歴史認識の違う高校の歴史の授業・・・どうしたらいいでしょう？

Question

高校生です。
私の学校では、歴史の副読本として、日中韓共同編集『未来をひらく歴史』という本を使っています。
その内容は、侵略戦争、日本軍慰安婦問題(河野元官房長官の談話をと国際人権機構の国家賠償責任の決議を記述）、靖国神社問題(日本軍国主義の支柱である靖国神社を参拝する必要があるのかと記述）、歴史教科書問題(日中韓の教科書の一部を抜粋し、日本の教科書が東アジアの友好にどうかと記述）等、私の短い人生の中で知った歴史認識とあまりにかけ離れたものもあり、驚くと同時に日本人としてここまで自国をおとしめなければならないのかと、悲しくなりました。
その気持ちに追い討ちをかけるように、このゴールデンウィークの宿題で「この本を積極的に活用し、皆さんが３国の未来を開く歴史を創造する先頭に立ってほしい。そのような立場から印象に残った内容を上げ、今までと違う認識をまとめよ。」という課題が出ました。
先生の意に沿うようなレポートが書けるか、全く自信がありません。
成績を気にせず、自分の考えを述べるべきでしょうか？
ちなみに、その先生は最初の授業で、「WBCで日本の優勝を韓国が快く思わないのは、戦後の賠償責任をちゃんと果たしてないからだ。」と仰って、スポーツの祭典と戦後賠償がどう関係するのかと私を驚かせました。
このままでは、歴史の授業すら受けたくなくなりそうです。
どのように自分の考えを持ち、この先生の歴史の授業にとう取り組むべきか、人生の先輩方、アドバイスをお願いします。

woguni · Accepted Answer

日中韓共同編集『未来をひらく歴史』は「つくる会」とは逆方向に偏向した本で、副読本には向きません。そんな本を買って読まされるとは不幸な話ですね。
　という話を別にしても、一般論として、学校のみならず一般社会でも、（歴史観のみならず）自分の理論を絶対視して押し付ける理不尽な人というのはいます。議論が通じる相手なら、証拠を挙げて議論する、という余地はあります。が、反対意見を述べると自己を全否定をされたが如く激怒する人もいるので、話し合いが通じるという確信がもてない限り、とくに先生のようにある意味権力がある人相手の議論はリスクが高いといわざるを得ません。
　というわけで、大人の意見としては、GWの宿題は、今後の人生のために「相手の主義主張を否定しない程度に、あたりさわりない答えを書いてスルー」する練習をするのがお勧めです。裏で舌を出しながら先生にその場だけ迎合してもいいし、そういった腹芸が許せなければ、先生の想定しない論点で書くのも良いでしょう。例えば、（日清修好条規とか「対等な関係」に関する記述があるか不安があるが）日清戦争より前に３国で対等な協力関係を結べなかったのを教訓に今後どうすべきか、といった論点です。
　先生の今後の歴史の授業については、近代史以外は簡単に道を外さないでしょうから、そんなに問題ないと思います。ただ先生は中朝べったりな歴史観が古代中世にも及んでいる可能性があるので、朝鮮半島が出てきたら、そこだけマユにツバを塗りながら慎重に聞きましょう。傾向がわかっていれば対策は可能です。
　ここからは余談です。先生の今の歴史観があれだからといって、先生を「変な人」と全否定しないであげてください。人間何かしらの欠点があります。おかしなところがいくつかあっても、他に良い面がある人も多いです。歴史観も、そのうち変わるかもしれません。
　また、自分の歴史観に沿った本ばかり読むと、それはそれで偏りますから、「未来をひらく教科書」については、見地を広める観点で、あちら側の主張を聞いてみる気分で参考として淡々と読むことをお勧めします。こちらとは違った視点や、あちらの思考パタンを知ることができると思いますよ。

snaporaz · Answer

右とか左というよりも、あなたがこの授業を「偏向しているように思える」
ことがポイントなのでしょう。高校の歴史の授業は、本来ならニュートラルで
あるべき。教科書も副読本も「書き手」がいる以上、多少の思想信条は
入り込むのでしょうけど。

