プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは。
写真は趣味でやっています。
知り合いから、ちゃんとした人物写真を撮って欲しいと頼まれました。
(遺影にします)
そこで下記のように、撮ろうと思うのですが、ストロボを実際何ワットぐらいのを、
使えばいいのでしょうか?
機材を持っていって、撮るのでジェネレーター(でしたっけ?)など使うほどの、
ワット数は無理です・・・

(1)バックスクリーン(グレー)を張る。
(2)斜め右上からモノブロックストロボを照らす→何ワットあれば十分ですか?
(3)トップライトをモノブロックストロボで照らす→何ワットあれば? (2)と同じワット数でないとダメ? このライトはモノブロックストロボじゃなく何か他のライトがいいのでしょか?
(4)被写体前の下にレフ板を置く。

※撮影場所は、蛍光灯電気で窓あり、自然光が入ると思います。
※まった、もっと撮るのに適したやり方はありますか?

撮影場所の条件が分かりにくいと思うのですが、分かる範囲で教えていただければ助かります。お願いします。

A 回答 (17件中1~10件)

使うカメラの大きさが分からないと何とも言えません。


6×7判でソフトボックスを使うという前提なら
1灯が500ワットくらい必要です。

デジタル一眼レフならAPSでも135でも
1灯300ワットあれば充分でしょう。

どちらもISO160の場合です。

この回答への補足

カメラは、35ミリ銀塩ペンタックスLX,もしくは一眼デジAPSになります。
6×7判の方が、ワット数いるのですね?

補足日時:2009/02/28 23:54
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遺影用ということはバストアップでしょうから300Wもあれば十分でしょう



蛍光灯や自然光は無視した方がいいです

できれば撮影中は蛍光灯は消し、窓はカーテンを閉めましょう

やり方としては定番でなかなかだと思いますよ
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほどです。

お礼日時:2009/03/01 13:40

ANo.1です。



大判、中判、135では使う絞りが変わります。
肖像写真なら大判でF32、中判でF16、135でF8くらいが使われますから
それに合わせて出力も変わります。
ま、135で肖像を撮る場合はあまりありませんが。

光源はどれも同じもののほうがいいです。
出力は本体で加減できますから2灯とも同じ機種でいいです。
明るさはメインライトよりトップライトを明るくします。
露出を採る場合はトップライトを消して計ります。

トップライトは人物の頭上やや後ろから傘バウンスで。
頭を照らすと言うより、肩を照らす感じのほうがいいです。

メインライトは
・被写体が女性の場合はソフトボックスを近づけ気味にしてフラットな調子に、
・男性の場合は傘バウンスに遠くからのレフを併用してやや硬調気味にするといいです。

それと、できればバック照明用にもう一灯、小さなストロボがあるとさらにいいです。
人物の背後に置いてバック紙に当てれば背景にも明暗の調子がつけられて
人物をより浮かび上がらせることができます。
それがないと人物と背景が溶け込んでしまう恐れがあります。
これは電池で光るスレーブ付きのものでいいでしょう。
GNもそれほど要りません。

人物写真は特に、撮影レンズの焦点距離が仕上がりに大きな影響を与えます。
4×5の150ミリ、6×7の105ミリ、135の50ミリ、APSの35ミリは
どれも画角としては同じようなものですが
そこに描かれる空気感がまるで違います。
できれば中判くらいのカメラを使われたほうがいいかと思います。
同時に、デジタルよりはフィルム、
フィルムの場合でもリバーサルよりはネガフィルムのほうがいいです。

撮影環境は、外光や室内光は一切遮断しないと照明の効果が出ません。
それが中途半端になるようなら、最初から自然光をメインライトにして
ストロボは補助光にしたほうがいいでしょう。
あるいはストロボを使わずレフのみでもいいかもしれません。

それと、モノは何でも構いませんが
キャッチライトを入れる工夫もしたほうがいいです。

この回答への補足

詳しい説明ほんとうにありがとうございます。
よく理解できました。

デジタルよりもフィルム、リバーサルよりもネガ?
なぜですか?

私が記したような方法では、キャッチライトは入りませんか?
4×5ならば、ペンタックス645が、いいと聞きますが、そうなのでしょうか?

4×5なら120ミリ(これが135の85ミリ画家相当ですか)で撮ればいいのでしょうか?

何度もすいません。
もしよろしければ、教えてください。

補足日時:2009/03/01 14:05
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>デジタルよりもフィルム、リバーサルよりもネガ?


>なぜですか?

