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日本企業の特質と企業家精神について説明してほしのですがよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

欧米との比較で現代の日本企業の特質を挙げますと、


1)従業員の自発的流動性が少ない
2)従業員同士の結びつきが強い
3)個人を突出させないマネージメント
となります。最近は大変革期で、欧米流のマネージメントがどんどん入ってきているにもかかわらず、これらのことは日本古来からの特徴として、なかなか崩れそうもありません。つまり言い換えると、日本企業の組織は仲の良い家族のようによくまとまっていると言えます。あの国際的なソニーでさえ家族主義を唱えています。これを江戸時代の「イエ社会文化」にルーツがあるという学者も居ます。

一方、企業家精神というのは、既存のものに勇気を出して挑戦し、イノベーションを起こす精神のことです。最近よく言われる表現では、「創造的破壊」の精神です。
現代の深刻な問題は、日本企業にこの企業家精神が乏しいことです。ですからなかなか会社も変われないし、だんだん時代遅れになって、不況からも脱出できないというわけです。

この日本企業の特質と企業家精神とは、一見相容れないことが分かります。会社全体が”変わろう”と一致団結したときには、変革に対して日本企業は、強烈なエネルギーを発散させると思われますが、そうしたエネルギーは、はじめは大方1人か数人の人にしか宿りません。しかし日本組織はそうした突出を許しませんから、ほとんどはそうした人たちは、静かになるか会社を出ていってしまいます。

第二次世界大戦直後のように、日本古来のものが破壊されたときには、松下幸之助や本田宗一郎のような企業家が輩出しました。しかし今は、古来のものを破壊したり捨て去るものがありません。しいて言えば、ITでしょうか。ですからeービジネスのベンチャーに期待がかかっているのです。 
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この回答へのお礼

ありがとうございました 助かりました

お礼日時:2001/03/06 18:28

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