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すごく初歩的な質問だと思いますが、よろしくお願いします。

F1でのレースで、ドライバーの実力というのはどれくらい結果に影響するものなのでしょうか?
今シーズン、ブラウンGPのバトンがドライバーズポイントでトップ独走中ですが、昨シーズンは3ポイントしか獲得できていませんでしたよね?
一方、昨年王者のハミルトンは現在9ポイントしか獲得できていません。

この結果を見ると、まずマシンの実力が結果に大きく影響していて、ドライバーの実力はたいして影響していないように思えてならないのですが…。
もちろん、同じチームのドライバー2人のレース結果を見るとドライバーの実力が結果に影響しているのは理解できるのですが、ドライバーズポイントを見ると、現在1,2位ブラウンGP、3,4位レッドブル、5,6位トヨタと、同じチームが並んでいます。

F1でレースが出来るほどのドライバーであれば、実力にはそう大きな違いってないものなのでしょうか?
マシンさえ良ければ、ある程度の結果が残せると言う事なのでしょうか?
もちろん、戦略やその他も結果に影響するのも理解出来ます。
結果に影響する要因を、総合的に考えて、マシン・ドライバーの実力、その他を数字で表したら、割合はどのようになるのでしょうか?

疑問に思ったのですが、くだらない質問だったらすいません。
ちなみに私、F1を見始めて数年の女性なので、あまり掘り下げすぎると理解できないかもしれません。
噛み砕いて説明して頂けるとありがたいです。

A 回答 (5件)

いやぁ、いい質問ですよ。


ずっとジャーナリストたちがテーマにしていることです。

まずバトンに関して。
彼は昔から玄人受けするドライバー。エンジニアへのフィードバックが的確で、マシンに無理をさせないタイプ。そして正確にラップを刻み続けることができる。
解説者の森脇さんがよく言う、「一本のロープをずっと落ちないで進むことができる」、それを集中して維持することができる。
そんな彼でも、HONDA時代はダウンフォースのないマシンに苦しみ、非力なホンダエンジンに鞭打ってねじ伏せる走りを強いられてました。
当然アクシデントにもあうし、成績が伸びない。
今年のマシンはバトンにすごくあっているんでしょう。
トルコ優勝後のコメントでもその思いがよく出てましたね。

ハミルトン。才能は別格です。
コバライネンと比べればわかります。失敗作のマシンであれだけ上位にいけるのですから。しかも今年は(スリックになったのもあるのでしょうが)タイアへの過大な入力もしなくなった模様。レッドブルに乗ってもらいたいですね。

アロンソもすごい。
あのマシンはブレーキバランスが悪い(だからピケはよく回ってますね)。
ダウンフォースもない。KERSをつけても遅い。
なのにQ3にずっと残るし、ここぞというときはしっかり入賞しています。

確かにF1レベルのドライバーって桁違いに能力はあるんですが、その中でもやっぱりドライバーの差が出てます。
もしレッドブルが今年もウェーバーとクルサードのままだったら、果たして優勝はあったでしょうか?
バトンが乗らずにブラウンはこんな驚異的な記録を打ち立てられたでしょうか?

確かにマシンや戦略などのファクターは大きいです。バトンがフォースインディアで優勝争いに絡むことはほぼ無理でしょう。
しかし雨でも降ったら、入賞争いには加わるかもしれません。雨がマシン性能のギャップを縮めますから(スーティルは残念ながら後一歩のところで駄目でしたが)。

>マシン・ドライバーの実力、その他を数字で表したら、割合はどのようになる
昔から論争が耐えないテーマなんです。
マシン7割、ドライバーの腕3割ってとこかなぁ、と。
でも、バトン、ハミルトン、アロンソクラスのトップドライバーになると、その割合が状況によってはぐっと縮まってくる。
要素としては「タイアの使い方」「戦略にあったスティントの走り方」「集中力、持続力」「エンジニアの望む以上の走りができるか」
今はコンピュータで精密なシュミレーションができます。エンジニアはその結果を元にセットアップや効果的な改造を施してレース戦略も考える。でもそれを実行し、結果を持ち帰ってくるのはドライバー。
昨年のトロロッソ、ベッテルのイタリアGP。
雨の金曜日、ベッテルはみんなが止めてる間も(雨の予選に賭け)ひたすら走りこみました。結果、ポールtoウィン。雨という要素を完全に自分のものにしたベッテルがマシンのポテンシャル以上の仕事をしたんです。

今年はブラウンGPのマシンが良すぎてドライバーの本質が見えにくいシーズンなのかも知れません。でも、今回のトルコGPの勝利もすごかったです。
スタートできちんとアウトに出て、ダッシュに成功し、ベッテルの隙を見逃さず前に出て、引き離すと(その時点ではバトンのほうが重かった)、3ストップのベッテルに迫られてもミスを犯さず、彼がピットに入ったとたんにスパートをかけ独走状態を作り出しました。

