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実は先日、ある新聞記事にこのようなことが記載されていたのですが、内容をすっかり忘れてしまいました。

体力のある企業は銀行のような業務を行うことも可能ということでしょうか?たとえば、イトーヨーカ堂のIYバンクやソニーの銀行(すいません名前忘れました)が今、やっているようなことなのでしょうか?

教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

まず、数字の確認です。


収入面 貸出金利回り:1.93%、資金運用利回り(有価証券等を含む):1.56%
コスト面 預金債券等利回:0.11%、預金債券等原価(人件費・物件費込み):1.28%、資金調達原価(コールローン等の調達も含む):1.20%
(全銀協のHPの「全国銀行決算発表」のH14年中間決算の状況より:参考URL)

ですから、人件費などのコストを入れる前の、預金・債券と貸出の利鞘は、1.93%-0.11%=1.82%、コストを入れてかつ預金以外の調達、貸出以外の運用も含めた総利鞘は1.56%-1.20%=0.36%となります。
資金運用利回りといった場合は、金利減免は考慮に入れても貸倒は入れないと思うし、実際に日銀発表の貸出約定金利(参考URL)と上の全銀協の貸出金利回りはさほど変わらないので、「貸倒は考慮していない」と考えても問題ないのだろう、と思いますが、仮に貸倒れが既に考慮されていたとしても、貸倒損失の運用資産全体に対する比率が0.4%上ったら、人件費・物件費後は赤字、人件費・物件費(率にして1.1%)を半分にしても、貸倒損失が1%上がればやはり赤字です。(別の決算対策をしない限りは、ですが)
今の銀行の状況って、こんなものですよ。

もし、私がトヨタのような超大金持ちの企業の社長で、銀行業に進出するのなら、資金調達は、預金はネットを通じたものか、大都市だけにあけた支店で金持ち相手だけの取引、それ以外は市場調達にして、人件費・物件費を極力抑えます。運用は、大企業向けは利鞘も薄いし将来性もなさそうなので、人手は掛かりますが、中小企業向けもやると思います。(こういうやり方をして成功したら、既存の銀行の美味しい部分だけをとってしまう事になるんで、回りまわって小口預金者には何らかの不利益になるんでしょうね、たぶん。)
業界外の素人の言う事ですから、全く当てになりませんが、今の銀行の置かれている環境では、何かやり方を変えない限り、そう簡単に利益がでるようなものではない、っていうのは当っているだろうと思います。

尚、「貸出金利が預金金利の何十倍、何百倍」「だから銀行業は美味しい」って事にはならないと思いますよ。
相当の大口で無い限り、普通預金は見かけよりも結構コストの掛かる資金調達です。まず、大口・小口にかかわらず、預金保険の保険料が取られます。(0.1%弱だったかな?)それに、窓口の人、警備員の人、店舗そのもののコスト等々も、小口個人取引をやめればかなりの部分が減らせます。(裏返せば、減らせる部分は、採算上は小口取引に帰属させるべきコスト、という事です。)
それに、もし貸出金利÷預金金利の計算結果が、「ボロイ商売かどうか」の判断になるのだったら、外貨調達の場合の「スプレッド借入」(その瞬間の銀行の調達コスト+利鞘で貸し出すもの)だと、金利の低い通貨だと「ボロイ商売」になり、金利の高い通貨だと「それ程美味しくない商売」って事になりますが、肝腎なのは利鞘(つまり、銀行の調達コストの高低は無関係)である事はお分かり頂けると思います。

勿論、銀行の置かれた環境が如何に厳しくとも、公的資金の投入の可否を考える際に、コスト削減努力が成されているかどうか、等が問われてしかるべきなのは、言うまでもありません。

参考URL:http://www.zenginkyo.or.jp/stat/index.html,http: …
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#2です。

銀行が儲かるかどうか? 考えてみてください。個人が普通預金で預けて受け取る金利は、0.01%くらい。ほとんど0です。なのに、法人向け貸し出し金利は2%から6%。仕入れ値の何十倍の利益ですか? そんな業界がほかにありますか?
また最近はサラ金と組んで、個人向け消費者金融にも進出していますよね「モビット」「キャッシュワン」「@ローン」など。そういうところの貸し出し金利は15%以上でしょう。まあそこへの投融資なので、まるまるその金利が入るわけではありませんが。公的資金の注入を受けながら、そういうのってアリだと思います?
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IYバンクもソニー銀行も、その業務内容は、既存の銀行とはだいぶ違います。

