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着られる服がなかなか見つからない人(大きい、または小さいサイズの人など)が、サイズのある店を選んでいくのではなく、服を普通に量販店やそのへんで買えるようにはならないものでしょうか?

できたらもうとっくに誰かやってるはずだから、需要や工場設備などいろんな問題があるんだと思うんですが、問題とは何なんでしょうか?教えてください。


それから、この世の中を変えてくれるのはメーカーですか?商社ですか?


おねがいします。

A 回答 (4件)

 日本のアパレルは良くも悪くも規模が小さいというか、人間の器も


もしかしたら小さいのか、売れ筋やデザインのヒントを求めて世界中
の街や、ありとあらゆる展示会に出掛けて行く割には、結局商売に
ついては極めて保守的で、人口減少で先行き決して明るいと言えない
日本の市場で売ることだけを考えてのサイジング及びサイズ展開に
なっているように思います。例えば渋谷の109を始め、若い女性向けの
御店、また男性向けファッション店に欧米の同業者を連れて行きます
と、”店”に入って文字通り眼が”点”にもなって、時に爆笑、時に
うらやましがるという状況です。109のレディスなんて、ワンサイズ
しか置いてない御店もたくさんありますよね。欧米では考えられない
ことです。またメンズのスーツがS,M,Lなんて3サイズしかないのも、
全くコメディの世界です。人間のサイズはそんな単純なものでは
ないですよ。アメリカの婦人服の店では、サイズは偶数サイズで
0から大体14、16くらいまで、はたまた20や24までもあったりして、
CADがなかった昔はさぞ型紙を作るのが大変だったろうと思います。
 サイズが20を超えるスカートなんか、スカートというより、もはや
パラシュートの世界です。実際欧米のアパレルメーカーでは、サイズ
を細かく分けて型紙をグレーディングするコストは馬鹿になりません
でした。
 既製品の男性スーツのサイズのバラエティについても、一般に日本
の百貨店の2倍から3倍のサイズが用意されています。欧米人と言っても決して大きい人ばかりでなく、特にアメリカの西海岸には中国や
韓国系など、アジアからの移民が多いのですが、それでも彼ら彼女達
はほぼ99%既製服で済ませています。勿論、現状に満足しているわけ
ではなく、たまたまサイズが合うのがあったから買って着ているだけ
の人が多く、自分が本当に好きで欲しくて買ったものではないことも
多いのです。
 やはり、需要の多いサイズに数量を思い切り振ってしまうのは
基本的にはどこの国、どこのメーカーも一緒です。但し、その国で
全てのマーケットで売ろうと考えない、つまり何かに特化しようと
いうことであれば、あるサイズに絞った商売をするのもひとつの
方法だとは思うのですが、日本のメーカーはあまりそのようなことを
やりません。例えばアメリカには、日本の婦人服のサイジングの方が
合うと考えられる体型の女性が2,400万人位いると言われてますが、
日本のメーカーでこの市場に挑戦してやろう、という会社はまだ出て
来ていません。日本製品が世界一だのどうのと自慢したって、それは
自動車や電気製品、精密機械等の話であって、どうにか海外で商売
している日本のアパレル企業はユニクロくらいのもの、しかも
ユニクロの売上げにしてもほとんど日本国内で、結局世界に冠たる
日本のアパレルメーカーは未だ存在していないのです。トヨタや本田
やソニーに匹敵する会社は未だないのです。大体感性というより
思いつき重視で、知性に欠け、ろくに外国語がしゃべれない人達が
ほとんどなんですから、国際化は当分無理な話なんです。
 日本の百貨店には、例えば伊勢丹のようにストロベリー(5号、7号
などSサイズに特化した売場)やクイーンサイズ(13号以上のいわゆる
Lサイズに特化した売場)のような、サイズを集積した売場がない
わけではありませんが、一般的にはまだまだ多いとは言えません。
せめて大手のメーカーや有名ブランドであれば、7,9.11号のサイズの
他にたとえ一点のサンプルでも5号、13号を売り場に置いて、シーズンが始まってから数ヶ月の間だけでも、メンズのイージーオーダー的な、
生地を選んで受注生産するようなこともレディスにおいてもその気に
なれば可能なのではないでしょうか?
 またインターネットの時代でもあり、御客さんからもっともっと
サイズに関する要望、情報をその気になって聞こうと思えば聞ける
はずです。これはすでに調査しているとは思いますが、女子高までは
必ず身体測定を行うはずですので、サイズのデータを業界上げて集積、分析して向こう30年にわたるサイジングの改善に役立てることも
出来るはずと思います。(すでにやってると思いますが。)特に近年
手足が長く、腰の位置の高い女性も増えており、従来のサイズでは
全く対応出来ず、結局彼女達は輸入品を買い求めたり、外国旅行の際
に服を買ったりなどしなくてはいけなくなっているのです。流行の
サイクルがメンズよりはるかに早いレディスですが、先述しました
ようにシーズン立ち上がり当初であれば、売れ筋と思われる
商品の生地を少しでも確保して、受注生産が出来るようなビジネスが
出来るはずだと思うのですが.....。
 どうも日本人には、集団志向というか、もしくは英語ではMedi-walker, ”道のまん中を歩く人”という意味ですが、周りと一緒、
同じであることに安心する気質、性質があり、その輪に入れない人
には何とも言えない疎外感が生まれてしまうことがあるように
思います。本当は寧ろそんな大したことのない集団に入れなかった
ことを幸運だと思わなければいけないのですが...。下手をすると
日本のこれは”ファシズムの世界”に近いものがありますよ。日本人
で外国暮らしをしている人達の中には、こうした日本人の集団性向を
下らないものとして、日本を離れていった人が多いように思います。
 例えば”20代の男性ですが、どんな服が似合うでしょうか?”、
なんて質問は、欧米ではまずありえないことです。もっと個人の志向、
嗜好が尊重される世界ですし、また仮にかなり個性的な装いの人が
いても別に誰も気にしませんし、構いません。ニューヨークやパリは、そんな街です。
 話が逸れましたが、そんなわけで、まだまだしばらく日本では
サイジングに関してはファシズム的、ファッション全体主義と言って
いいone size fits all、うちのサイズが合わない人は御店にこないで症候群はしばらく続いていくと思われ(ファシズムとファッションの
語源はラテン語の”束ねる”で実は一緒)、これを変えるのは結局
メーカーでも商社でもなく、あなたのような人の要望を汲んで、
助けて、そして商売にしていこうとする意欲のある起業家が
出てこないと難しいのではないでしょうか。先述したデザインと
サイズサンプルを用意して、シーズン当初からしばらくはイージー
オーダー的なクイックレスポンスで対応する、といったことが
アイテムによってはレディスにおいても充分可能では、と思うわけ
ですが、面倒くさいことは日本のアパレルは結局やりたがらない
のです。CADのデータは世界中どこでも送れるわけだし、ZARAやH&Sの
システムをもっともっと精度を上げたものにすれば、可能だとは
思うのですが、そうするとやはりそこそこの資本がないと駄目ですし、
結局、今は銀行の代わりになっている大手商社と、チャレンジャーの
起業家か、もしくは起業家精神を持つアパレルメーカーの経営者が
出てくるのを待つしかないですね。こうしたシステムが確立出来れば
アジアを中心に世界中でビジネス出来るとは思うのですが。言いたい
ことばかり書いて失礼をいたしました。
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一人長々と書いている人がいるけど、結論は簡単。


