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先日、親戚から名古屋帯を何本かもらい受けました。
その中に、お太鼓に刺繍の施された織の九寸名古屋帯(この呼び方が正しいのか判らないのですが帯芯が入っており、縫い目が外から全く見えない仕立て方です)が一本入っていました。
全体の仕様はごく一般的な名古屋帯だと思うのですが、垂れ先の部分が見慣れない形に処理されております。
垂れ先3センチ程の幅には柄が全く入っておらず、右脇に「プラチナ箔」という文字が織り込まれているのですが、これが丸見えの状態なのです。
この3セン程の無地部分の上からお太鼓部分にかけて柄が続いているので、どうもこの垂れ先部分は余白というか、本来見せてはいけない部分のような気がするのですが…。
垂れ先に、無地部分と柄部分の両方が並行して見えているのは奇妙ではないでしょうか?
母の締めていた帯などは、帯の由緒や名前などが織られた部分は、垂れ先の内側へ袋状に折り込まれて、外からは見えないように始末されていたように思います。
私自身は和服や和裁に関する知識が乏しいので、どちらが通常の仕立方なのかどうか判断できずにおります。
3センチ幅の無地部分が適切なものではないならば、仕立直すしかないのでしょうか。
お詳しい方、どうか御教授くださいませ。

A 回答 (1件)

それは、関西・東海地域では昔よくあったのです。

たれ先の界切線を見せたり、「プラチナ箔」というところを丸見えにして仕立てるやり方。
本金やプラチナを使用しているとか、良い帯であることを示すためだと聞きました。
私の母は「野暮の骨頂」って言って大変嫌い、全部直していました。当時から関東の仕立てでは通常やらなかったことですし、現在は関東仕立てが全国的に主流ですからあまり見なくなりましたけれど、今も時々古着などで見かけます。
私もそのようなものを入手したら、直してしまいます。芯を取り換えるついでに仕立てなおしたり、たれ先を中へ織りこんで千鳥がけで留めてしまいます。
手間ですが、人によってはそのまま締めることは耐えがたい、厄介な習慣です。気になるようでしたら、やはり直されたらよろしいかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
西の地域でそうした帯の仕立て方が流通していたこと、初めて知りました。
確かに、これを譲ってくれた親類の女性は愛知出身です。
tresco様のお母様の「野暮の骨頂」というご意見、私も同感です。
良い素材、良い織り方であったとしても、それをひけらかしては台無しですものね。
私は和裁の技術を持ち合わせていないので、「たれ先を中へ織りこんで千鳥がけ」のような工夫は難しそうですが、機会があれば悉皆屋さんにお願いしようと思います。
勉強になりました!

お礼日時:2009/03/13 23:02

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