課題には「正しいのかどうかわからないけれど偏向していると感じた」と
いうニュアンスで臨み、それくらいで先生に目をつけられるようなら、
定期テストだけは無難に乗り切り授業は軽視、という方向にしてはどうでしょう。

試験でも思い切り偏向した答案を要求し、それしか評価しない、という
ことは教育者としてさすがにないのではないでしょうか。もしそれが
あった場合、ご両親に答案を見せて、ＰＴＡの出番になるのでは。

track_one · Answer

「この考えを受け入れなさい」と強要しかねない、非常に問題のある授業方針と言わざるを得ません。本来、学問の場であるまじき姿勢です。

結論から言えば、授業は授業として受けても歴史観まで従う必要は無いでしょう。学ばなければならないのは、学問としての歴史は資料に拠って論証され、客観性を確保しようとする中にあり、結論を前提とした歴史観を強要されるものではありません。あなたはあなたの考えるこの国の歴史を、論拠を持って自分の中に持ち続ければ良いのです。

回答者の中にもいろいろなスタンスの方がいらっしゃるようですが、反証を満足にクリアせず、声高な結論だけ揺るがない恥ずかしい論者が、あちらには多いような気がしませんか。

fatbowler · Answer

右翼的な書き込みが多いようですので、毛色の違った意見を。

「私の短い人生の中で知った歴史認識」といいますが、これまでの歴史の教科書は
日本に都合の悪いことをひた隠しにしてきた、ということは紛れもない事実です。
あなたの、あるいは大半の日本人の歴史認識が、間違いなく史実とかけ離れて
いることは自覚しなくてはいけないでしょう。
『未来をひらく歴史』は読んでいませんが、日本のこれまでの歴史の教科書より
よほど史実に近いのかもしれません。少なくとも可能性は高いと思います。

私は別に左翼的な思想の持ち主ではありませんが、中国や韓国その他の国と
仲良くしていくためには、先方の主張にも耳を傾ける必要があると思います。

「WBCで日本の優勝を韓国が快く思わないのは、戦後の賠償責任をちゃんと果たしてないから」
という意見にしても、「戦後の賠償責任をちゃんと果たしてない」かどうかは
ともかく、中国や韓国が満足していないのは明白な事実ですし、それが日本の
優勝を快く思わないことにつながっているのは本当のことかもしれません。

未来に向けて、三国が協調し合っていくことは非常に大切だと思いますし、
そのためには「自国を貶める」といって目を背けるのではなく、正しい歴史認識を
持つことは必要不可欠のことだと思いますよ。

世の中にはいろんな意見がありますが、大切なのはそのなかの１つに凝り固まって
周りが見えなくならないようにすることです。
左翼に凝り固まっては日本の国益を確保できませんが、右翼に凝り固まっては
中国や韓国と仲良くすることは不可能でしょう。

monosiriOJ · Answer

No.12です
駄々っ子とは思ってませんよ、ただ私が１６歳の頃はそんなこと考えてもいなかった上に「もう立派な大人」だと勘違いしてましたので、自分の考えは間違っていないという意味での正義感は「若気の至り」の可能性があると言いたかっただけです。
正直に言うと、１０代の若者では経験も知識も絶対量が少なく、物事を水平に見ることが出来るレベルにあるとは思えないのです。
また「一生を棒に振る」というのは少々大げさですが、人生のベクトルが変わる可能性があるという程度に理解してください。
進学予定であればある程度の成績によっては推薦入学などの選択も可能になりますが、つまらない事で教師ともめると選択肢の一つが消えかねないということです。
私の回答は「事なかれ主義」のようなと言うかそのものズバリなんですが、高校生というのは社会的に立場が弱く自己主張するには無理があります。
前に書いたとおり高校の３年間はあっという間に終わります、高校生にとって重要とはいえない近現代史で悩むのは時間の無駄ですよ。