デジタルかアナログか、の違いです。
デジタルはRGB各255諧調で1667万色が最高ですが
アナログ、つまりフィルムは理屈の上では無限諧調ですから再現力が違います。
つまり「無理がきく」んです。
今のシステムでは最終的にすべてデジタルに置き換えられるのでしょうが
それでも、その元となるデータの諧調に余裕があるほうが有利です。

同じ意味で、リバーサルとネガフィルムではやはりネガフィルムのほうが
画像の定着方式に余裕がありますから有利です。
これはデジタル画像で言えばJPEGかRAWかの違いです。
RAWはデジタル版のネガフィルムです。

デジタルやリバーサルフィルムは印刷向けの原稿には適していますが
それは画質面で有利と言うより作業効率の面で有利なだけで
「写真」として考えればどちらもネガフィルムにはずっと及びません。
最終成果物を商業印刷とするのか写真プリントとするのか、で
感光材を使い分ける必要があります。

>私が記したような方法では、キャッチライトは入りませんか?

ライトの位置が詳しく分かりませんから確かではありませんが
恐らく入らないと思います。
下に敷くレフの反射でアイドル写真のような効果は出るかもしれませんが
あれはキャッチライトとはいえません。
そもそも、肖像写真で下からの反射は用いません。
昔は幽霊ポートレートなどと呼ばれて嫌われていた補助光です。
これも、アイドルのポートレートと一緒に考えないほうがいいです。

>4×5ならば、ペンタックス645が、いいと聞きますが、そうなのでしょうか?

ペンタックス645は「セミ判」のカメラです。
4×5は“しのご”と呼ばれるカメラで、シートフィルムを使います。
写真館などで黒い布を被って撮るアレです。
セミ判のフィルムサイズは6センチ×4.5センチですが
4×5は(←これ、インチです)12センチ×9センチです。

>4×5なら120ミリ(これが135の85ミリ画家相当ですか)で撮ればいいのでしょうか?

4×5ではなくて645の事ですね(笑)。だったらこれは合っています。
一般にバストアップの肖像写真は135サイズで85ミリくらいが適していますが
それを各フォーマットのカメラに置き換えると
APSデジタルで60ミリ前後、
135サイズで85ミリ前後、
645サイズで120ミリ前後、
6×7サイズで150ミリ前後、
4×5サイズで240ミリ前後です。

この回答への補足

ほんとうに何度も詳しくありがとうございます。
やはり、普通の室内になるので、完全に蛍光灯、自然光を削除さるのは、無理そうです。

下記の方法で行おうかと思います。
645は欲しいけど、今すぐ買えない(笑

カメラは35ミリ一眼デジタル

(1)補助光として、かなり離れた距離(被写体斜め前上方向)からの300ワットのモノブロックストロボ

(2)トッププライトとして、300ワットモノブロックストロボを傘バウンス

(3)2の光を顔に反射させるため、被写体斜め下前からレフ当てる。
→これは必要ないですか? 幽霊写真になりますか(笑

※キャッチライトを入れる方法が分かりません?
どうしたら、いいのでしょうか?

ほんとうに、何度もすいません。
もし、教えてもらえればお願いします。

補足日時:2009/03/02 09:48
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ひとつ疑問点があります。


補足文の中の(1)が補助光、(2)がトップライトとして
メインライトの記述がありませんが、それは何を何処に?
もしかしてカメラの内蔵ストロボを使うつもりですか?

この回答への補足

何度もほんとうにありがとうございます。

>それが中途半端になるようなら、最初から自然光をメインライトにして
ストロボは補助光にしたほうがいいでしょう。

上記のご意見を貰ったので、自然光は遮れないので、単純に自然光がメインかなと考えました。あさはかだったでしょうか・・・(泣

補足日時:2009/03/02 12:54
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自然光を遮るには夜に撮影すればいいのですが


それでは何が具合の悪いことでもあるのでしょうか?
遺影となれば多少の我侭は双方が受け入れるべきです。
二度と撮れないかもしれない写真なのですから。

あ、「遺影」って、もしかして先日のNHKを見たのかな?

