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日常的に触れる物なのに、改めて考えるとよく分かりません。

水は何かと聞かれれば、誰でも説明できます。
固まれば氷。
真水、海水、清涼飲料水、アンモニア水、果汁、、、何かが混ざっていても水は水です。
最終的にはH2Oだという話でまとまりが付きます。

では油は?
固まっていれば脂。
石油、菜種油、鯨油、、、混ざっている物と本体の油を分離する事はできるのでしょうか?
純粋な油ってありえるのでしょうか?
水のように元素記号で表わされるところまで、落とし込めるのでしょうか?

A 回答 (5件)

既にいくつかの回答が出ていますので、それらも踏まえた上で


「『油』という用語で規定される唯一の物質は存在しない」

略して
「『油』という物質は存在しない」
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日常的な使い方で言うと


あぶらは「水に溶けない液体状のもの」
ということになりそうです。
単一の物質ではなくてあるグループの総称です。
普通は半固体状のもの含めています。
どろっとしたもの、べとつくものも「あぶら」の中に入れています。というよりはこういうのもあぶらの性質だとしているのです。

「油脂」という言葉で限定して使うときとはかなり違いがあります。
脂肪酸とグリセリンのエステルというのが「油脂」を限定した意味で使うときの内容です。「油」は常温で液状のもの、「脂」は常温で固体状のものを指します。脂肪と言っているのと同じです。
油脂は普通植物や動物の体の中に存在します。
血液検査の項目で言うとトリグリセライドです。
でもtri-がありますからmono-もdi-もあります。
体の中ではバリエーションがたくさんあります。「脂質」といいます。糖と脂肪が結びついたり、たんぱく質と結びついたり、色々です。

灯油や軽油、重油は構造が全く異なります。生体脂質とは別のグループです。限定した意味の「油脂」から離れて初めに描いた「あぶら」のイメージから考える必要があります。「親水性」とか「親油性」とかの言葉で言う時の「油」はこの広い意味です。

「あぶら」はたいてい混合物ですが「~と~が混ざっている」という表現が可能であれば成分を特定しうるということです。化学式で表すというところまで行くことは出来るでしょう。
何か分けの分からない物質として存在しているが化学な操作で化学式で表すことのできるような物質を取り出すことが出来たという例は多いです。でもそういうことがそのままその物質が混ざって存在していたという証拠にはなりません。加熱等の操作で結合が切れて出てきた、構造変化が起こって出てきた可能性があります。結合の切れる前の物質は何かは分からないのです。
石油を精製した後には何か正体のよく分からない物質が残るようです。
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こんにちは。



「油」と一口に言っても、色々な種類があるのは、ご存知のことと思います。
それを踏まえた上で・・・

>>>純粋な油ってありえるのでしょうか?

はい。
油の種類(化合物)を限定し、それを工業的に精製すればよいのです。


>>>水のように元素記号で表わされるところまで、落とし込めるのでしょうか?

もちろん。はい。
たとえば、オリーブ油の成分の大部分はオレイン酸で、オリーブ油から精製することができます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC% …


原油も、完全ではないですが、重油、軽油、ガソリンなどに分離しますよね。


以上、ご参考になりましたら幸いです。
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まず油脂と石油は別物です。

石油は分子量の大きなものから小さなものまで、脂肪族(直鎖、枝分かれ、飽和、不飽和)、芳香族等いろいろなハイドロカーボンのまざりもので、蒸留して分離し、燃料や石油化学原料になります。
油脂は固体、液体ありますが、脂肪酸とグリセリン(CH2OH-CHOH-CH2OH)のエステル化合物です。グリセリンが3価のアルコールで、そこと脂肪酸のCOOHがエステルを作るので、エステル化する3つの脂肪酸を確定すれば分子式をかけます。よくしられた脂肪酸としてはステアリン酸(CH3(CH2)16COOH)とかリノール酸(CH3(CH2)4CH=CHCH2CH=CH(CH2)7COOH)などがあります。
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