No.5ベストアンサー
- 回答日時:
私見回答です。
専門家ではありませんが・・・。略語がそもそも正しい日本語ではないので、そうした厳格なルールが存在しない、と思っています。更には、
1.意味が通る
2.インパクトを与える or 親しみやすさを入れる
3.言いやすい
4.ヒネリを入れる
が略語では社会的に要求され、略し方のルールよりも優先されるように思います。
「結婚活動」を略せば、「結活」「婚活」のどちらかになりますが、
「婚活」の方が意味が通ると思います。
また、
「ワタアツ」の"タア"(同じ段の無声破裂音+母音)が単語の中心に来るよりも
「ナベアツ」の"ベア"(違う段の有声摩擦音+母音)が単語の中心に来た方が
言いやすいのではないかと。
同じ段の無声破裂音+母音だと長母音で言った方が楽なんですよね。
「スター誕生」→言いやすい
「スタア誕生」→言いにくい
インパクトを出したい時にはわざと短母音を入れる傾向があるかと思いますが、基本は「ワタアツ」は言いにくい部類に入るかと。
「ワターツ」の方が言いやすいですがそれだと元々の言葉から離れすぎて聞く方が分からなくなる。
しかし、こうしたルールで同じ段の有声音+母音である「からあげ」なんかは言いにくい筈なんですが、「ルールよりも融通、面白さ、インパクトが優先される法則」があるとすればこれに従って普及している事になります。
無論「ワタアツ」も同様、語感として面白ければそちらで流行すると思います。
「シバトラ」と「シバタケ」ではテレビとして数字(視聴率)を出したい時のインパクトとしてどちらがタイトル採用に優先されるか、という事になります。
No.7
- 回答日時:
答えになってはいませんが、参考になりそうなことを書いて置きます。
人間がやり、皆が受け入れていることに法則や合理性が無いものは有りません。例えば、今ではどうしてそんなことをしているのか分からなくなってしまった古い習慣や迷信なども、よくよく調べてみると、誰が考えてもそうなるのが自然な理由や法則がその当時にはあったのです。そう言うものを見つけ出すのは大変面白い日本民俗学のテーマです。それを調べ出すことよって、昔の日本人ばかりでなく、自分を含めた現在の日本人を理解できるようになったりします。ただし、ここで問題にしている略語の法則や、習慣の出来てきた原因を見つけ出すには、多大なデータを集めるという根気と、鋭く深い洞察を基に、いろいろな仮説を立て、それを実証的に検証するという、大変な努力が要ります。そのようなことは誰に出来ることではなく、才能と幸運が共にやってくるような偶然が必要なのです。そのような幸運に巡り会えた方の説明は、しばしば余りにも簡単で、何故そんな簡単なことが今まで分からなかったのだと、目から鱗が落ちるような経験をするものです。
略語の法則について、私にはそのような才能も幸運も在りませんので、思い付きは語れても、自分自身を説得できる提案は在りません。しかし、この問題は、国語や日本民俗学の典型的なテーマで、誰にでも気が付くようなテーマですから、今まで誰もしっかりした説明をしていないとしたら、大変な驚きです。別な言い方をすると、もし貴方が図書館等でご自分で調べて、もしその問題が説得力ある形で語られていないことが確認できたら、貴方は大変好運な方です。何故なら、貴方が略語の法則を分析するという、学問の中では比較的簡単な問題を論じることによって、学問の歴史の一端に寄与できる可能性があるからです。
どのような学問でも一番難しいのは、ある提示された問題に対する正しい解答を得ることではなく、その時代に答えることができる適切な問題を見つけ出すことなのです。問題が適切なら、たとえ貴方が間違った結論を提示したとしても、その後、誰かがそれに対して正しい答えを見付けてくれます。ところが、その正しい答えを出せる方でも、その問題に気が付かなかったら、その方も正しい答えを出すことが出来ないからです。
質問さんも、ご自身でこの問題を先ず図書館辺りで調べてみたらどうですか。運がよかったら貴方は歴史に名を残すことができるかもしれませんよ。
私は全然違った理系の学問分野の専門家ですが、私の拙い経験によると、問題の解決には、二つの一見相反するバターンが在ります。一つ目は、その問題に気が付いた時に始めに出てきた直感的な答えが正しかったというパターンです。これは結構多いです。もう一つは、皆が誰でも気が付きそうだという説明の正反対の説明が正しかったと言う例です。これも結構多いです。もちろん、はじめの直感で常識的でないアイデアが出てくる時も結構在りますので、この二つのパターンは必ずしも排他的に相反する訳ではなりません。
質問者さんもこの機会に、柳田國男や南方熊楠や宮本常一などに代表される日本民俗学の本を読んで、常識とは何かに付いて考えてみてはどうですか。蛇足になりますが、上に挙げた方々は、現象の分析から法則性を見つけ出すと言う意味で帰納的な方法で問題を分析しているので、自然科学者的なアプローチをしており、私には理解しやすかったです。ところがそれとは反対に、釈迢空と号した日本民俗学のもう一人の雄と呼ばれている折口信夫のアプローチは余りに演繹的で、即ち、まず始めに定義が在って、それを使って定理を証明するような、余りに非自然科学者的なアプローチでしたので、私には説得力が在りませんでした。多分これも文化の違いなのでしょう。国文学系の文化には、折口信夫のファンも多分一杯いるのかもしれません。国語の文法学も数学もどちらかというと分類学的で、物理学者も含めて自然科学者には分からない似たような文化が在りますから。
No.4
- 回答日時:
今出ている例ですと漢字を抜いた姿で元の文字を想像しやすいという傾向があると思います。
就 活 だと就職、活動が浮かんできますが
職活 では転職とか職場とかの紛れが多過ぎる。職動ではなおさら。
婚活 ならそれだけで結婚のための何かとわかりますが
結 活 では言いにくい上に結婚に結びつきにくい
結、職どちらも撥音便になるのも関係あるかも
柴虎は… 語呂、語感、字面ですかね… シバタケだと柴田家と間違うかな
概して
語呂、語感、サウンド、字面が良く、おぼえやすい。言いやすい。
違和感のあるサウンドで印象づけやすい
意味を限定しやすい
業界語や隠語として使うため聞いただけでは意味を限定しにくくする
よくある言葉や名前を憶えやすくするためにあまり使わないサウンドに変える
などの理由があると思います。
例えば後藤久美子と言うよりはゴクミと言った方がどのゴトウクミコなのかかえってわかりやすくなります。
山下洋輔だと思いましたが、渡辺貞夫をナベサダと呼ぶのは法則違反だと書いています。(バンドマン言葉としてはサダナベが正しいとのこと)
でもツノケンもツノヒロも姓名をひっくり返してはいない。
以上は略語を使う是非や美意識を論ずる物ではありませんのでご容赦を。
No.3
- 回答日時:
正式な名前が長い,発音しづらい,よそよそしい/堅苦しい,ような場合に略されます。
つまり,短く,発音やすく,親しみやすければ,それでいいのです。
感覚の問題ですから,字面から規則的に決めるものではありません。
人によって,呼びやすいと感じるかどうかも違います。
(関東と関西でマクドナルドの略し方も違いますよね)
シバトラの場合は,そう名前をつけた人が,
「こっちのほうが語感がいい」「主人公の性格にマッチする」「売れそう」
などと感じただけのことです。
名付けた人の感覚が読者の平均的な感覚に合っていれば売れるし,
外れていれば売れないので,
商業的に略語を造る場合は,深く考えないといけません(笑)。
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