最後に「一生を棒に振った経験」ですが、こんな時間にこんなことしてるオヤジは何者か想像してくださいｗｗ。

moeruuu · Answer

どう取り組むかの一環として…

＞日本人としてここまで自国をおとしめなければならないのかと、悲しくなりました。
これについては、http://www.jca.apc.org/nmnankin/news6-12.htmlからの又聞きになりますが、
福田和也という右翼を自称していらっしゃるかたがいらっしゃるのですが、その方は南京大虐殺（数万人の殺害）があったとしたうえで
「自由主義史観や新しい歴史教科書を作る会の人たちは日本軍はシロであったと、そのことだけを論証しようとしている。じゃあクロだったらどうなんだ、クロだったらあなたがたは自分の国を愛せないのか」
「間違いを犯した国であったとしても、自分は愛国者だから愛するんであって、シロだったということを論証する必要はないんだ」
ということを言っていらっしゃるそうです。

それから、もう一つ。
山本弘という方は、南京大虐殺（捕虜の殺害など）があったのだろうという説を持っています。
その方は、
http://homepage3.nifty.com/hirorin/nankin99.htm
＞中国に謝罪すべきだろうか？
＞「謝罪する必要はない」である。
＞だって僕は何も悪いことしてないもん！
（中略）
＞「日本は中国に謝罪すべきか」
＞これは設問自体が間違っている。「一部の日本人は一部の中国人に対して謝罪すべきか」でなくてはならない。
＞謝罪する必要があるのは、実際に１９３７年に南京にいて虐殺に手を染めた元日本兵、およびそれを知っていて黙認した人たちだけである。
＞そして謝罪する対象は、殺された中国人とその遺族だけである。
＞事件に関係のない人間が、事件に関係のない人間に対して謝罪することはない。

ということもおっしゃっています。
日本政府や日本軍の悪事が実際にあったかなかったかは別にして
「日本政府や日本軍の悪事を認めること＝日本を貶めること」と考えていらっしゃるようです。
だからこそ、苦痛でいらっしゃるようです。
ですので、「南京大虐殺があったとして、私がどうしてあやまらなくちゃいけないの？」
「南京大虐殺があったかなかったかと、私が日本を愛するかどうかとは別問題だよね？」という視点もありうる
そういう風に考えれば、日本政府や軍の悪事を強調する授業も楽になるのではないか？　とも思いますが、いかがでしょうか？

isa-98 · Answer

まあ、拒否せずまともに読む。
ここから始めたらどうよ？

＞日中韓共同編集
どう見ても歴史認識の違いは自明だし、
ここに解決の糸口はまずないだろうし、

三者まとめる大岡裁き以上が必要だろうしね。

jamiru · Answer

>>このゴールデンウィークの宿題で「この本を積極的に活用し、皆さんが３国の未来を開く歴史を創造する先頭に立ってほしい。そのような立場から印象に残った内容を上げ、今までと違う認識をまとめよ。」

回答：
積極的に本を分解して折り紙を作る。
ラーメンの土台に有効活用。
虫が飛んでいたのでこの本のお陰で追い払う事ができました。
この本が無ければ即死だった。
日中韓の人々とこの本を燃やして焼肉パーティーすれば良い友好関係になると思います。

鉄板の回答だけど、子どもってのはこういう発想をするんじゃないの？
歴史認識？真面目だなぁ。いい子ぶっても可愛くないよ。
こういうふざけた事を堂々と言い張る子供が可愛いのにね。
だってつまらない授業は教科書に落書きしてると思うけどね。
先生に「ほうほう、教科書に書き込みとはさぞかし重要事項と思ってチェックしてるのだな、感心感心…じゃねぇぇぇぇ！！！」
みたいに、一見先生が感心するようなことをしながら実は酷い事をやってのけるのが子どもの仕事。

言いたいのは、本の内容にこだわってはいけない。と言う事。
もっと壮大に考えるんだよ。

日本人としてここまで自国をおとしめなければならないのかと、悲しくなりました？
ネガティブキャンペーンは世界共通だよ？
日本だけじゃないし。

monosiriOJ · Answer

貴方は１６歳にして歴史認識に対し教師とは意見が違うと仰る、少々疑問ではありますが、ある程度の客観的な観察が出来るという前提でお話します。
大学進学予定でしたら黙って当たり障りの無い答えを書きましょう、大学入試では個人の思想信条なんか問題に出ませんのでポイントだけ抑えて解釈は教師の意向に従う振りをしていれば良いのです。
若さゆえ正義感が前面に出るのは分かります、ですがこの程度の理不尽は世の中に出たら嫌というほどぶつかります。

