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 格差が広がるにつれ、低所得者をターゲットにした「貧困ビジネス」というワードが聞かれるようになりました。

 「貧困層を食い物にしている」という批判的な論調が多いですが、みなさんはどう思われますか?

 たとえば、敷金礼金ゼロのかわりに家賃を1日でも滞納すると違約金に何万円もとられたり、鍵を変えられたりという「ゼロゼロ物件」が問題視されていますが、家賃を滞納する可能性の高い層にはそれなりに違約金をかけないと経営できない。ひいては、貧困層も家を借りられない、ということになると思います。このように「ゼロゼロ物件」が悪だとして取り締まると、貧困層が困る、という事態にもなりかねませんね。

 また、生活保護受給者をターゲットにした高齢者施設も、貧困層を食い物にしているといえばそれまでですが、そういう施設がないと介護が必要な生活保護受給者は大変困ることになります。なんせ、行政がやらないので民間がやるしかないですから。

 要介護生活保護受給者にとってみれば、貧困ビジネスでもなんでも、このご時世に入れる施設があるのはとても幸せなことではないですか? 「ゼロゼロ物件」と違い、生活保護を受給する限り、追い出される心配もないですし、天国なんじゃないかとさえ思います。
 
 「貧困ビジネス」は悪ですか?
 今後、貧困ビジネスが社会問題化していくと思いますか?

 ご意見おねがいします。

A 回答 (11件中1~10件)

モノ次第です。



ゼロゼロ物件については、返済の意思も返済する金額もあるのに何らかの事情で期日に支払いができなかった場合にまで高額な違約金をとるというのは通常の商習慣からすれば問題があるかと思います。
通常であれば、遅延損害金として常識ある利率でとるべきですが、そこで通常家賃を超えるかのような違約金を取っています。これは、そういう違約金を当て込んだビジネスであり、あくどいと言えそうです。

もちろん、このあたりの判断は道徳的な判断なので、人によって評価は異なるかと思います。

例えば「1日で100%という金利をとる闇の高利貸しが悪か?」という話と同じです。資金繰りに困ってどうしてもお金を借りなくてはいけない人に正規の金融機関が貸してくれないのなら、貸してくれるだけでもマシと言えるかもしれません。
緊急性を要し難易度が高い手術があって、その手術を優先して行ってもらうには「全財産をよこせ」と言われても、命が助かるのだからお金などとは言っていられない。命がなくなるところを助けてもらえるのだからまだマシという考え方もあるかと思います。

そのような考え方にたてばゼロゼロ物件も悪とは言えないでしょう。
もちろん、上記のようなケースは弱みや命を人質に取ったやり方で汚いという人もいるでしょう。
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この回答へのお礼

ゼロゼロ物件について調べたところ、3ヶ月を越えない滞納では借り主を追い出せないと借家法で決まっているそうです。それを特殊な契約で破棄させているのは、違法性が高いといえそうですね。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/12 14:53

どうもここの回答者さんの間では貧困層ビジネスが悪、もしくは仕方ないものとなっていて、少なくとも「善」とは捉えられてないように思います。




「ユニリーバ」が、インドで石鹸を広め、ばい菌による死亡者を激減させたこと。(インドでは手で食事をする文化があるが、それまで石鹸はほとんど使われてなかった。)

「Google」が、顧客を増やすのに、パソコンを扱い、且つ文字が読み書きできる人口を増加させるために、ユネスコと提携して識字率を上げる支援をしたこと。(結果的には貧困層ビジネスですよね)

貧困層を相手にビジネスをすること自体が悪というのは少し考え物ではないでしょうか?

むしろ世界の40億人以上が貧困である今、貧困層に見向きもしない企業は社会の流れを読めない、いわゆる負け組企業になってしまうのでは、と思いますがどうでしょうか?
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この回答へのお礼

 この場でたくさんの方に回答していただいて、「ルポ貧困大国アメリカ」も読みまして、自分なりの考えがまとまりました。

 それは、「貧困を餌食にするビジネス」と「貧困救済ビジネス」の境界線が、世の中的にまだ確率されていないということです。そもそも格差社会という言葉も日本ではまだ最近のもので、「貧困ビジネス」という概念も、今までは日本になかったものだと思います。

