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例えば、シクロヘキサノンを1,2-ジオール(エチレングリコール)でカルボニル保護する時は大抵プロトンソースとしてp-TsOHなどを入れますが、まれにBF3・Et2Oなどのルイス酸をプロトンソースの代わりとして入れてる場合があります。

このとき反応機構としては、まずカルボニル基の酸素がルイス酸と配位するところから始まりますよね?またこの後カルボニル由来の酸素は通常水として脱離しますが、ルイス酸を用いた場合^BF3(OH)・Et2Oとして脱離するのでしょうか?最後はでてきたルイス酸のOHが水として出て行き元のルイス酸に戻ると考えてもよろしいのでしょうか?分かる方ご教授願います。


後余談ですが、1,2-ジオールと1,3ジオールそれぞれで保護する場合安定なのは一般的に前者といわれてますがこれもよく分からないのでご教授願いたいです・・・。

A 回答 (1件)

>ルイス酸を用いた場合^BF3(OH)・Et2Oとして脱離するのでしょうか?最後はでてきたルイス酸のOHが水として出て行き元のルイス酸に戻ると考えてもよろしいのでしょうか?



大体の考え方はあっています。
BF_3・OEt_2 の場合実際に触媒として働くのは BF_3 です。OEt_2 が配位していた空軌道にカルボニルの O が配位します。脱離する際は BF_3(OH)^- で抜けて、別の H^+ をとって BF_3 が再生すると考えればいいでしょう。

プロトン=ブレンステッド酸なので、「プロトンソースの代わりにルイス酸を」という様に考えるのではなく、「ブレンステッド酸の代わりにルイス酸を」使うと考えるべきです。

>1,2-ジオールと1,3ジオールそれぞれで保護する場合安定なのは一般的に前者

単純な話で、5員環を巻くほうが6員環を巻くよりも安定だからです。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。分かりやすい説明で、理解できました。

お礼日時:2008/11/29 10:42

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