自然光とミックスするのは初心者(かな?)には難しいです。
自然光は調節の効かない灯りですから
それに合わせてストロボの出力を細かに調整しなければいけません。
快晴の日ならともかく、曇りがちの天候なら露出が難しくなります。
また、モデルの位置が直射日光の入る場所なら
それを遮る大きなディフューザーが要りますし、
日陰ならその必要はなくなりますが
今度はストロボとのホワイトバランスが合わせられなくなります。
余程の理由がないかぎり普通は自然光とのミックスは避けます。

もし自然光メインで撮るつもりなら補助光はすべてレフのほうがいいでしょう。
バストアップなら新聞見開き大のレフが数枚あれば足ります
(全部を使うのではなく、予備も含めてですが)。
レフは置く距離で明るさを調節できますから
眼で見て自然な感じにするにはストロボよりはるかに扱いやすいです。

※レフを持つ助手がいないようなら何かスタンドが必要です。
 私はそんな時は楽譜スタンドを使います。
 レフが無理なく置けて角度が自由になりますから使い安いです。
 リサイクルショップで1280円で売っていましたから数本持っています。
 モデルの下側からのレフもこれでやってます。

少し話を戻しますが、ストロボメーターはお持ちでしょうか?
ミックス光の撮影では特に必要です。
ミックス光でなくても、多灯撮影ではストロボ毎の明るさを測りながら
出力を決めていきますからどうしても必要です。
もちろん、計り方の知識も必要ですけど・・・。

※蛇足かもしれませんが、300ワットのストロボをいつもフル発光ではありません。
 まず撮影絞りを最初に決めて、←これが重要です。
 それに合わせてストロボの発光量を変えていく必要があります。
 ご質問の最初で300ワットが必要と書いたのは
 それだけあれば調節範囲に収まる、という意味です。
 実際はAPSデジタルでのバストアップ写真なら1灯100ワットでも充分です。

それと、被写体がメガネをかけているか、の確認も必要です。
それによってライト位置を変えなければいけませんから。
ま、かけていても撮影時には外してもらってもいいでしょう。

キャッチライトはノート大の白い紙があればいいです。できれば「丸型」。
アングルやポーズが決まった後で
だれかにそれを持って動いてもらって反射する場所を決めればいいです。

ついでに、長くなりますが
光源を遠くすれば光が柔らかくなると思っていませんか?
だったらそれは間違いです。
単に暗くなるだけで、かえって光の質は硬くなります。
光源はディフューザーを通してなるべく近くから当てて、反対側を白レフで補うほうがいいです。
あ、銀レフは避けてください。あれは光量を増やす目的のもので
反射光の効果として使うのは白レフです。
主光源もレフも、画面に入らないギリギリまで近づけていいです。

この回答への補足

詳しくほんとうにありがとうございます。
素人が変にこだわるなという事ですよね(泣

確かに、奥が深いですね。
自然光が入るなら、まめにストロボメーターで、計りなおさなければダメですよね。

また、理解できない事が出てきました。
ホワイトバランス?
いろんな光が入った場合は、どのようにあわせる?
オートでは、無理ですよね・・・。
どうしたらいいのでしょう?

18OSXさんは、一般人って、言っていますが、違いますよね。
プロの方ですか?

また、いろいろ相談にのってください。
勝手なお願いで申し訳ございません。

ほんとうに感謝です。ありがとうございます。

補足日時:2009/03/02 18:47
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ホワイトバランスは「白」を白に写すために色温度を調整する事を言います。



色温度の違いは、カメラのホワイトバランスを「太陽光」に設定して
色々な光源を使って白い紙を撮ってみれば分かります。
晴天の下では「白」に写ります。ストロボでも「白」に写ります。
それが曇天では「青っぽく」、朝や夕方は「赤っぽく」、また
蛍光灯では「緑」に、電球では「黄色」に写ります。
それだけ色温度によって発色が違うんです。

色々な種類の光源はぞれぞれに色温度が異なっていて
それをフィルムの場合は色温度調整フィルターを使って調整し、
デジタルカメラの場合はカメラ内のプログラムで調整します。
「オートホワイトバランス」はカメラが判断して補正しますが
画面内にある被写体の内容によっては適正に補正できない場合もあります。

で、肝心なのは、
どちらの場合も同じですが、これは全画面に均一に影響するものです。

ですから例えば(極端な例ですが)、
赤いライトと青いライトが同じ場所から照らしている場合は調整が可能ですが
赤いライトが右側から、青いライトが左側から当たっている場合は
どちらかの色が犠牲になります。

実際の撮影場所では、片方からストロボの光が、
もう片方から曇日や蛍光灯が当たっている場合などがそうです。
その場合はどちらかの色の成分が補正しきれなくなって残ってしまいます。

