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合成洗剤水溶液に、酢酸水溶液(食酢の成分)を加えると変化がないのはなぜですか??
それと、同じく、塩化カルシウムを加えても泡が立つだけで、変化があんまりないのは何故でしょうか?
また、合成洗剤に比べて、手作りセッケンは環境にやさしいのはどういう理由からでしょうか??
できれば専門用語は少なく簡単に教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

合成洗剤は、スルホン酸塩を主成分としています。

スルホン酸というのは乱暴な言い方をすれば、硫酸の構造を少しかえて、油とも混ざりやすくしたものです。そのために、スルホン酸は強い酸であり、その塩である合成洗剤に、弱い酸である酢酸を加えても影響を受けません。また、塩化カルシウムとも特別な反応を起こしません。

それに対して石けんは、長鎖カルボン酸の塩です。長鎖カルボン酸は酢酸よりもわずかながらも弱い酸であり、そのために、石けんに酢酸を加えると、ナトリウムイオンを奪われ、長鎖カルボン酸が遊離してしまい、水に溶けにくくなります。
また、カルシウムイオンが入ると、長鎖カルボン酸のカルシウム塩が生じ、これも水に溶けにくく、いわゆる「石けんかす」を生じます。

すなわち、合成洗剤と石けんでは、水との親和力が大きい部分、すなわち水に含まれる成分の影響を受けやすい部分の構造が異なっているために、その性質に違いが生じることになります。

石けんの方が環境にやさしいというのは、一つには石けんの方が自然界に出たとき、微生物などの作用によって無害なものへと分解されやすいということです。
また、合成洗剤には毒性があるというような言い方をされる場合もあります。これについては正しいかどうかは分かりませんが。
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どんな変化を期待されてるんですか?

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>できれば専門用語は少なく


より一般常識程度の知識があるとして
「手作りセッケン」はカルボン酸ナトリウム塩であり生分解(β酸化)が可能です。
「合成洗剤」は.ABSやポリオキシエーテルやアミン系なので前者がα酸化.後者は忘却と.生分解が可能にしても分解が遅いのです。
これが「環境にやさしい」と宣伝されている理由です。

前2者のご質問に対しては.「カルボン酸ナトリウム塩」の物性か「ABSやポリオキシエーテルやアミン」の物性としての違いです。簡単に言えば.酸あるいは塩濃度変化によって.電子密度が変化するカルボン酸(大学名忘却.どこかの入試問題)と影響が受けないの「ABSやポリオキシエーテルやアミン」との違いです。

「カルボン酸ナトリウム塩」「アミン」「生分解」「α酸化」「β酸化」「酸」「塩」「濃度」「電子密度」は高等学校(=理工系大学入試程度)程度の内容です。専門的内容ではないです。
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