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米同時多発テロまで経緯について、イラクのクウェートに対する侵攻がきっかけでそれに至ったと思うのですがその背景を教えてほしいのです。

米が本当に悪いんですよね。イラクは悪くなかった。

回答番号7でのイラクと米戦争になった経緯が説明されてますがあってますか?下記参照。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3591800.html?from=na …

この説明があっているか知りたいです。

それとねつ造されたり情報操作的なことを米がして世界がだまされたと書かれてますがこれもそうなんでしょうか。そうだとして世界はいつごろこのねつ造に気付いたのですか?それか米が大国だから見て見ぬふりをしていたとか。

お願いします。

A 回答 (5件)

もうちょっと長いスパンで説明します。


1979年にイラン革命というのが起こります。それまでイランは王政でしたが親アメリカ政権でした。それが革命で倒れ、そのいざこざのときにアメリカ大使館が占拠され犠牲者が出てアメリカとイランは対立します。
イランの隣国イラクはもう当時からフセインが大統領でしたが、イランにイスラム教シーア派の国家が出来たのは脅威以外のなにものでもありませんでした。なぜなら、イラクにも大勢のシーア派国民がいたからです。
ですからフセインはイランに侵攻しました。これがイラン・イラク戦争です。このとき、アメリカやクウェートはフセインを全面的に支援しました。8年続いたイラン・イラク戦争は形式上は引き分けですが、実質的にはイラクの敗北に近いものでした。
戦後、イラクは戦費のツケの支払いに苦しみます。そしてクウェートに援助を求めますがこれがもう木で鼻をくくったような対応をしました。激怒したフセインはクウェートに一撃を加えてやろうと考えました。当初は、一時的にクウェートを占拠したら撤退しようと考えていたようです。そして当然アメリカ大使にクウェートに軍事攻撃をすることの根回しをします。アメリカ大使の返答は「われ関与せず」で、これでフセインは「アメリカは黙認した」と解釈しました。ていうか、まあ誰でもそう解釈するでしょう。
しかしいわゆる湾岸危機が発生するとアメリカは態度を一変、反フセイン包囲網を築きます。分かりやすくいえばフセインは大国に裏切られたのです。
そして1991年に湾岸戦争が勃発。イラクは一方的に敗北したものの、フセインの切り札である大統領親衛隊は損害を受けずに済み、フセインはぎりぎりのところで政権の維持には成功します。ブッシュ大統領(父)は国内の反フセイン勢力によってフセインは政権の維持は出来ないだろうと読んでいたようです。

なお、アメリカが湾岸戦争(正確には開戦前の湾岸危機のとき)にある陰謀というか情報操作のねつ造をしました。
湾岸危機が始まった当初、米国内では戦争を望まない国民も少なからずいました。しかし、米議会に出てきた少女が世論を一変させます。彼女はクウェートから命からがら逃げてきた少女で、イラクの兵士が目の前で子供を容赦なく虐殺したことを涙ながらに訴えたのです。アメリカの世論は一気に戦争支援に傾きます。
ところがこの少女、在米クウェート大使の娘でイラクがクウェートに侵略したときにはニューヨークにいたことが分かったのです。しかし、もうその声は戦争に向かう愛国者の声でかき消されたのです。

9.11テロが発生したとき、愛国的右翼議員が「アフガンの次はイラクだ」と言い出しました。最初は誰もがハァ?と思っていたのです。なぜなら、確かにフセインはアルカイダを支援したのは事実でしょうが、9.11テロに直接関わっている可能性はありませんでした。
しかし、ブッシュ(息子)は強引に戦争を始めます。理由は「イラクは大量破壊兵器を持っていて世界に脅威だから」というものでした。しかし、国中を探しても大量破壊兵器は見つかりませんでした。そらそうです、なかったんですから。最後はとうとうブッシュ(バカ)も「大量破壊兵器はなかったかもね」と認めざるを得ませんでした。そもそもイラクが大量破壊兵器を持っているという根拠はCIAからの報告でしたが、実はCIAはイラク国内に情報網がほとんどありませんでした。つまり、イラクが大量破壊兵器を持っているという報告そのものがねつ造だったのです。ネオコンの肩を持てば願望が生み出した産物だということでしょうか。

