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ガラス転移温度以上では、
たわみ温度=ガラス転移温度と捉えがちだが、
ガラス転移自体は荷重の影響を受けないので、
まったく同じになるとは限らない。
それはなぜですか??

教えてください。
お願いします。

A 回答 (2件)

樹脂の弾性率の温度変化の特性から、ガラス転移点を越えると急激に弾性率が低下するので、


荷重たわみ温度はガラス転移点に近い温度値になる場合がある。
これは非結晶性プラスチックの場合で、荷重たわみ温度は
ガラス転移温度の下限に近い温度を示すので、多少実用の目安となります。

しかし、結晶性プラスチックでは、荷重たわみ温度は
ガラス転移点と結晶融点との間の温度を示すので、
理論的にも実用的にも意味のない温度であり、また測定のばらつきも大きいです。
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この回答へのお礼

ありがてぇっす!!

お礼日時:2009/06/16 00:33

ガラス転移温度と熱変形温度の物理的な意味の違いはご存じですね。



ガラス繊維等で樹脂を強化すると、ガラス転移温度は変わらないのに、
熱変形温度は大幅に上昇します。
この例に見られるように、熱変形温度は実用性を考慮して導入された概念です。
樹脂がある特定の負荷を受けた時に、どの程度の温度まで成形品としての
形状を保持できるかを示しています。
物理的には定義しにくいが、実用上はとても有用な指標値です。
それで、非結晶性、結晶性に関わらず熱変形温度の測定が行われています。
測定データはバラツキが有るため、複数本のサンプルに付いて測定し、
平均値が測定値として表示されます。

どの樹脂メーカのカタログにも記載してあり、樹脂部品設計時の樹脂材料の
選択や樹脂製品の使用予定温度上限領域の見積もり等に活用されます。

実用的にも意味のないデータを規格に有るからと延々と測って居る
わけでは有りません。
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この回答へのお礼

くわしいですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/06/29 21:04

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