貸付金がほとんどありません。ソニー銀行が極僅かな個人向けローンを持っていて、IYバンクは将来的には個人向けローンを考えていますが、昨年3月末現在はゼロです。企業向け融資という、本来の銀行機能の重要な一部分をやっていないので、少なくともこの2社に限って言えば、既存銀行の役割を肩代わりするのは、無理です。

因みに、旧来の発想からすれば、集めた金を、この2つのように国債などの有価証券で専ら運用しているだけでは、利益を出すのはほぼ不可能でしょう。実際、資産規模からすれば相当な額の損失を出しています。(参考URLに両行のHPのアドレスを入れておきました。ディスクロージャのページに簡単なP/L、B/Sがあります。)勿論、両方ともそれなりの成算(本業への波及効果など)があってやっているのだろうとは思うし、できてから日が浅く設備投資も嵩んでいるでしょうから、結論を出せる時期ではありませんが。

尚、ソニーは、インターネットを通じた投信販売など個人の金融取引への進出、IY銀行は、グループ店舗網を使った「サイフ」代わりの銀行になる事による本業との相乗効果、といったところを狙っているんだろう、と言われていたと記憶しています。

それに、今のような経済環境では、規制があろうがなかろうが、銀行が本業たる融資で利益をあげていくのは難しく、ソニーバンクやIY銀行も、「こういう環境だからローンをしない」という方針なのかも知れません。(ひょっとしたら、ですが)

というわけで、その新聞記事が何を書いていたかはわかりませんが、一般論として、例えばトヨタのような体力のある企業が銀行業に進出する事は考えられても、ソニーやイトーヨーカ堂のようなケースは、そう多くは無いと思います。

>自分の会社の仕事がやりやすくなるのでしょうか。
お上が、一般企業の銀行業への進出を嫌がっていたのは、(少なくとも表の理由としては)銀行を、親会社である一般企業の利益の為に利用する事です。思い切り極端な例では、親会社の資金繰りの為に、高金利で金を集めまくる、って事もありえない話ではないので。仰る意味がそうだというわけではありませんが、ちょうどいいきっかけを作っていただいたので、念の為。

尚、蛇足ですが、1998年の外為法改正の頃だったら、「規制緩和で大企業は銀行業のような業務も行える」と言えば、外国為替公認銀行(「為銀」を通さずに外貨のネッティング(支払と受取の相殺)ができるようになった、という事を指していた、と思います。ご参考まで

参考URL:http://www.iy-bank.co.jp/,http://sonybank.net/
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#2です。

大前研一さんの新刊「質問する力」をお読みになることをお奨めします。すんごくわかりやすいです。
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この回答へのお礼

質問する力ですね!
まだ文庫になってなくてちょっと高いようですね。
仕方ないです。
多分読むと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2003/03/01 16:03

三井は元呉服屋。

住友は鉱山。三菱は運輸業、というように、その時代に資金力と事業力のあった企業が銀行業に進出したのです。ですからトヨタや任天堂、京セラ、東京電力など電力各社、NTTというような体力のある会社は、銀行免許を取得すれば銀行業に出ることができます。
しかし、これまでのように金融庁のいいなりになって衰退した環境そのままでは、誰も新規に進出はしたくない、というところでしょう。勿論、規制緩和などで環境が変われば、どんどん出てくるでしょう。これらの会社では、すでに準備段階に入っているといいます。
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この回答へのお礼

的確な回答ありがとうございます。
各財閥も力があった時代に銀行業に進出しているということですね。そして、現代でもその準備か着々と進んでいると。
やはり、銀行は儲かるのでしょうか?それとも、自分の会社の仕事がやりやすくなるのでしょか。

今銀行は瀕死の状態ですよね。これらの状況を抜本的に解決するにはやはり、新規の参入が決め手となるのでしょうか?

日経新聞初心者です。幼稚な質問ですいません。

お礼日時:2003/03/01 02:48

銀行業を行うには免許(?)が必要だったような...



銀行法(?)で調べてみるとわかりますよ。
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この回答へのお礼

銀行を行うには免許が必要なんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/01 02:43

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