映画のエンドロール観る派?観ない派?

死刑制度について大学で課題がありました。内容に自信が無かったために、先日この「教えてgoo」内で添削していただき、自分なりに修正を加えました。そこで、もしご関心がある方に添削してもらいたいと思い、再び投稿しました。よかったらお願いします。


▼死刑存続側の意見
 死刑制度を存続すべき理由は大きく分けて二つあります。一つ目は死刑制度という国民の生死が直結する問題では、国民の倫理観を参考にすべき。二つ目は他人の人権を踏みにじった者に、人権が守られる保証は無いということ。
一つ目については今、世界の国々では死刑撤廃が主流になっています。その中でも特に死刑撤廃が多い欧米では、キリスト教が深く根付いているために、神に与えられた権利を人間が侵すことは出来ない。とう考えが死刑撤廃の原因になっています。しかし日本では古くから切腹など、失敗を犯したら責任を取るのが当然といった考えがありました。そのこともあり、内閣府の世論調査でも大多数の国民が死刑存続に賛成しています。このことから死刑制度は日本国民の倫理感に合っていると言えます。
 二つ目については、憲法13条の一部に「国民の権利は公共の福祉に反しない限り、最大限の尊重を必要とする」という条文があります。それならば、大きな犯罪を起こした人は公共の福祉を反しており、その人の権利が保障されなくても不思議ではありません。

▼死刑撤廃側の意見
 死刑撤廃側の意見としては大きく二つがあります。まず一つ目は、冤罪の可能性があるということ。二つ目は、人間の考え方や感情の変化は千差万別であるため、死刑制度にこだわらず柔軟性のある制度にすべきという意見。
 昭和41年、味噌会社専務宅で、家族四人が何者かによって殺害され、放火されるという事件がありました。容疑を掛けられた元プロボクサーの袴田巌氏は1980年の最高裁で死刑が確定しました。しかし犯行時に着ていたとされる衣服は、袴田さんには小さすぎて履けないなど証拠不十分なことが多く、冤罪の可能性が十分にあります。
 二つ目に関しては、まず1983年に起きた半田保険金殺人事件の例が当てはまります。原田正治氏は、長谷川敏彦被告人らによって弟を殺害されました。当初原田氏は長谷川氏に対して極刑を望んでいました。しかし、被告人と面接を重ねるうちに憎しみが消えていき、もっと被告人と話をしたいと主張しました。このように、死刑が被害者関係者にとって一番の精神的ケアになるという根拠はありません。なので「代替刑」、「終身刑」や「面会する権利」といった死刑だけに囚われない考えをすべきという意見があります。

▼私の意見
 国民の倫理観を参考にすべきとという意見がありますが、実際ほとんどの国民は大きな犯罪を経験していないために、被害者感情は理解できていないと思います。さらに世論調査のため、真剣に考えて結論を出したとは思えません。そこで私は原田氏の主張する「面会する権利」のように、もっと被害者家族に選択肢を増やすようにすべきだと考えます。
経験をしていない人が経験者の心情を完全に理解することは不可能です。なので、少しでも被害者家族の苦しみを減らすには、被害者家族の声を優先させることが一番の方法だと私は思います。

A 回答 (5件)

感想を言わせて貰うなら、死刑制度について考え抜いたという感じがなく、印象はあまり良くありません。



(1) まず、死刑存置論と撤廃論に関しては、単なる論拠の羅列に過ぎないという点。それも、内容にやや疑問付き。また、最近の話題を無視している点も。

(2) 次に、自分の意見、というのが存続と撤廃とどちらなのかが判らない点。

>少しでも被害者家族の苦しみを減らすには、被害者家族の声を優先させることが一番の方法

これが何を言いたいのかが分かりません。存置すべきか撤廃すべきかよく判らないから、遺族の意見に従うべきだという主張なのでしょうか?

