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こんにちは。英語を介して別の外国語を学習するということに関しての質問が過去にも何度かありましたが、論点を整理し、新たに質問させていただきます。

この学習の為には相当な英語力が必要ですよね。そして、ヴェー・ユプシロン・アインさんによると、そのような学習方法は非常に不合理だそうです。

“英語で書かれた別の言葉の入門書は、私たち日本人の為ではなく、英語を母語或いはそれに近い英語力を持った人々を主な対象として返済されております。従って、英語に沿った説明がされている筈です。と言うことは、日本人がと言うかどっぷり日本語に浸かったものの考え方や知識ではどうしても理解し難い場面に出くわす可能性があります。英語とドイツ語は2千年ぐらい前には同じようなと言うか極近い言語だったし、現在でも多くの共通点が見られますね。しかし、そこが落とし穴のような気がします。飽くまでも別の言葉として学ぶべきでしょう。”

私も半分は同感です。特に、和訳と訳読を中心とした古典的な学習をしてきて、とりわけ頑固な性格の人にはそうでしょう。

しかし、果たしてそうかなあと疑問に思うことが幾つかありました。

(1)英語がかなり出来る人が、英語で書かれた教材でデンマーク語やスウェーデン語を学習したら、スラッシュリーディングが非常に容易だったそうです。また、その人によると、日本語よりも英語の方が体系的に文法を知っているので、英語を起点に他の西洋の言語に訳す方がラクだそです。

(2)英語の通訳をしている人が、スペイン語を学習しようとしたが、日本人向けの学習書には文法、語法的には分かりきったことが書かれていることが多い割りに、英語とスペイン語の微妙な違いについては分かりにくかった。また、文法の説明は詳しいのに、発音に関してはそうでなかたったので、歯痒かったそうです。

(3)ラテン語を日本語で学習するのってどうなんでしょう。英語で漢文を読むのに似ているかもしれません。そもそもラテン語を学習するくらいの人は、英語だって相当出来ると思うし。

(4)中国語の普通話がある程度出来る人が、広東語を学習したら
結局、簡体字と繁体字と日本の漢字の比較ばかりに気を取られたりしないでしょうか?

ですから、一定レベルの英語力があれば、英語を介して他の外国語を学習するのは むしろ日本語を介するよりも覚えやすいと思いますが、このレベルというのは、やはりネーティブ並みの英語力が必要なので、普通の日本人には半ば無理なんでしょうか? それとも、語学の素質があり、努力すれば到達できるんでしょうか? また、その為には どうのような学習を進めればいいんでしょうか?

A 回答 (5件)

こんにちは、時々お会いしますね^^



全てのご質問にお答えすることはできませんがいくつか述べさせていただければと思います。

私の英語力、特に文法力はネィティブどころかおそらく高校生程度もありません。
ですが、英語で外国語のリファレンスを読んでも何ら問題はありませんでした。
「○○語学」を学ぶのでなければとりたてて難しい説明も例文・単語も出てきません。

おそらくインド・ヨーロッパ語族に限るのでしょうが、私自身は英語からアクセスしたほうが直感的にわかりやすいと感じました。
何故なら語順を気にしなくてよいこと、文法や単語に共通点が多いからです。
また欧米的な感覚・物の見方と日本のそれがかなり違っているように感じるので
英語からヨーロッパ語へのアクセスの方が楽に感じるのです。
中国語や韓国語などは英語よりそれらに共通点の多い日本語からアクセスしたほうがわかりやすいでしょうね。

どのくらいの英語力が必要かというと、辞書をほとんどひかなくても意味が理解でき、
あるいは前後関係で言いたいことがわかること。といっても先に述べたように
日常的な表現・語彙ばかりですから、それほど高度な知識がいるとは思いません。
ただし英文を日本語に置き換える力ではなくて、英文を感覚的に取り込める力は要ると思います。
英文を見て「ここが形容詞、これが副詞で、ここは関係代名詞。これは○○構文だから」
などとして理解している人ですと、どんなに語彙力があっても非効率でしょう。

私はヴェー・ユプシロン・アインさんの主張に反対しませんし、そのような考え・やり方の
人がいても良いと思います。
ひとつ言うならば
「日本人がと言うかどっぷり日本語に浸かったものの考え方や知識ではどうしても理解し難い場面に出くわす可能性があります。」
というところ、たとえばどういうことがあったのかなと思います。

私自身は、外国語を学ぶということはその国の思考方法を学ぶことだと思っているので、
日本語の感覚からは理解しずらいなと思っても「そういうものなんだ」と受容します。

多少わからないところがあっても気にせず進んでいける大らかさが
必要かもしれませんね^^
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この回答へのお礼

Gracias por la respuesta.

