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形の名称「つけん志多伯のサイ」はサイの古武術で習う時には、空手で言えば何段クラスの形練習になるのでしょうか?基本形には思われないし、初段クラスか?三段クラスかを尋ねているわけですが?
専門の方
回答を宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

今日の琉球古武術の体系は元を辿れば昭和15年に平信賢が保存振興会を興したことに端を発します。

平信賢はそれぞれ伝承者が違った各種の武器の技法を集めて後世に遺すことを考えました。それまではサイでも棒でも少数の型を個人が別々に伝えていた状態でした。

もちろん、平信賢の流れを汲まないところも多いですが、道場の垣根を越えて琉球古武術を学ぶ、複数の型を遺すという平信賢の考えは大変影響力があったと思います。

サイには津堅志多伯のサイの他に、浜比嘉のサイ、北谷屋良のサイ、慈元のサイ、多和田のサイ、湖城のサイなどがありますが、これも元々伝承している人が違い、どれが基本形で、どれが応用形というものはないと思います。ただ団体、道場において学びやすいと考えたものから順序立てて選んで指導しているのだと思います。

サイにおいては、津堅志多伯のサイを最初に学ぶ道場が多いですね。棒で言うと周氏の棍、佐久川の棍、ヌンチャクでは赤嶺のヌンチャクからはじめる道場が多いです。これも平信賢の影響があると思います。

琉球には段級制度は無く、しかも前述した通り型は個別に伝承されていたので、今日の型に対する段級は団体、道場の指導者が作った目安と言えると思います。道場によっては、空手の有段者ではないと武器は教えないところもあれば、逆に少年部の白帯に最初から棒を指導しているところもあります。ですから、どの武器のなんという型が何段に相当するかは道場によって違うと思います。

この回答への補足

ご教授有難う御座います。
この志多伯のサイや他の形の命名ですが、地名・人名が付いているように思いますが?因みにツケン・シタハクとは人名でしょうか?地名と人名の混じりでしょうか?

補足日時:2009/03/03 08:42
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この回答へのお礼

質問から時が過ぎました。
一旦、これを締め切り再度質問しなおします。
直ぐの回答がなかったので、諦めておりました。
回答は明快なので理解ができました。
有難うございます。

お礼日時:2009/03/03 09:31

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