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ヘキサメチレンジアミン146gとアジピン酸146gがある。これらを原料として重合反応を行った。重合反応が完全に進行し、かつ得られた高分子が、仮に一本の巨大な鎖上高分子を形成しているとすると、その質量は何gか。なお、計算において高分子鎖の両末端の構造は無視せよ。
(化学I、II重要問題集の230の問題です)

答えは2.3×10^2(近似値)となってます。水は36g生成となっているのですが質量保存の法則を考えると292(反応前)=266(反応後)となってしまいます。
どうしてこれは成立していないのでしょか?

自分で解いたときはまず水の質量36gを出してから、質量保存の法則を考えて292-36=256g
としてしまいました。何が間違っているのかわかりません。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

ヘキサメチレンジアミンの分子量は116、アジピン酸の分子量は146です。


問題文ではどちらも146gですから、ヘキサメチレンジアミンはおよそ1.25mol、アジピン酸は1molあることになります。
重合反応においてはヘキサメチレンジアミンとアジピン酸は1:1で反応しますから、ヘキサメチレンジアミンはすべてが重合に使われず余ってしまいます。

ヘキサメチレンジアミンの1mol分である116gとアジピン酸の1molである146gが反応して、生成する高分子と水は116+146=262g。
水の質量を引いた262-36=226gが高分子の質量となります。

質量保存の法則は余ったヘキサメチレンジアミンの分を足せば成り立ちます。
問題を解くときにはご注意を…。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よくわかりました。

お礼日時:2009/02/20 08:56

すごいどうでもいい引っ掛け問題だと思いますが、要するに両方の分子量が違うために 同じ重量で重合したら、完全に進行してもヘキサメチレンジアミンの方はあまるわけですね




あと、余談ですが、水が36g生成となっているのできちんと有効数字を考えて(今回は間違ってますが)256g→2.6*10^2g
としなくてはなりません
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よくわかりました。

お礼日時:2009/02/20 08:55

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