やはり勝てるドライバーとそうでない人との落差はある、と思います。

あと、今年からシーズン中のテストができませんので、以前のようにリソースを惜しみなく使ってシーズン中に開発アップしてきたビッグチームが思うようにいっていない。その辺もハミルトンらにとっては結果的にハンディになってしまったのかも。スタートでこけたギャップが埋められない図式が続いています。マシン開発力という点ではまだ若いせいもあり伸び悩んでいますね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

>いやぁ、いい質問ですよ。
 ずっとジャーナリストたちがテーマにしていることです。
くだらない質問なのかなぁ…と心配していたので、そう言っていただけると一安心です。

F1を見始めたのは、2001年か2002年頃だったと思うのですが、見始めて数年はミハエル・シューマッハが強くて、ずっとチャンピオンで、ドライバーズポイントの上位の顔ぶれはだいたい決まっていたので、ずっと結果にはドライバーの実力が大きく反映するものだと思っていたんです。

でも、ここ数年チャンピオンは毎年違うし、今年は去年強かったドライバーが上位に上がってこなくて、去年下位だったバトンとバリチェロが強いので、こんな疑問が湧いてきたんです…。

>マシン7割、ドライバーの腕3割ってとこかなぁ、と。
そんな感じなんですね…。
それでも、ドライバーの腕の割合を少しでも増やす事が出来るのが実力のあるドライバーと言う事でいいのでしょうかね?

大変分かりやすいご説明ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/10 02:15

しつこく出没して申し訳ありません。



二輪はモトGPのようなトップカテゴリーであっても、乗り手の力量が大きく反映されます。
その理由は私はプロのドライバーでもライダーでもないのでわからないのですが(笑)

F1だけは特殊です。
GP2より下のカテゴリーは、主催者からデリバリーされるか一般に販売されているマシンで戦います。
フォーミュラ・ニッポン、各F3選手権、F4、FCJ、カートなどなど。

F1のように各々のチームが毎シーズン、マシンを準備するとなるとやはり差が出てくるんですよね。
特に今年は近年稀に見るくらい大幅なレギュレーションの改革がありましたし。
例年のようにそれほど大きなレギュ変更がない場合は、強いチーム(お金持ちチーム)がトップ争いをします。
昨年までのフェラーリやマクラーレンのように。

しかし、今シーズンはチームのアイデアや思想がより多く問われるシーズン。
そういった意味で、私はチーム代表の人物像がよりクローズアップされるシーズンになっているなぁと感じている次第です。

私も時々CS放送でオートレースも見てますが、おもしろいですよね。
カートやF3に似た楽しさがあります。
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この回答へのお礼

またまたご回答ありがとうございます。

F1も分裂の危機に陥っているようですが、お金持ちチームが優位に立てなくなりそうですからね…。
どういった結論に達するのか少し心配ですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/21 23:08

ご返答ありがとうございます。



ええっとですね…タブーという表現を使ったことに深い理由はありません(笑)
これは私が長年F1だけでなく様々なカテゴリーのレースを観てきて感じていることなんですが、マシンとドライバーを分けて考えることがあんまり好きじゃないんです。
ブラウンのバトン、レッドブルのベッテルなど、チームとマシンとドライバーの総合力が問われるのがF1なわけで。
あのドライバーもブラウンに乗れば勝てる!などという憶測は、あまりにも非現実的で根拠が全くありません。
スポンサーや国籍、育成プログラムなど様々な要素が複雑に絡み合って、チームは2人のドライバーを乗せています。
バトンとルーベンスがいるからこそ、あのブラウンというチーム(マシン)が成り立っていると、私は解釈しています。
パフォーマンスのついても、ドライバーがX割、マシンがY割だと明確な数字で表すのは困難です。
仰るとおり、エンジニアの戦略も結果に深く関係してきますので。

こちらの質問の内容とは内容がズレてしまうのですが、私がもしレーシングチームのオーナーになったとしたら、何よりも重要視するのはチーム代表の人物像ですね。
R.ブラウンのようにエンジニア出身でも構いませんし、F.ブリアトーレのようにファッション業界からの成り上がり(笑)でも構いません。
ドライバーとチームスタッフを魅了し、あらゆる判断を的確にできる人物が好ましいですよね。

今シーズンのブラウンの連勝は、数年前から指揮を執っているR.ブラウンの功績だと私は思っています。
また、マクラーレンの大不振は、昨年まで長きに渡ってチーム代表を務めていたR.デニスが退陣してしまったことが大きく関係しているのではないのかなぁと思っています。
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この回答へのお礼

再びご回答ありがとうございます。

>タブーという表現を使ったことに深い理由はありません(笑)
何となくのお言葉を、掘り下げてしまってすいません。(笑)

もちろん、F1がマシンやチーム、ドライバーの総合力のレースだという事は分かっているつもりですが、何となく疑問がわいちゃったんですよね…。

実は、父の影響でオートレースなども暇があったらスカパーで見ていたりするのですが、ああいったレースだと、かなりレーサーの実力が結果を左右しているのではないかと思ったのですが、最近のF1は去年強かったドライバーが今年も強いとは限らない…という世界なのだと最近思い始めて、長年F1を見続けている方々のご意見を賜りたくなったのです。
色々なご意見が出る事は承知でしたし、それでもそういうご意見に達した理由が分かれば、何となく自分なりに納得できるのかな…と思いまして。