 「貧困を餌食にするビジネス」と「貧困救済ビジネス」は、素人には判断が難しいことも、「貧困ビジネス」という言葉でひとくくりにされて批判的な論調を受ける一因だと思います。
 
 世の中が一歩すすんで、その分け目を明確にして、善良な企業まで悪いイメージをもたれることがないように願います。

 この場をお借りして、みなさん、回答ありがというございました。

お礼日時:2008/12/28 13:03

No.5です。


少し変ですね。
闇金は違法行為だから「悪」なんですか。
私は「悪」だから違法(つまり法律で「悪」とみなすこと)にしたと思ってましたが。
貧困層を食い物にするビジネス(といえるかはさておき)も、法律で規制されれば「悪」で、
それまでは「悪」じゃないということですか。
本末転倒です。
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この回答へのお礼

 「違法行為だから悪」、「悪だから違法行為」・・・その議論は卵が先か鶏が先かの議論と同じで結論はないように思います。それに、どちらが先かはこだわる問題でないと思います。
 
 再びの回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/24 14:39

「ゼロゼロ物件」に知悉している訳ではありませんが、"滞納しない限り、借間から追い出されぬ"とするなら、何等問題はないと私も感じますね。



 又、ここで言う所の貧困ビジネスは"必要悪"でありこそすれ、断じて"悪"になり得ぬのが、私の視座でもあります。
更に世にある職は大なり小なり"必要悪"的側面があるのが常なのはNO6さん他の指摘通りでしょう。
極論ですけど、火事が全く発生しなければ消防署が困り、(スキー場等で)骨折する人間が増えなければ外科医は仕事が増えない類の話と粗同じ事だと言えましょうか・・・・
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この回答へのお礼

 ゼロゼロ物件の問題点は、たった一日の滞納でも即座に鍵を取り替えられて即追い出されるという点がひとつあると思います。借地借家法でも、三ヶ月を超えない滞納では追い出されないと規定されていますので、法令違反という意味でもゼロゼロ物件は善悪でいうなら悪に近いと認識しております。必要悪と言ってかばうことも難しいケースだと私は思っています。
 回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/24 14:45

一般的な国際ルールでは、「リスクに応じた負担」が常識であり


貸し倒れをするリスクに応じて、個々の事情に応じて利子などを決めていくのが普通ですが、
日本ではそれが出来ない為、貧乏人には1銭も金を貸さないのが常識になっていますねw

日本独自の特例措置(借家権など)を悪用して(金を払わず)居座ろうとしている側が悪いのであって、
「貧乏人は犯罪を犯すのが常識だ」と無茶な理論で正当化して
保証人になった側を責めるのは、少々【酷】な面もありますね。
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この回答へのお礼

 借家権の悪用、ですか・・・。
 払えるのに払わなかったとするなら、借りた側が責められるのも無理からぬことかもしれませんね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/24 14:50

NO4の回答者です。

アメリカの貧困ビジネスの現状を書けということですので、私の最近読んだ「貧困大国アメリカ 岩波新書」の内容をかいつまんで説明いたします。アメリカは「小さな政府、自由な社会」を旗印にして教育、福祉行政を縮小し、民間に任せる方策をとってきました。その結果、社会は弱肉強食(強いものが弱いものを犠牲にしてのさばる)の社会になっています。貧困ビジネスの花盛りなのです。最近も問題化した「サブプライム・ローン」も、下層社会の人々に甘い誘いかけで本来とても買うことの出来なかった個人住宅を買わせ、借金づけにして儲ける金融商法なのです。また学資の足りない大学生に高利の奨学金へ加入させて卒業後その返済で苦しめる(これは最近映画「私がクマに--」でも描かれました。派遣業も貧困ビジネスの一種ですが、アメリカでは徴兵の代わりに専門の業者が食いはぐれた若者に声をかけてイラクやアフガンへ送り込むことが普通になっています。その他、いろいろ悲惨なことがアメリカでは横行しているようです。日本もこんなになったら社会崩壊ですよ。
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この回答へのお礼

