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大東亜戦争末期、米軍が沖縄に侵攻する前に何らかの方法で「沖縄本島の北部は攻撃しないので、非戦闘員はそこへ避難されたい」ということを日本に伝え、沖縄県庁から県民に対して「本島南部の住民は北部へ疎開せよ」という指示が出たと言う話を聞いたことがあります。
ただ、
* 当時も現在も沖縄本島の北部は「何もない」場所であり、疎開しても生活する手段がない
* 沖縄県が交通手段や食料を用意するなどの具体的な疎開促進策を取ることもなかった
ので実際に疎開する者は少なく、那覇を中心とする地域に米軍の上陸を迎えることとなり、史実のように多数の民間人が犠牲となり、かつ全ての財産を失うと言う悲惨な結果となったようです。

質問ですが

1)「米軍が沖縄本島の北部を非戦闘地域と宣言し、沖縄県庁から『北部へ疎開せよ』という指示が住民に為されたという事実はあるのか否か。

2) (1)で「米軍が沖縄本島の北部を非戦闘地域と宣言した」事実があった場合、沖縄戦が終結するまで、沖縄本島北部への空襲、艦砲射撃、地上部隊の侵攻などが行われなかったのか否か。
要するに「米軍は約束を守ったのか」ということです。

(3) 沖縄戦について、軍事の専門家が詳細に書いた本と言うのを知らないのですが、ご存じでしたらご紹介下さい。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

八原博通「沖縄決戦」読売新聞社


軍事の専門家、というより沖縄防衛作戦を立案した当人の手記です。
すでに絶版。ネットオークションで、かなりの値がつく状況らしく、手に入れるのは難しいかもしれません。
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この回答へのお礼

本のご紹介ありがとうございます。
八原参謀についてライターが書いた本は光人社NF文庫で出ていますが、ご紹介の八原参謀自身が書いた本
「沖縄決戦」八原博通 読売新聞社
は稀覯本になっているようですね。高値がつくということは、高い史料価値が認められていると言うことと思われます。こういう本こそ、光人社あたりで復刻して欲しいものです。

お礼日時:2009/03/25 20:06

(3) 戦史叢書「沖縄方面陸軍作戦」防衛庁防衛研修所戦史室著(朝雲新聞社刊)


絶版なので古書店でしか入手できません。
大きい図書館ならあると思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
戦史叢書まで行かないと、沖縄戦について軍事の専門家の書いた本は思い当たりませんか…
戦史を研究する人、戦史・戦記を得意にする出版社は少なくありませんが、沖縄戦はとりあげにくいのでしょうかね。No1さんがご指摘の資料も「米軍が編纂したものの和訳」ですし。

お礼日時:2009/03/24 19:41

http://hb4.seikyou.ne.jp/home/okinawasennokioku/ …



本島北部の状況記されています

1・「米軍が沖縄本島の北部を非戦闘地域と宣言」したことは、ない

沖縄県庁から『北部へ疎開せよ』という指示は、第三十二軍と協議で行われた。

2・つまり、米軍は約束してないが、
北部では主戦場ほどではないが、艦砲射撃、援護空爆と共に、米軍が北上し、ゲリラ的攻撃をする日本軍遊撃隊と交戦し、また住民が日本軍に虐待されたり、米軍を見て自決するようなこともあった。

3
沖縄 日米最後の戦闘 /米国陸軍省/編 外間正四郎/訳
光人社 シリーズ名:光人社NF文庫 ほN-152 発行年月:2006年08月
商品コード:31746299
JANコード:9784769821526
販売価格:1,050円
http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/31746299 …
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
結論としては
「米軍が本島北部を非戦闘区域と宣言した事実はないが、日本側が米軍が侵攻すると思われる本島南部から北部への島内疎開を促した事実はあった」
ようですね。

ご紹介の文献は、翻訳がメチャクチャとのことで購入を躊躇していたのですが、沖縄戦を客観的に軍事的な側面から記述した本としては、やはりこれしかないのでしょうか。光人社には「改訂版」を出して欲しいものですね。

お礼日時:2009/03/23 10:55

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