チーム代表って、そんなに重要なんですね。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2009/06/15 23:47

こういった質問は、本当ならばタブーですよ(笑)


けれど、こういったことに疑問を持つお気持ち、よ~くわかります。

まず大前提として、今のF1ドライバーはすべてにおいて管理されています。
使用できるエンジンの数、ギアボックスの数、さらに燃料量(重量)まで公開され、エンジニアにはどこでシフトチェンジしてどこでアクセルオン、オフをしたのか一目瞭然です。
トップチームにもあると、勝てる計算式をシュミレーターではじき出され、ドライバーはその通りにドライブできれば勝てるようになっています。

そうなんです。
今のF1ドライバーの優劣は、マシンの一部となって、エンジニアの望むようにマシンをドライブできるかどうかで決まります。
シュミレーターにおいてあるマシンのベストラップを100%とすると、現在のF1ドライバーは98%~102%くらいでドライブするそうです。
つまり、F1のパフォーマンスは、ほぼ100%マシンに委ねられています。
はっきり言ってしまうと、GP2などのF1直下のクラスを戦っているドライバーでも、ある程度の経験を重ねれば現役のF1ドライバーを遜色のないラップタイムを刻めてしまうのです。

いかに自分を殺して、ピットからの指令どおりにドライブできるか。
これが今のF1で勝てる実力があるかないかの肝になるのではないかと思います。


しかし、こんな答えじゃ色気ないですよね(笑)


スポーツとしての楽しみを削いでしまうことを淡々と書きましたが、私は100%ドライバーの実力が結果に影響すると思います。
F1は継続しているスポーツです。
冬の段階からマシン開発が始まり、いやいや、昨年のホンダのように、前年から翌シリーズへの準備が始まります。
そこでエンジニアやチームスタッフのモチベーションを高めるかどうかなのは、やっぱりドライバーの存在なんですよね。
ここ数年のワールドチャンピオンはみなそうです。
ミハエルはフェラーリを完全に掌握し、アロンソもそう、ハミルトンも幼少期からマクラーレンで育っています。

速いマシンに速いドライバーを乗せれば勝てる…と言うのは、もう昔の話です。
どれだけチームと一体になって、チーム全体を指揮できるのか。
それがドライバーの実力だと思います。
そう考えると、長くホンダで苦労してきたジェンソンが、いま連勝できているのも納得できると思います。


余談になりますが、こういったことに興味を持っておられるkomakiti29さんならば、F3などのレースの方がよりモータースポーツの楽しみを得ることができるかもしれません。
一度、機会があればどうでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

>こういった質問は、本当ならばタブーですよ
タブーでしたか…でも、どうして?

>つまり、F1のパフォーマンスは、ほぼ100%マシンに委ねられています。
レース中のみを考えれば、マシン10割ということでしょうか…。
新しいご意見ですね。
ただし、ドライバーの実力が全く影響しないのではなく、マシン開発への貢献、チームのモチベーションを上げたり、チームとのコミュニケーションなどにより
>100%ドライバーの実力が結果に影響する
という事でよろしいでしょうか?

と言う事は、ドライバーは、ドライビングテクニックだけでなく、人間性やカリスマ性も求められているという事ですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/14 21:54

F1歴数年の私の個人的な意見ですが…


>マシンさえ良ければ、ある程度の結果が残せると言う事なのでしょうか?
私はそうだと思います。
ドライバーの実力とはマシンの調子が悪い時に出るものだと思います。
彼のドライビングは良く言えば無理をしない安定した走りですが。
ミハエルやアロンソ等はそこそこのマシンでもプッシュすべきところで
プッシュして優勝できるがジェンソンにはそれができない。
だからそこそこのマシンじゃ勝てないんです。
マシンの調子が比較的良かった2004年でも2位どまり。
これは優勝だろと思うレースでも優勝できないのは肝心なところでプッシュできないから。
フェラーリにもマシンの調子があまり良くない時がありましたがそれでもミハエルは優勝しています。

残念ながら今年のブラウンGPのマシンは他チームと比べ突出していると思います。
今年のブラウンGPのマシンに乗ればほとんどのドライバーが勝てると私は思っています。
マシンとドライバーの比率でいえば8:2か7:3辺りではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

>マシンとドライバーの比率でいえば8:2か7:3辺りではないでしょうか。
やはり、割合的にはそんな感じなのでしょうかね。
この疑問が出てきた時に、私が予想した数字もだいたいそんな感じでした。

>ドライバーの実力とはマシンの調子が悪い時に出るものだと思います。
それは、何となく分かります。
解説の右京さんも、『このマシンで、よくこの走りが出来る…』というようなニュアンスの事をよくおっしゃっていますよね。

>今年のブラウンGPのマシンに乗ればほとんどのドライバーが勝てると私は思っています。
ほとんどのドライバーが勝てるほどマシンの性能がいいという事なんですかね。
ドライバーの実力って…?と思った時に、性能が良いマシンに乗ったバリチェロのチームメイトは結果が残せるのか…?バリチェロってサポート上手?…なんて思ったりもしましたよ。(笑)

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/10 02:49

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