死刑制度を遺族感情だけで論じるのは説得力が乏しいと思います。それに、どちらがベターか判らないというのなら、その理由をきちんと述べるべきです。両説論拠のみで批判検討がほとんど見られません。

根拠の挙げ方も弱い。例えば死刑存置説については、世論調査の歴年の具体的な数字がまったく書かれていないし、その調査の仕方に問題があるという考察もありません。

それと、抽象的な「公共の福祉」は論じないほうが良いと思います。現在、憲法理論でも公共の福祉を根拠として可否を論じる「裸の公共の福祉論」は過去のものとされているでしょう?
つまり、立法は本来公共の福祉のためだから「公共の福祉論」はトートロジーにすぎないとか、「公共の福祉」のような広範かつ曖昧な基準で論じるとすべてが規制されやすくなるため、より具体的・個別的な判断基準が必要であるといわれています。

また、撤廃説の強力な根拠の一つである「国際的な死刑廃止の動き」が述べられていない点も問題です。つまり、昨年(2008)10月末、国連自由権規約委員会が日本に対して死刑制度の廃止を勧告する報告書を発表した、という最近の話題が無視されています。このような勧告が出ているために、今再び、政府だけでなく大学などでも死刑制度が旬の話題になっているわけですから。
そして国際社会における日本の位置づけからも、近年死刑存続に対する世界的な非難が以前に比べてはるかに強くなってきているというグローバルな動きを無視することはできません。

そのほか、昨年初めの鳩山邦夫氏の「自動的に死刑執行」を論じることも面白いと思います。このような発言がどういう背景から出てきたのか。この発言も死刑制度の議論が活発になった原因の一つなので。

こういったことの検討を抜きにして、なんだかよく判らないので遺族感情に任せるというのはあまりにも無責任な意見であると感じるのですが。判からないなら判らないなりに、もう少しきちんと各説の根拠とそれに対する批判や疑問を詰めた上で、遺族の感情を重視すべきだという結論に至るのでないと。

もっとも、検討を突き詰めていけばどちらかになると思うんですがねぇ。結局のところ、自分の意見がどっちつかずというのは、どうも印象良くないです。以上、かなり勝手なことを言って失礼しました。
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ほかの方とコメントとかぶりますが、2点指摘します。



・ 事実、論説と意見がまじってます。
特にこれまで誰かが主張してきたことなのか、ご自身の意見なのか非常にわかりづらいです。

・ 結論が被害者感情の話題に摩り替わっている
何か事件があれば被害者が苦しみを減らしたいと思うのは共通しているはずです。死刑とは直接関係しないのでは?と問われたらどう答えますか?

全体的に、質問者の考え方は応報刑論に近いと思います。
もし、応報刑論という言葉をご存知ないのであれば刑法について少し調べてみるといいとおもいます。いきなり死刑の是非を考えるよりも、他の刑罰との連続性といった観点が出てくると思います。死刑制度の立脚点も明確になるでしょう。
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死刑存続側の2つ目は死刑存続側の意見でなく私の意見に持ってきたほうが良いと思います。



被害者家族の声をいうのなら、死刑存続側なら岡村 勲弁護士のことを、死刑撤廃側の意見なら磯部常治弁護士のことを調べてみると面白いかもしれません。

後この課題が死刑制度について調べることなのか、死刑制度の反対や撤廃の動きについて調べることなのか、死刑制度についてどう考えているか自分の意見を書くことが目的なのかでどの部分を長くした方が良い関わってくると思います。
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先日も回答したものですが



>その人の権利が保障されなくても不思議ではありません。
 あります、ただ言葉を丁寧、もしくは曖昧にしたからといって憲法の解釈を独自でできる事にはなりません。前回も申し上げたように“必要な時のみ、最小の範囲で”が公共の福祉のための人権制限です。議論すべきは死刑が他に術が無く、それ以下の量刑では期待する社会的効用を得られないのかどうか、という事です。

>もっと被害者家族に選択肢を増やすようにすべきだと考えます。
 それはそうだと思いますが、質問者様の“死刑”に関する見解がありません。
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内容についてどうこうではなく、「▼ 死刑存続側の意見」「▼ 死刑撤廃側の意見」に比して、あなたの意見の部分があまりに少ないと思います。



「▼ 死刑存続側の意見」「▼ 死刑撤廃側の意見」についてはいわば誰でも知っているのだから、殊更スペースを割く必要はありません。

あなたの意見が何を根拠にしていて、どういった論理展開を持つのかが重要です。
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