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Wikiのニクソン・ショックを読んだのですが、よく分からないところが多々ありました。

ニクソンショックの背景と顛末の欄の4行目で「景気過熱で経常収支が悪化するアメリカは・・・」とありますが、普通景気が過熱したら企業や個人のお金の流通が増えて、その分税金が増えて国は潤うんじゃないんですか?

それと、6行目の「・・・マネーサプライが増えるため金利は抑制され・・・」とありますが、なぜ市中にお金がたくさん流通すると金利が下がるんですか?「銀行や企業の持つお金の量も増えるから金利を下げられる」と考えれますが、その分インフレーションが進むと思います。インフレが進んだ分、お金を貸し出す金額も大きくなって銀行の持つお金も減ってしまうと思います。そうなると、プラスとマイナスが相殺しあって、結局は金利は下げれないと思います。

A 回答 (1件)

>ニクソンショックの背景と顛末の欄の4行目で「景気過熱で経常収支が悪化するアメリカは・・・」とありますが、



経常収支の悪化とは貿易も赤字、資本収支も赤字ということです。赤字の状態でベトナム戦争やらで財政赤字で海外資金に依存で、これが資本収支の赤字なわけですね、貿易も赤字で消費が活気付いている状態です。簡単にいうと固定相場の中でドルを刷り続けて消費が活気付いていたのです。税収以上に借金による消費をやったことになります。

>それと、6行目の「・・・マネーサプライが増えるため金利は抑制され・・・」とありますが、

ドルの下落が予想されていたので黒字国の日本の円、ドイツのマルクがドルを買い支えたということです。買い支えるということは「ドル買い円売り」「ドル買いマルク売り」です。ドルの価値を維持するために円とマルクに交換したのですからマネーサプライもその分増えます。
マネーサプライが大きくなるとインフレを起こします。インフレを抑えるためには金融引き締め、つまりは高金利政策です。抑制とは高金利にしたということです。
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この回答へのお礼

返事が遅れました、すいません。回答ありがとうございます。なるほど、そういう意味でWikiに書いてあったんですね。
物や証券の売り買いが活発になって景気が過熱したものの、海外からの輸出に頼ってしまい経常収支の赤字。
更に戦争や軍事費の拡張のためにお金が大量に必要になったが税金だけでは足りない。それで海外から資金を集めた(借金)、これが資本収支の赤字。

海外に大量にドルが出回る。
諸外国の投資家や企業は、ドルを自国通貨などのドル以外の通貨と交換しようとするため為替相場でドル売りが加速してドルの実質的な価値が下がる。しかし固定相場制のためにドルの交換レートを下げる事はできない。
増加する海外へのドル流出により、それに比例する形でドルと金との交換要請も増える。金の所蔵量が減ればドルへの信頼が揺らぎ世界の基軸通貨としての地位が保てなくなるので、アメリカはドルの交換レートを下げて海外への金の流出を食い止めようとすると考えられていた(海外にあるドルの量にも限界があるので)。というかな。

金利を抑制するというのは金利を上げるという事だったんですか。ここら辺は紛らわしいところですね。金利を上げたら普通は景気が一時的に冷えて長期の好景気になるのが普通のはずなのになぁ。

お礼日時:2009/03/31 19:35

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