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戦争映画を観て、よく戦場のシーンで「衛生兵!」って
叫んで、衛生兵がケガした兵士の所に走って行きますけど
戦場では、敵国の兵隊の衛生兵は撃ってはいけないという
国際ルールでもあるのですか?

A 回答 (6件)

1864年の第1回赤十字条約「戦地における軍隊の傷者及び病者の状態の改善に関する条約」で、戦地病院は局外中立であるとともに、この病院が「任用する人員」、即ち病院の監督員、事務員、負傷者運搬者、説教者はその本務に従事し、かつ傷病者を救助する必要のある間に限って、局外中立であることが認められています。

つまり衛生兵(負傷者運搬者)はその本来の任務を遂行している間は、敵対行動の目標とされていないことが規定されています。
次に1929年の赤十字条約は、その3章で衛生兵の保護について詳細に規定し、「傷者及び病者の収容、輸送及び治療並びに衛生上の部隊及び造営物の事務に専ら従事する人員並びに軍隊所属の説教者」は、戦争中であればどのような場合でも保護されなければならず、また捕虜としても取り扱われません。(敵に捕まっても、拘束されないという意味。)
このような赤十字条約を批准している国家は、戦争中といえども衛生兵をはじめとして、傷病者を救護する任にある者を攻撃してはならないのです。現代の戦争は実はある一定のルールに従って行われている、と言ってもいいでしょう。(もっとも批准していない国との戦争や、戦場が入り乱れている場合などでは、衛生兵が射撃されることもあります。ですから「衛生兵!!」と叫ぶのでしょう。)もっと詳しく知りたければ、国際法の中の「戦争法」を読んでください。
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この回答へのお礼

細かい所まで教えていただきよく分かりました。ありがとうございます。

お礼日時:2003/01/17 07:46

ジュネーブ協定によって非武装で赤十字のマークを明示している場合は撃ってはいけないのですネ。


車でも船でも赤十字の標識がつけられた病院業務を行なうものについては攻撃は禁じられています。
とはいっても,太平洋戦争でも米軍は「はるぴん丸」「ぶえのすあいれす丸」「阿波丸」といった病院船を雷撃や空爆によって撃沈し,さらに脱出した患者や乗員に機銃掃射までしていますけどネ。
また,キリスト教徒の国同士の戦いの場合,聖職者(シスターや牧師,神父)も撃ちませんネ。
これは協定や条約というのではなく,宗教的なものでしょうけどネ。
以上kawakawaでした
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「ジュネーブ条約」:「国際人道法」ともいうらしい。


参考に赤十字社のHPの内部頁をのせておきます。

相手がゲリラとかの場合は考えてない条約のようです。

参考URL:http://www.jrc.or.jp/about/sekijuji/b.html
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この回答へのお礼

参考URLまで紹介していただきありがとうございました。
大変分かりやすかったです。

お礼日時:2003/01/17 07:46

戦闘に直接戦闘に参加しないか、負傷者、捕虜、文民の保護を目的としてジュネーブで結ばれた条約をいうそうです。


世界の国のほとんどが加入しているそうです。
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ジュネーブ条約で「敵対行為に直接に参加しない者」は保護されます。


敵対行為に直接に参加しない者には「武器を放棄した軍隊の構成員」が含まれます。
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病院などを攻撃してはいけないルールがありますがあくまでも建前です。

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