XLサイズやSサイズは売れ残るもん。
そんな売れ残り抱えるくらいなら、いっそのことMとLの2サイズ展開にしたほうがよっぽど売り上げ取れる。
ただS、XLを全廃することはできないから仕方なく置いているという認識。
ユニクロでシーズン末期商品が値下げされてワゴン販売されているけどサイズをよく見てごらん。メンズもウイメンズも残っているのはSとXLばかりだから。
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売れ残りやすい服を生産することは大きな損失に繋がりますので、


メーカーや商社は長年の売上げや在庫データをもとにサイズごとの生産数を設定しているはずです。

この状況が変わるには、日本人の標準体型が変わるよりほかにありません。
みんなの体型が食生活やライフスタイルとともにゆっくり変化していけば、7号や11号が標準サイズとして大量生産されることもあろうかと思います。
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質問者さんがどれぐらいの体型なのかわかりませんが


アパレルもサービス業とはいえ、商売なので
必然的に、よく売れるサイズを量販するのではないでしょうか?
私は婦人服の販売をしていましたが
サイズ7・9・11があれば
やはり一番売れるのは9号でした。
セールに残るのは7号や11号でした。
普通サイズより需要が少ない大きいサイズや小さいサイズを
たくさん作ったところで、在庫が増えてしまうだけだし。
ただ、そういう人をターゲットにしたお店もあるにはありますよね。
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