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大東亜戦争の勉強をしているのですが、海軍と陸軍は仲が悪いというのをよくききます。今もですか? そして、仲が悪いのは何が原因なんですか? 教えてください

A 回答 (5件)

うーん、どこの国もそういいますが(イギリスなんて16世紀から言っています)、旧日本軍の場合は、



1)陸軍は地元の部隊で勤務するので、おれたち意識、結束力が強く、海軍は雨風しのいで3度メシ食っているという意識がありました。海軍をからかう「1膳飯とはなさけなや」という歌もありました。

2)陸軍の軍旗は皇室から賜ったものなのですが(だから連隊旗手なんて大変な名誉職です。一方で死んでも旗を護らなくてはなりません。いよいよダメとなったら焼きます)、海軍の軍艦旗は備品です。陸軍のは普段、桐の箱に入っていますが大概虫が食って、ふさだけになっています。これをありがたがる様子を海軍はネタにして笑いました。

3)陸軍と海軍が陸はソ連が仮想敵、海は米国が仮想敵なので、連携することが無く、そのくせ要求する予算は多いことも陸海軍の仲を険悪にした遠因でしょう。

4)陸軍省、海軍省と管轄する役所がちがったこともあります。

こんなことが重なって表面化したのが、第2遣支艦隊の「置き去り事件」、です。これは陸軍の強引な仏印進駐に対して意見が中央で割れ、進駐部隊の護衛をしていた海軍艦隊が、最後になって陸軍を置きっぱなしにして帰った事件です。仲が悪いとはいえ、こんな組織で戦争がうまく行くわけないだろう、とツッコミいれたくなりますね。
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 一番大きいのはやっぱり予算ですよ。


 何処の国でも、軍事に回せる予算が限られる為、陸海共に少しでも多くの予算を自分達に配分する為に親の敵みたいに、相手は無能で無用だと誹謗中傷するものです。
 (これは今の自衛隊でも多少おきている様で、本土決戦なんて起きないんだからと陸自の予算が削られて、空自・海自に回される事が多くて不満が有るとか…。)

 あと帝国軍人には人材交流がまったくと言っても良いくらい、交流が無かったのも問題です。
  陸軍 幼年学校 → 士官学校 → 陸軍大学校
  海軍           兵学校 → 海軍大学校

 自衛隊ではこの点を反省し、士官学校や海軍兵学校に当たる防衛大学校を同一にし原則、陸海空の区別無く教育します。
  自衛隊 防衛大学校 → 陸海空に配置 → 必要に応じて指揮幕僚課程等を教育

 おかげで防衛大学校の同期などだと、異なる所属でも仲間意識はある様です。

 あと、連隊旗と軍艦旗(自衛艦旗)について
 連隊旗は連隊隊員の精神的支柱として房だけに成って所属の認識が分らなくなっても、古くからボロボロに成る激戦を経由してきた証として、隊員が誇りに思っていたそうです。
 (最近は目立つので戦闘時には掲げないそうです。)

 軍艦旗は、逆に国際法で軍艦の所属を示す物として明確に認識できる形で掲揚する事を義務付けられています。
 また、戦時には軍艦旗が戦闘旗に変わり(別の旗を用意する国も有りますが)、掲揚されている限り、その艦が戦闘を継続する意思を有している事を敵味方に示す意味が有ります。
 (連隊旗の様に古くなって認識できなくなっては意味が無い)

 個人的には艦首に付けられた、菊花紋章(陛下より特に下賜された艦を表し、廃艦時に外す)の方が連隊旗に近い気がします。
 (潜水艦や駆逐艦には、付けられないので軍艦扱いされず、会計も単艦ではなく複数艦で一つの単位とされた。)

 なお、海上自衛隊は自衛隊では唯一戦前の旭日旗をそのまま採用しており、口さがない方は海自を「伝統墨守・唯我独尊」何て言います。
 (他は世論に遠慮して変えたのに…。)

 ちなみに陸自は「用意周到・頑迷固陋」空自は「勇猛果敢・ 支離滅裂」と言われたり…。
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 No.1,No2の方の触れていない部分について



 陸軍・海軍の予算はほぼ同じなのに人数は陸軍が多く、最新鋭の技術で作られた軍艦は「かっこいい」と見られていました。

 平時においては、海軍水兵の多くは志願者なのに、陸軍兵士は徴兵制でした。

 また、軍の編成についても陸軍はドイツ(プロイセン)を手本にしたのに対し、海軍はイギリス・フランスを手本にしました。

 その上、海軍軍艦は平時に公式親善(示威?)訪問として、諸外国に行くこともあり、水兵でも他国に観光に近い形で他国に接することができました。

 ですから、在外大使館などで大使館付きの高級武官が公式晩餐会に出席した時など、外交も軍務の内という感覚で、海軍士官は第一礼装でぴしっと決めて、社交ダンスを踊っていました。
 陸軍士官も踊る人はいましたが、軍装も地味ですし、ダンスは軟弱と見る人もかなりいたようです。
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陸軍も 海軍も 組織ですから


自己増殖の本能を持ちます

より多い予算、権限を持とうと、張り合います
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あ、あ、



海軍は英国に、陸軍はフランス、普仏戦争でフランスがまけたらドイツ、という師匠の違いがありました。
で、帝国海軍では海外といっても練習艦隊の遠洋航海以外、連合艦隊の単位で外国に行ったのは青島、旅順くらいです。例外に戦艦比叡がカナダ西岸、重巡足柄が英国に行きました。
これは、国の護りの戦艦は外国に行かないほうがいいという考えがあったのと、燃料代がままならなかったためで、ブラジル建国100周年のとき、各国は最新軍艦を出したのに、日本は練習艦を出した程度で、教官が生徒に「みなはこの艦を長門(戦艦)と思え」といったとか。
あと、半年ごとに海軍も徴兵をしています。十六志、は昭和16年志願、十六徴、は昭和16年徴兵、で、志願のほうがやはり荒っぽい人が多かったそうです。

あと、陸軍は
「おれたち中国で苦労しているのに、海軍は遊んでいやがる」
海軍にすれば
「中国問題、ちっとも解決できないくせにダラダラ戦して、おれたち空母までだす羽目になった。渡洋爆撃などでとんだとばっちりだ」

という大問題もありました。
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