手軽に作業が出来る便利な道具が普及しました。

このように、時代が移るにしたがって次第に便利になっていったので、技術的な側面では、一個人ができるようになったのが「いつごろ」というのは区切りが難しいと言わざるを得ません。

しかし、もう一つの要素である「安価に」というのは時代的に区切る事ができそうです。多分1970年代のことになると思いますが、撮影用品や現像処理用品が急速に一般のアマチュア写真家に普及した時期がありました。

写真がブームとなって購買層が増えたという事もありますが、用品メーカー各社が競って便利な用品を開発して市場に投入したようです。その象徴的な出来事として、新宿駅の西口周辺に、ヨドバシカメラやカメラのドイなど、総合的な写真用品専門店が相次いでオープンしました。

販売フロアには、三脚・バッグ・各種照明器具などの撮影用品や、現像バット・計量器具・セーフライト・引き伸ばし機・引き伸ばしレンズ・印画紙類・各種薬品類・フェロタイプ乾燥機器などなど、あらゆる写真関連商品がまるでスーパーマーケットかホームセンターのように並んでいました。

暗室作業に必要なものが、一個人の入門者でもまとめて入手出来る、しかもお値段は手頃である、ということで、自分の暗室を持つ事がとても簡単に出来るようになったのがこの時期であったということは言えると思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

>質問者さんは、ある時期を境として、突然「一個人が安価に、モノクロフィルムを自分で現像し暗室でプリントすることができる」システムが確立されたとお考えでしょうか? (そこまで極端ではないにせよ)
そんなことはありません。すこしづつですがそれが可能なシステムが出来上がっていくと考えています。

>もう一つの要素である「安価に」というのは時代的に区切る事ができそうです。多分1970年代のことになると思いますが、撮影用品や現像処理用品が急速に一般のアマチュア写真家に普及した時期がありました。
このように書かれていますが、これは実体験に基づくものですか?それとも何かしら資料を参考になさったのでしょうか?

補足日時:2008/11/11 21:57
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回答番号 : No.6の者です。



>これは実体験に基づくものですか?それとも何かしら資料を参考になさったのでしょうか?

前半は行きつけの写真屋さんから聞いた話と文献から得た知識に基づいて書いています。後半は私自身の若い頃の実体験を思い出して、そのまま書いております。

なお、前回の回答で一点だけ訂正がありました。
× ライカ版
○ ライカ判

失礼しました。
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カメラ雑誌の少年時代の回想録のような記事によると、戦前、トーゴーカメラと言うものがあったそうです。


トーゴーの名前は、東郷平八郎から取ったものとかとも書いて有ったと記憶しています。
このカメラには、印画紙や赤い現像液、青い定着液もキットで売られていて、カメラ自体も、当時の中学生が買える値段だったそうです。

しかし、本格的なDPEが個人レベルで楽しめるようになったのは、戦後、それも昭和30年以降ではないかと思います。
そして、一家に1台カメラが持てるようになった切っ掛けは、昭和34年(1959年)に登場した、オリンパスペンではないかと思います。当時の値段が6,000円だったそうです。
ちなみに、当時の特急こだま、東京⇔大阪の運賃が1,000円、特急料金が600円。月給13,800円なんて歌詞の歌が流行っていた記憶があります。

かく言う私もDPEを始めた切っ掛けは、昭和37年、高校に入学、科学部の部室の一角に暗室があり、薄暗い赤電球の下で、バットに浸した印画紙から徐々に画像が現れる、あの瞬間の期待と不安が交錯する快感でした。

以上、取り留めのない話で申し訳ございませんでした。
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日本では一般家庭がカメラを持つようになったのは戦後(1945年)以後でしょう


 戦前では写真館に行って専門家に撮影してもらいプリントした写真を持つのが普通ではないでしょうか、ですから戦前の家族写真は正月や入学式でかしこまってスタジオで撮っているのが多いです
 戦前はライカは相当に高価だったそうですから一般家庭がカメラを持っているのは裕福な家庭でしょう
戦後に二眼レフのリコーフレックスが一般に手が届くぐらいの値段になった
(それでも若い人の月給ぐらい)
そうですが、まだ自分で写真を撮ることは特別な趣味のような感じですから現像引き伸ばしをするのもそのころからで、写真店が店で現像サービスも始めたとおもいます

 私の家には父が趣味だったので戦前のカメラ雑誌がありました
そこには現像の薬品や用品のことが載っていますが父が戦後にカメラを持つようになって、戦後の昭和25年ごろに古本屋で買ったと言っていました
 戦前でも高貴な趣味として現像もしていたのでしょう
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この回答へのお礼

たしかコダックが現像サービスを開始したという話を聞きました!
有り難うございます!

お礼日時:2008/11/30 04:22

初期の時代ほど撮影現像焼付けを一人でやるのはあたりまえ。


普及という面では機材システム確立のライツ以降。
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一人の人間が撮影現像全て行うのはカメラが誕生したその日が最初でしょう。

この回答への補足

mohumohu23さん
回答ありがとうございます。
>一人の人間が撮影現像全て行うのはカメラが誕生したその日
文面では間違いはないと思います。ただ、ダゲールやタルボットが写真を発明はしましたが、撮影をすべての行為を一人でやっていたかどうかはわかりませんし、その当時はまず安価ではないと思いますし、普及していたとは考えられません。
また、私が知りたいのは、単なる撮影現像ではなく、モノクロフィルムの撮影現像プリントです。一般家庭がそのようなことができるようになるのは、少なくともフィルムの普及以降となるでしょう。普及という言葉が厄介で、どういうデータを用いれば普及と言えるのか難しいです。

補足日時:2008/11/03 02:33
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一個人が普通にできるシステム。

という物の定義が極めて不明瞭なので、なんとも言えません。
経済的に個人でも可能になったのは戦後の話でしょう。
引き伸ばし機で印画紙に露光し、プリントする。というシステムはライカが35mmフィルムを一般化させることによって生まれました。
となると、ライツ社のフォコマートが1933年に販売してるようですから、そのあたりでしょう。つっても当時一般人が買うには馬鹿高いものですが

この回答への補足

mohumohu23さん
回答ありがとうございます。
>一個人が普通にできるシステム。という物の定義が極めて不明瞭
どう言えばいいのかわからず、曖昧なままにしてしまいました。
引き延ばしの歴史は35mmフィルムの誕生でありますが、それまではベタ焼きが主流だったと聞いています。モノクロのフィルムで撮影し、自らの手で現像し、印画紙にプリントさせることは1844年にタルボットにより作られていますが、その方法が一般家庭に普及するようになったのはいつからなのでしょうか。
wikiを見ると写真撮影の大衆化はコダックカメラなどの現像サービス企業によって実現されたと書かれていますが、それは意図から外れています。そうではなく、「一人の人間が撮影し、現像し、プリントする事ができる」ことはいつから普及し始めたのか?、ということです。
ライカの35mmフィルムとライツ社の引き延ばし機が発端でなのでしょうか。

補足日時:2008/11/02 17:36
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