No.15ベストアンサー
- 回答日時:
憲法上そう言うしかないにしても、
ものものしい装備やぎらぎらした兵器をもってて、
「軍隊ではない」だなんて、まるで、喉仏があって、
どこから見ても男なのが「男ではありません」といってるみたい。
そのように思ってきましたが、自衛隊の秀逸なルポ、
杉山隆「兵士に聞け」を読んだいまは、<軍隊のようで軍隊でない>
そんな曖昧なもののように思えてきました。
(1) 定員割れで思うように訓練がはかどらない。
(2) マニュアル通りの訓練ならきっちりできるけど、
待ったなしの本番になるとたちまち右往左往して腰砕けになる。
(3) 何億もの金をかけて立派な武器を揃えながら、
動かす人が足りなくて、せっかくの装備も半分は倉庫に眠ったまま。
(4) 人手不足でも予算が通るようなら護衛艦はどんどん増やすので、
既存の船にとって、ますます人手不足が深刻になるだけでなく、
乗務員の錬度が低下。いっぱしの護衛艦乗りになるためには最低十年。
数の上では世界有数の艦隊。しかしその中身には疑問符。
ミサイル艦「はたかぜ」の乗組員が遠洋航海の途中立ち寄ったアメリカで、
アメリカ海軍の水兵に、自衛隊を<Self-defense Force>と紹介すると、
真顔で「沿岸警備隊か?」と聞き返されたという。
自衛隊のとらえどころのない曖昧さをしめすエピソード。
No.14
- 回答日時:
「軍人」です。
国土防衛と言うことは、外国があって自国があるということが大前提です。自国内に対する自衛軍備と言うのは、全く意味がありません。
つまり、日本国内の人間が、自衛隊をどう扱って、どのように意味をとらえているかということに、本質的な意味はありません。
外国からみて、「自衛隊」とはどういう存在なのかということです。
自衛隊=「Self-DefenceーForce」のSelfの部分については、自国の防衛を自前で行う、と言うことは当然なので、ほとんど無視されます。
つまり、「Defence-Force」ということで、日本人は外国の「Defence-Force」を防衛軍と訳しており、そこに所属する人々は当然ながら『軍人』です。
また、世界各国政府は、大使館に軍事情報収集などのために、大佐・中佐クラスの軍人を、「Military attache」として派遣しています。
日本語では、駐在武官と訳しますが、日本の大使館では、自衛隊の1佐・2佐が防衛駐在官として、主要国の大使館に赴任しています。
駐在武官
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BD%BF% …
外国政府との対応では、完全に軍人として対応し、「防衛省」に所属している人間が軍人ではないという論を展開することは不可能です。
現実に、国会でも自衛隊に対する「シビリアンコントロール」=文民統制が議論されており、議論の最中にも用語解釈の問題は発生していません。
軍人は非軍人によってコントロールされなければいけないというのは、日本の国是です。
No.11
- 回答日時:
別物です。
「軍人」は、戦争をするのが仕事の人たちです。侵略活動から防衛まで幅広く「戦争」を行います。
「自衛隊員」は、日本の国土を守るために戦うのが仕事の人たちです。戦争はしません。
海外から見た場合、「自衛隊」は、「Japan Self Defence Force」と訳されます。
「Force」は「軍隊」を表しますので、海外からは軍隊と見られているようです。
しかし、北朝鮮や中国が日本に侵攻してこないのは、日本が軍隊を持たないからだ、という説もあります。この点においては、自衛隊は軍隊と見られていない可能性もあります。
No.10
- 回答日時:
小泉内閣がイラクのサマワに自衛隊を派遣した際に、自衛隊は法の制約から「自分を衛ること」が出来ず、オランダ軍、英国軍に守ってもらいました。
軍隊と呼べないのは勿論、self defence force(自衛隊)とも呼べません。国外に派遣する部隊は、復興隊と命名したほうがふさわしいのでは?と私は感じました。
ソマリア沖はcoast guard(海上保安)業務です。
インド洋での給油に着目し「軍隊です」と言うのもちょっとーー。
No.6
- 回答日時:
単に個人の私観で述べますが、
陸自は軍隊じゃないですね。空自は軍隊。海自はその中間。
装備と日常の任務が異なります。
空自は先鋭装備を保有し、日常的にスクランブル、敵軍行動監視してますから、軍人と言って良い。
海自は日本得意の造船技術を生かし、先端艦船を多く保持して近代技術にも明るく、海外派遣にも携わっているが、交戦任務を主としているわけでもなく、後方・護衛任務めいたものが主体。
陸自は災害救助部隊・工兵部隊のようなもので、装備的にも現代的武装が完成しているとは言いがたい。
自衛隊員自身の意識も、陸自のおじさんたちの多くは自分は軍人じゃないと思ってるはずですよ。戦争になると一番困るのが、そういう陸自のおじさんたち。
ま、ですが日本国民の生活に一番役立っているのも自衛隊の中では陸自が一番なんですがね。
それからもっと観念的に言えば、日本の自衛隊は「国民有志の武装部隊」とでも言うべき立場にあり、国民の義務としての国防に携わるとか、国益保全のための崇高な任務としての武装部隊とかの立場では必ずしも無い。
突き詰めて考えれば、自衛隊とは日本国民の中のソレナリの意識を持つ人達が志願して給与を貰いながら武装し、有事に備え、その他にも国民生活に必要な場合は平時出動する・・・というものなのではないかと。
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