ですから、光源の種類は何でも構わないのですが
同じ種類のもので照明をしなければいけません。

レフ板を使う時にも、反射材に蛍光成分が入った紙などを使うと
その影響で多少青っぽい光が戻る事がありますから注意が必要です。



私はグラフィックデザインと撮影を仕事にしています。
ただ、ここで「専門家」とか「経験者」などと書いても
それを証明することもできませんから
ヘンな誤解や期待を招かないようにするために
全て「アドバイス・一般人・参考意見」として回答しています。
信頼性の判断はご質問者にお任せします。
あ、生死に関わるような質問には関わりませんからご安心を(笑)。

この回答への補足

前回の説明で気になる事があります。

>日陰ならその必要はなくなりますが
今度はストロボとのホワイトバランスが合わせられなくなります。

日陰なら、なぜ、合わせられなくなるのですか?
まったく、分かりません(泣

補足日時:2009/03/03 01:48
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この回答へのお礼

ほんとうに奥が深いですね。
詳しく説明していただいてありがとうございます。

自分なりに、勉強してみます。
また、分からない事があれば、この場で質問させてもらいます。

その時は、また、教えていただければ助かります。
ほんとうにありがとうございます。

お礼日時:2009/03/03 01:42

>日陰ならその必要はなくなりますが



これは、日陰なら直射光を遮るディフューザーが不要という意味です。
これはお分かりですよね。

>今度はストロボとのホワイトバランスが合わせられなくなります。

この部分については、色温度の違いです。
色温度とは、分かりやすく言うと「照らしている光の色が違う」という事です。

1、ストロボは太陽光と同じ色温度です。
2、日陰は太陽光でも色温度が変わってしまっています。

ストロボの光を「白色」とすると、日陰の太陽光の色は「青色」です。
例えば大きな白い卵があると仮定して、そこに両側からそれぞれの光を当てたとします。
これはつまり、日陰の自然光をメイン光に、ストロボを補助光にした状態です。

その両方の光を両側から当てたとすると
ホワイトバランスを「ストロボ(太陽光)」に合わせた場合
卵のストロボ側は白い色に撮れますが、日陰側は青色になってしまいます。
逆にホワイトバランスを「日陰」に合わせると
卵の日陰側は白く写りますが、ストロボ側は赤っぽく写ってしまいます。

こうした、二つ以上の色が異なる方向から当てられている場合は
完璧な「色補正」は不可能という事です。

風景写真などではこうした異なる色温度が混在する場面はいくらでもありますが
それは人間の目が適当に色補正して
おまけに「記憶色」という、『これはこんな色のはず』という思い込みで
場面を見るから違和感が少ないのですが
人物の肌や白い食器など、同系の色で構成されているものを見た場合には
違う色の混在(カブリとも言います)が顕著に見えてしまいます。

その結果、ホワイトバランスをストロボ光にして撮った日陰の肌色は死人のような肌色に、
ホワイトバランスを日陰光にして撮ったストロボ光の肌色は火傷した肌のように写ってしまいます。
ホワイトバランスをオートにしても、その中間の色になるだけで
カブリがなくなるわけではありません。
特に、普段見慣れている肌色などでは少しのカブリも見えてしまいますから
色温度を合わせないといけない、という事です。

この回答への補足

ありがとうございます。
色温度ですか。ちょっと考えれば分かりますよね。
すいません。

18OSXさん。
実は、もっと、詳しく説明すると、ある人から遺影写真を頼まれて、プロに頼んだほうが、いいと断ったのですが、どうしても、私に撮って欲しいと頼まれました。
私にとって、大切な人なので、撮ろうと決めました。

もう一度、教えていただいてよろしいでしょうか。
ちゃんと、撮ってあげたいので。
何度も、ほんとうに申し訳ございません。

18OSXさんが、おっしゃる通り、たまたまNHKの遺影写真のテレビを見て、私も撮れるかなあと、安易に考えてしまいました。

ライトもNHKのテレビの通り撮れば出来るかなと(泣
きのう、DVDに撮っていたので、もう一度見ました。

(1)テレビでは、メインストロボは被写体から、かなり離れた斜め上から当てていました。 なぜ、あんなに離れていたのか?

太陽光が当たる窓は、カーテン?で閉じていましたよね(あれでも光は入っていましたが)
部屋も明るく自然光が入りかなり、光がミックスしていたような・・・

(2)あの様な感じで、ホワイトバランスはうまく設定できるのでしょうか?

(3)ストロボ光量は、ほんとうに細かくストロボメーターで露出を計って、調整するしかないですよね?