再びの回答に深く感謝いたします。ただ、うまく言えないのですが、貧困ビジネスを悪ということに、まだ引っ掛かる何かが自分の中にあることを否定できません。例えば、ライオンがネズミを食う。それしか生きる方法がないときに、それを悪だと言えるのか? 貧困ビジネスはそれと似通う問題のように思うのです。ご紹介いただいた本、とても興味があります。早速読んで、自分なりの見識を深めたいと思います。多くの方がかならずしも悪ではないという意見の中で、しっかりした反論をもってきていただき、ありがとうございました。反対意見もでてこそ、議論は深まりますね。

お礼日時:2008/12/13 19:20

自分としては「悪」とまでは思いません。


違法性だけしかないものはともかくとして。
「必要悪」というものが残念ながらいくら綺麗ごといったところで、
社会には存在するものです。

実際に福祉事務所に困ってるからと生活保護の申請に行っても、
何度も断れ、社会福祉協議会からもお金を借りることができなかった
人々からサラ金の方が親切だった。という意見を生活保護受給後に
述べてるのを聞いてますからね。

それとアパートで借り手のない不人気エリアなどは生活保護受給者
歓迎物件などがあります。今の時代だと何時解雇されるか解らない
会社員を入居させるより、生活保護受給者の方が福祉事務所経由
で確実に家賃が回収できることから、「貧困ビジネス」というのが
相互扶助になってたりするのも事実ですから。

そういうことで「必要悪」と考えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私も言うなれば必要悪かと思います。メディアの論調は「貧困ビジネス」イコール「悪」と言わんばかりで疑問を感じていました。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/12 21:21

闇金を容認するかどうか、と一緒だと思います。


でも日本では闇金を容認してないので、いわゆる「貧困ビジネス」も容認しない、ということじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

せっかく回答いただきましたが、それはちょっと違うかと思います。ヤミ金は明らかに違法行為ですが、貧困ビジネスはかならずしも違法のものばかりとは限らないからです。ゼロゼロ物件は違法性が高いと思いますが。回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/12 17:38

「貧困ビジネス」は悪です。


人間社会が守らねばならない最低のモラルを逸脱した汚い商売の部類です。
>家賃を滞納する可能性の高い層にはそれなりに違約金をかけないと経営できない。
>行政がやらないので民間がやるしかないですから。

そこに問題があると思います。政治行政の思考停止と怠慢がそういった犯罪すれすれのひどいビジネスを跋扈させているのです。法律でそれらのビジネスの内実を透明にして利益率や全体のシステムを監視せねばならないでしょうが、そうすると、これらのビジネスが本来到底商業ベースではなりたたないことがはっきりすると思います。
「派遣業」など人身売買すれすれのビジネスもこの範疇でしょうね。これらもアメリカからの押し付けで日本企業がモラルを捨てた結果です。今、貧困ビジネスの本場アメリカ社会がどんなひどい有様になっているのかを少しでも知れば、貴方のような考え方が間違っていることが良く理解できると思いますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。もしよかったら「アメリカ社会のひどい有り様」というのを具体的に教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

お礼日時:2008/12/12 14:43

一概に悪とは言えませんが、貧困ビジネスはその性質上


ある一定以上貧困者がいないとビジネスが成り立ちません。
このビジネスは貧困層を支援することが目的ではありません。
あくまでビジネスですから貧困層には貧困層でいてもらった方が
都合がいいわけです。

貧困層が結構な頻度で入れ替わっていれば問題ないんですが
貧困ビジネスは『リスクがあるから』という理由で、通常よりも
高い料金や厳しい条件になっているものが多いです。
また、保証人紹介など貧困でなければ利用されないだろう
独自のサービスもあります。

つまり貧困であればあるほどお金がかかるという状況なので
より貧困へと負のスパイラルが加速する可能性があります。

本来は行政が制度を改正するなり、真剣な議論が必要な状況でも
こういったビジネスのおかげで『俺たちが助ける必要はないな』
という言い訳を与えることにもなりかねません。
根本的にどうしようもない問題ならともかく、ちょっと制度を
変えたり、支援をすれば解決する問題が放っておかれる可能性が
あります。

本当に這い上がれるのか? 今死ぬか後で死ぬかの違い?
単なる先延ばしで、緩やかな死が待っているのではないか?
こんなことを以前考えました。

貧困ビジネスそのものが問題になるかはわかりませんが
貧困層の固定は問題になる可能性は高いと思われます。
派遣業のマージン規制とかはあるかもしれませんね。
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