また、ＷＢＣと賠償問題をゴッチャにするような教師とは議論しても得る物は無く、貴方が一方的に間違っていると結論付けられるだけです。
大体に於いてそんな副読本を使い、韓国に対し日本に賠償責任がありそれを果たしていない（本当は賠償責任は無いが、日韓基本条約に則り賠償金は支払済み）と言うウソツキが教師をやっている学校で正義感を前面に出し逆らったりすると、他の教師にもマークされていわれの無い差別や不当な評価をされる危険性があります。

『学校の教師は学校を出て学校に戻ってきただけで先生と呼ばれる世間知らずである』という大前提を忘れないで下さい、中には立派な人も居ますがほとんどは社会常識の無い人間の集まりです。

つまらない反日教師の為に一生を棒に振るのは馬鹿げています、高校の３年間なんて一生のたった２５分の１、日本史が１年で終わるなら１年の我慢です。
気持ちは痛いほど分かりますが、世の中こんなもんだと割り切りましょう。

furupai · Answer

こんにちは。

先生と意見が違えば、議論すればいいのは当然の話なのですが、「WBCで日本の優勝を韓国が快く思わないのは、戦後の賠償責任をちゃんと果たしてないからだ」なんていってる先生が、はたして正々堂々とした議論を生徒と交わす事ができるのでしょうか？

この問題は、「歴史認識の違い」の形態をとってはいますが、イデオロギー、思想に関ってくる質のものであり、小説や短歌の心情の解釈の違いとは性質が異なります。同列に扱うのはナンセンスだと思います。

わたしの父は元教師ですが、教師は自分の主義や思想を生徒に押し付けることを禁じられている　と言っております。
件の先生は、誰がどうみても左派系偏向教師であることは明らかであり、歴史の授業の形態をとった左翼イデオロギー教育に限りなく近いものです。

やっかいなことに、左派系の人は総じて、自分の目的のためには、卑怯、卑劣なことや、詭弁、嘘や捏造、論点のスライド、イメージ操作などが平気でできる人種なのです。
自分がお世話になっている国や先祖を貶めることに生きがいを感じている人間が、いったいどのような心根を持つ者かは、容易に想像がつくと思います。

こんな教師と、ましてや生徒の立場で公明正大な議論などできるはずもなく、おそらく罵倒されるか、詭弁でちょろまかし、最後は「本にちゃんと書いてあるだろう！」とキレられて終わりのような気がいたします。
生徒の立場で、まともな議論ができる相手ではないので、あまりにひどければ校長に直訴するしかないです。

レポートには自分の見解を粛々と書けばよろしい。
点数のために自分を偽って書いても、将来かならず自責の念にかられるでしょう。
まともな教師なら、”良い議論のテーマ”にしてくれるはずです。
まともな教師ならね。

歴史認識の違う高校の歴史の授業・・・どうしたらいいでしょう？

日中韓共同編集『未来をひらく歴史』は「つくる会」とは逆方向に偏向した本で、副読本には向きません。

右とか左というよりも、あなたがこの授業を「偏向しているように思える」

「この考えを受け入れなさい」と強要しかねない、非常に問題のある授業方針と言わざるを得ません。

右翼的な書き込みが多いようですので、毛色の違った意見を。

No.12です

どう取り組むかの一環として…

まあ、拒否せずまともに読む。

>>このゴールデンウィークの宿題で「この本を積極的に活用し、皆さんが３国の未来を開く歴史を創造する先頭に立ってほしい。

貴方は１６歳にして歴史認識に対し教師とは意見が違うと仰る、少々疑問ではありますが、ある程度の客観的な観察が出来るという前提でお話します。

こんにちは。

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