アングロサクソン(英米)は本気で戦争をしようと思ったらなんでもやります。本気で怒ると陰謀でも原爆でもなんでもします、あいつらは。
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 まあ、イラクも1988年のクルド人虐殺事件(アンファル作戦)でクルド人自治区のハラブジャ(Halabja)にて毒ガス(大量破壊兵器)を使用していますから、後にイラク戦争で大量破壊兵器の所有を戦争理由にされてしまったのも、脇が甘いとしか言えません…。


 (大量破壊兵器を過去とはいえ、所有どころか過去に自国民の虐殺に使用してしまったのですから…。)
   http://worldtoday.seesaa.net/article/89822759.html
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まずイラクは悪いでしょう。

誰がどう見ても。
手のひらの上に転がされていたとしても、それに気づきもせず戦争をしかけたわけなのだから、アメリカが悪くなかろうと悪かろうと、イラクは悪いです。

石油価格が高いから戦争を起こしイラクに攻め込んだというのが根本的に逆ではないでしょうか?両戦争前はどちらも、石油価格が低く、イラクもテキサス油田業界も苦しんでいたと思います。
アメリカの国益のためという見方が根本的にずれていると思います。
アメリカの油田業界にかかわる人々(ブッシュ家、チェイニー等)と軍需産業のためと見るべきではないでしょうか?

話は単純、テキサス油田は原油価格低迷で採算割れしていて、そのオーナーであるブッシュ家あたりはもうからなかった、だから中東に戦争を起こせば原油価格上昇で大儲け、これだけの話ですよ。
ついでにイラク侵攻ではバイオエタノールブームで穀物価格まで上がり共和党の支持基盤の中部も潤うから、党まで乗ったわけです。

もちろん、両ブッシュが積極的に戦争を起こそうと工作したのか、そこまではしないものの戦争歓迎と思っていただけなのかはわかりません。
ただアメリカのような体制の国でトップが戦争歓迎と思えば、自然と外交関係も高圧的になり、じきに戦争へと発展しがちになります。
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ちなみに、大国が軍事行動を起こす際、アメリカの反応を確認してから行うというのは、現在でもあります。



昨年、ロシアがグルジアに軍事侵攻した際、北京を訪れていたロシアのプーチン氏が、同じく北京にいたブッシュ大統領に話しかけたそうです。
しかし、話の中でグルジア問題に対する反応が鈍かったので、プーチン氏はアメリカがグルジアに軍事介入する意思がないことを悟り、本国に対して軍事行動のゴーサインを出したと思われます。

ただし、グルジア侵攻でのプーチン氏の読みは正しかったのですが、イラクが湾岸戦争前に接触したアメリカの駐イラク大使の反応は、アメリカが建前の回答をしただけであり、当時の大統領であるパパ・ブッシュ氏の本音とは遠いものでした。

一大使の反応をアメリカの本音と受け取ったフセインの読みが甘く、直接大統領に接触して大統領の本音を読み取ったプーチン氏が賢かったということです。

参考:ウィキペディア『湾岸戦争』-『陰謀説』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BE%E5%B2%B8% …
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湾岸戦争の経緯については、ウィキの記事を参照のこと。


ウィキペディア『湾岸戦争』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BE%E5%B2%B8% …

戦争の発端として、石油ビジネスにからむクウェートとイラクの対立がありました。
いかに経済的に困窮したとはいえ、すぐに軍事的手段に訴えるのは、さすがフセインとしか言いようがありません。

アメリカの陰謀が主要な原因だなんて言う人は、ただの反米主義者であり、現実を反米というメガネをかけて見ることのできない、かわいそうな人です。
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