>中国語や韓国語などは英語よりそれらに共通点の多い日本語からアクセスしたほうがわかりやすいでしょうね。
それはそうでしょう。私は大学で中国語を第2外国語として学習していますが、日本人が中国語を学習すると漢字ばかりを意識し、発音は英語よりも難しいのに疎かにしがちで、その結果、英語以上にリーディングとリスニングのギャップが生じやすいそうです。中国語の場合は、単語の意味は推測できるのに読み方が分からないという、英語や他の外国語とは逆の現象がよく起きます。

>英文を見て「ここが形容詞、これが副詞で、ここは関係代名詞。これは○○構文だから」
などとして理解している人ですと、どんなに語彙力があっても非効率でしょう。
感覚的に理解し、且つ、文法的に解析する力もいるでしょう。
私たちが英語を勉強するにしても、日本語の文法を知らないんです。
それで、英語がかなり出来る人でも、日本語に英文法用語持ち込んだり、英文法な解釈をする人も、このカテでちらほら見受けられます。

>私はヴェー・ユプシロン・アインさんの主張に反対しませんし、そのような考え・やり方の
人がいても良いと思います。
ヴェー・ユプシロン・アインさんはマルチ・ポンさんとは対照的ですね。

お礼日時:2009/09/06 09:31

No2です。


お礼拝見しました。

ヴェーさんの名誉の為にですが、確か他のご回答などを
拝見すると確か英語でお仕事されていたと記憶しています。
したがって英語力は私よりはるかに上級レベルのはずです。
英語本で外国語の勉強が出来ないわけはありません。
たんにスタンスの違い、あるいは細部にわたって勉強される方なのだと
想像します。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

>たんにスタンスの違い、あるいは細部にわたって勉強される方なのだと想像します。
そうですね、民宿の料理人と大学の栄養学の教授の違いに似ていますね。一番大きな違いは他人の意見に耳を傾ける謙虚さではないでしょうか。

お礼日時:2009/09/07 12:51

No3です。


お礼欄を拝見して、ちょっと補足を。

英語の単語にはおもにドイツ語系のものとフランス語系のものがあって、本のような日常的な言葉はドイツ語系が多いですが、抽象的な言葉はフランス語系が多いです。これは、英語はもともとドイツ語の方言だったのが、その後、フランス人がイギリスを支配するようになったため、フランス語が英語に入ってきたという歴史があります。
たとえば、ルサンチマンというフランス語に相当する英語がありますよね。私が英語からフランス語を勉強して便利だったのは、抽象名詞のようなむずかしい単語が英語とフランス語がそっくりだったことです。
そうではない日常的なフランス語の単語は、個別に暗記しました。

私はこの質問の前の段階を知らないので、ヴェーさんという人の主張はわからないのですが、和訳しないと意味がわからない人と、和訳しなくても意味がわかるようになった人の差はたしかに大きいです。でも、これは超えられない壁ではなくて、とにかくたくさん読む、読むことが好きで、とにかく読む、ということで超えられます。
書くほうについても、最初に日本文を書いてから英語に訳すということばかりしていると、いつまでたってもすらすら英語が書けません。書きたいことをおおざっぱに考えて、あとは英訳ではなく、最初から英語で書くように練習すると、書けるようになります。
努力と時間と、そして好きだということがとても重要です。普通の日本人には無理だとしたら、それは、普通の日本人はそこまで好きじゃない、だからやらない、ということだと思います。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/07 12:08

「和訳と訳読を中心とした古典的な学習をしてきて、とりわけ頑固な性格の」私ですが、英語を通してフランス語を学びました。

日本語とフランス語より、英語とフランス語の方がずっとやりやすかったです。

理由は
1 文法が似ている。関係代名詞とか、英語とほぼ同じでばっちり。
2 単語が似ているか、そっくり。

そんなわけで、フランス語を読むときはフランス語を英語に訳して意味をとり、フランス語を書くときは、英語を念頭に置いて書きました。

なので、ある程度の英語力があれば、英語からヨーロッパ言語を学ぶ方が楽だと思います。その、ある程度の英語力は、ネイティヴ・レヴェルというよりは、基本的な文法が身についていること、英語の使用に慣れていること、英語の読み書きにいちいち日本語を介さないですむこと、くらいだろうと思います。英語の段階で日本語がないとだめな人は、英語から外国語はちときびしい。
なお、和訳と訳読のような古典的な勉強をした人は、その勉強の結果として、訳さなくても英語がわかるようになります。訳さないと意味がわからない人は、まだまだ勉強が足りないのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>単語が似ているか、そっくり。
英語とフランス語には沢山の faux amiがありますよね。
フランス語のchanceが英語ではluck、英語のchanceはフランス語ではhasardで、英語のhazardとは違う... 何だか混乱しません?

>訳さないと意味がわからない人は、まだまだ勉強が足りないのです。
ということは、ヴェー・ユプシロン・アインさんはまだその域に達していないということですよね。

お礼日時:2009/09/06 09:42

たとえばスペイン語を学習する時に、定冠詞と不定冠詞の違いについてはじめから説明されるよりは英語の定冠詞・不定冠詞との違いについて学ぶ方がはるかに効率が良いわけです。

説明自体は日本語でも英語でもかまいません。もちろん、英語の定冠詞・不定冠詞についてある程度解っている必要があります。英語を介する学習と日本語直接の学習を並行し、前者については英語の能力に応じて英語でするか日本語でするかを決めればよいと思います(日本語で、英語との対比を重視したスペイン語の教科書がどれほどあるかは知りませんが)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>定冠詞と不定冠詞の違いについてはじめから説明されるよりは英語の定冠詞・不定冠詞との違いについて学ぶ方がはるかに効率が良いわけです。
大雑把には英語の冠詞はスペイン語のそれに対応するでしょうけど、ヴェー・ユプシロン・アインだったら、かえって混乱すると 難色を示すでしょうね。

お礼日時:2009/09/05 09:42

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