ほんとうに、何度もすいません。
教えてもらえれば助かります。
他に、何か注意点もあれば。

補足日時:2009/03/03 11:52
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まずひとつ教えてください。


遺影はカラー写真ですか?それとも白黒写真?

もし白黒写真ならホワイトバランスは無視していいです。
カメラ店のデジタルプリントではなく、
プロラボで白黒印画紙にネガフィルムから焼き付けてもらえば
ほぼ半永久的に残ります。

カラー写真となると退色を考慮しないといけません。
遺影となると室内とは言え、出しっぱなしになりますよね。
今のカラー写真が理屈の上では100年以上持つと言っても
誰もそれを実際に確かめた人はいないのですから。

それと、ご質問文にあった「グレーバック」は必須ですか?



私はNHKの番組をたまたま流し見しただけで、録画していませんから見直すことができません。
ですのでうろ覚えの回答になってしまいますが・・・。

>(1)テレビでは、メインストロボは被写体から、かなり離れた斜め上から当てていました。 
>なぜ、あんなに離れていたのか?

あれは確か室内などでのスナップショットのような撮り方でしたよね。
もしそうなら、ストロボの光をモデルの背景になる部屋全体に回さなければいけませんから
どうしても光源を離す必要が出てきます。
人物もアップ写真だけではなく半身から全身が写してありましたから
そのために離れた場所に置いたのだろうと思います。

>太陽光が当たる窓は、カーテン?で閉じていましたよね(あれでも光は入っていましたが)
>部屋も明るく自然光が入りかなり、光がミックスしていたような・・・

細かく見ていませんでしたが、元はコマーシャル畑の方のようでした。
となれば恐らくストロボも1200~2400Wだろうと思いますから
光源の置き方とカメラの設定、アングルによっては外光は影響ないようにできます。
それに、プロでやってきた人なら外光とのミックスはお手のものでしょう。
環境を自然に写し込むための設定かもしれません。

>(2)あの様な感じで、ホワイトバランスはうまく設定できるのでしょうか?

ストロボ光をメインにすればそれでホワイトバランスを決めればいいです。
室内は多少の日陰カブリが出たほうが自然に見えますから。
あるいは部屋全体にストロボ光を回せば色カブリは消せます。

が、それには300Wのストロボ2灯では少ないかもしれません。

>(3)ストロボ光量は、ほんとうに細かくストロボメーターで露出を計って、
>調整するしかないですよね?

外光の露出制御はカメラの絞りとシャッター速度の組み合わせでできますが
ストロボ光はカメラ(レンズ)の絞りでしか制御できません。
ですから、外光(と言うか他の光)がある場合は
まず絞り優先でシャッター速度を出して(シンクロスピード内で)、
その絞りに合わせてストロボの発光量(或いは発光距離)を変えるしかありません。
ほかにも、傘の大きさを変えるとか、ディフューザーを通すとか
色々な調整の方法がありますが、とにかく調整が必要です。



でも、

>ても、私に撮って欲しいと頼まれました。
>私にとって、大切な人なので、撮ろうと決めました。

という事なら大切なのは「撮る技術」より「撮る気持ち」ではないでしょうか。
なにもプロの真似事をしてグレーバックや大袈裟な照明装置を作らなくても
その方の望む場所で、簡単なレフだけでスナップしたほうが
ずっとその方とご質問者の気持ちが写せるんじゃないかと思います。

最初のご質問で「グレーバック使用」とありましたから
写真館のような一般的な肖像写真を撮りたいのかと思い
あれこれ難しいことを書き並べましたが
それがその方の本当に望む遺影なのか?ですね。
もしかしたらその方は技術的な意味でご質問者に撮影を願ったのではなくて
「貴方に撮って欲しい」だけなのかもしれません。
もしそうなら、私ならその時の写真からシャッター音しか聞こえてこないような写真よりも
その時のいろいろな楽しい会話が聞こえてくるような写真を望みます。

知人の遺影を撮る、と言うのは、
もしかしたら写真に携わるものにとって最大の栄誉かもしれません。

私は、世話になった叔父の死顔を撮りました。
「そんな事をするもんじゃない」と言われましたが
私ができる最後の餞として、私のカメラで叔父を撮りたかったのです。

その方の「遺影を撮ってほしい」という言葉の意味を
もういちど考えてみてください。

長くなりますので今回はこの辺で。

この回答への補足

ありがとうございます。

>まずひとつ教えてください。
遺影はカラー写真ですか?それとも白黒写真?

