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ルイ14世の愛人たちについて教えてください。
また、ルイ14世は戦争が好きだったのか教えてください。
なるべく詳しく教えていただければ幸いです。

A 回答 (2件)

戦争体制とルイ14世についてだけ。



1715年死の床にあったルイ14世が
「私は(すこし)戦争を愛しすぎた」と言ったのは有名。実際彼の治世のフランスは戦争に明け暮れたと言っても言い過ぎではないと思われます。

フランスを軍事大国とするためにルイがとった方針は
科学力を国家が統御することによってヨーロッパ大陸最強国家を作ると言うものでした。

海軍力を増強するために航法の基礎になる天文学の振興
海軍教育、造船技術学校の設立など

陸軍増強のためには陸軍学校による士官教育、軍事に転用できる科学知識を最先端なものとするための研究開発の推進、より良き火器の開発のための造兵廠の設立。これらによる40万と言われる兵員をもつ常備軍。
号令に合わせすべての行動を発起する「振り付けされた」軍隊としての教練方法。

フランス軍の活動をより確実なものとするための正確な地図を作る測量、地図学の発展。
国土を兵站ネットワークと化した観のある道路整備と運河整備。

火薬の量産のための化学の進歩と工程の合理化による量産システムの確立(流れ作業の原型とも)

ルイは自然が生んだ境界線を越えフランス領土を拡張すると言う目標をもって親政にのぞみ、そのための犠牲を払うことに躊躇はなかったと言えるでしょう。

現在に続く戦争とそれに応用される科学技術の関係性の、ひとつのルーツがルイ14世治世下のフランスにあると言えるでしょう。

本人の言葉の通り、ルイは戦争を愛しすぎた。やはり彼の政策はフランスを一流の軍事大国にしましたが、その矛盾がフランス革命の種をまいたとも言えるからです。

参考「戦争の科学」アーネスト・ヴォルクマン著 主婦の友社
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この回答へのお礼

ご親切な回答ありがとうございました。
とても助かりました。

お礼日時:2009/07/28 23:36

フランス史 (新版世界各国史)


山川出版社
http://www.amazon.co.jp/dp/4634414201/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/28 23:36

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