悩んでいます。ネガで白黒で撮るか、デジタルで撮って白黒に変換するか・・・
ほんとうは、ネガで撮りたいのですが、画像をその場で確認できる、デジカメで撮ったほうが、安全かなと・・・ 素人の私では・・・

>その方の「遺影を撮ってほしい」という言葉の意味を
もういちど考えてみてください。

はい、ありがとうございます。
おっしゃる事は、心に響きます。
ほんとうに、その通りだと思います。

私もその辺のことは、理解しています。
ただ、肖像写真にすごい興味があるのも事実で、技術的な事もすごい知りたくて、お聞きしました。

技術的なアドバイス、ほんとうに勉強になり感謝しています。

今の条件でストロボを使っての、ネガでの撮影は難しそうですね。
ほんとうは、半永久に残るネガで、気持ちも技術(素人なりの)も、ベストなもので、撮影してあげたいと思います。

補足日時:2009/03/03 20:36
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知り合いから、ちゃんとした人物写真を撮って欲しいと頼まれました。



懐かしいですね。ずいぶん前のことになりますが私も良く撮影していました。
その当時はデジタルではなかったので露出を計った後ポラロイドでテスト撮影して、壁や天井、床などの反射を含めた光の周り具合を確認して露出を決定しておりました。
今はずいぶん便利な時代になりましたね。
デジタルだと露出がまったく見当が付かない場合も、絞りを1段ずつ変えて数枚撮影しその中で適正に近いものの露出を中心に1/3段ずつ変えて撮影して、そのうちの最も良いものを選ぶことで露出を決めることができます。
 ただし、自分のカメラのモニターでどのように見えるときが適正露出か確認しておく必要があります。

 露出が決まり、光りの当たり具合もよければ、デジタルとネガの両方で撮影することも出来ますよ。
 その方が例えば野球が好きなら野球の話しをしながらパチパチと写してください。
 またホワイトバランスはLAW現像することで、後で画面を見ながら調整できますので気にする必要もありません。


このほかにも確認しておくことがありますので書いておきます。

・シャッタースピードはX接点(又はそれと同じスピード)にする。
 仮にX=1/250であれば、ストロボと外光の光量差が大きくなり、外光の影響は少なくなります。
・まずメイン1灯で撮影し、照射距離と被写体に当たる光量の差を確認する。
 あなたの場合は(2)のモノブロックがメインライトになります。いわゆるレンブラントライトですね。
http://seki.art.coocan.jp/lighting/photo/a03.html
 この作例では意図的に強い光りを当て陰影をはっきりさせています。通常の撮影ではアンブレラバウンスで、光りを柔らかくして撮影します。小光量のモノブロック専用の傘では光量を補う意味で反射率を上げている(やや硬くなる)ものもありますので確認が必要です。
 人物の特徴なども考慮してストロボの角度を微調整したりします。下記を参考にしてください。
http://www.photofactory.co.jp/shoumeiprofeel.html
 さて照射距離についてですが、できれば事前に次のことを実行して確認してください。
 1、レンブラントライトで立っている人物の頭から約1メートルの距離にストロボを設置して撮影する。(露出は顔が適正になるようにする)
 2、同様にして距離を2メートルに変えて撮影して、2枚の写真を比較する。足の部分に当たる光量の差を確認できると思います。

 屋外で立っている人物を撮影しても足の部分が暗くならないのは太陽光の照射距離が非常に大きいからです。
 ところが人口光の場合はこの距離が近くなりますので頭と足の光量差が大きくなります。
 コンデジで室内フラッシュ撮影したら人物が適正でも背景は真っ暗になったり、背景が写っていたら人物は真っ白く飛んでいたという経験はありませんか?
 上半身だけの場合はそれほどの差はありませんが、人物、背景、ストロボ等の距離の違いで背景が明るくなったり暗くなったりします。これらの距離で調整してください。

 これ以上はお持ちの機材が分かりませんので具体的に書きにくいです。
 事前に自分の機材を使用してメイン、トップの設置場所を決めて練習されたほうがいいと思います。
 テスト撮影でうまくいかなかったら、その写真を貼って質問されるとより具体的な回答が得られると思います。
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この回答へのお礼

いろいろ詳しくありがとうございます。
かなり分かってきました。

素人の私が撮るのでも、LAW現像がいいのでしょうか?
ラボで現像する時に、通常とLAW現像では、現像代が違ったり、特にラボに現像で指定しなければダメなことはあるのでしょう?

お礼日時:2009/03/04 19:13

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