プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

当方、エピフォンのシェラトンを所有しています。
シリアルナンバーは、2062×××(7桁)です。
このシリアルで製造年と工場はわかりますでしょうか?
(必要なら伏字部分も補足します)

このギターは1984年の春に新品で購入したもので、当時は日本製だったと思いますが正確な製造年がわかりません。
調べたところ、2ちゃんねるに近年のエピフォンギターのシリアルの判別法が書かれていましたが、1987年以前のものについてはラベルの色によって大まかな年代がわかるぐらいしか情報がありませんでした。

このギターはベージュラベルなので1980~1985年製造ということになりますが、1984年の春にはすでに購入しており、また購入時かなりネックが反っていたことからそこそこの期間置かれていたようで、それを考えると1980~1982年の間ぐらいの製造と思われます。

製造工場の情報については、後年はフジゲンや寺田が担当しておりその判別法もわかっていますが、80年代初頭のモデルについては詳細が不明です。
知人によると、マツモクかも、ということでしたがそれも根拠がありません。

特徴としては、fホールが細いほとんど指が入らないタイプで、80年代の後半になると妙に太くなったので、その時点で工場が変わった?のかも知れません。

詳しい情報をお持ちの方、お力になっていただければ幸いです。
過去の質問にも同じような質問がありますが、私のギターのシリアルの解決には至りませんでした。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

1970~1980年中期までのEpiphoneは日本製造であること以外謎のままです。



https://store.bluebookinc.com/InstantAccess/Tabl …

このページの「Serialization」をクリックするとPDFがダウンロードされますが、これが現在公式とされるほぼ主だったギターメーカーのシリアル判別方法です。これは、Walter Carter氏(数多くのビンテージギター研究著書で有名)とGeorge Gruhn氏(ビンテージギターの分析、収集の第一人者であり、ショップオーナーで世界的にも有名)の資料を基に毎年発行されるBlue Bookと呼ばれる年代鑑定、価値想定の本からの引用です。

この中にも書いてますが、1970~1983年までは日本で製造が行われます。そしてシリアルによる判定は不明とのことですが、ラベルが年代を示すともあります。質問者様の言うように、日本での製造はブルーラベルが最初でそのラベルには「MADE IN JAPAN」と書かれています。次に、1980年に入り、円高の影響で、工場を韓国へと移します。この移設が1983年後半から1984年にかけて行われ、1985年には新しいシリアルが導入されます。ここで7桁または8桁の数字+工場判別記号(F=フジゲン、J/T=寺田楽器製作所)の区別がなされます。
最初の1または2桁目が製造年、3桁目と4桁目がその年の何週目かというのが判定されています。

ラベルの色はブルー→ベージュと続くのは私も知っていますが、おそらく工場移設時に変更されたことが推測されます。それは、カラマズーから日本に移るときにオレンジ→ブルーに変更されていること、当然印刷しなおすことになるので、わざわざ同じ用紙は使わないことなどを理由としています。ですので、1983年前後でベージュが出てくることになるのですが、販売元の荒井貿易内に日本ギブソンが併設されたのが1980年ごろ、当然工場移設への拠点がここで行われます。なので前述の1983年説は怪しく、準備を始めていた1980年初頭からの変更であることが有力です。一部のモデルを先に韓国へ移し始めていたとも考えられます。

私の独自調べでは、70年代の製造は多分ほぼマツモク工業ですが、販売元の変更が3度ほどあり、後年(1978年頃~)にて一部モデルが寺田楽器製造になります。販売元は順に神田商会(Greco)、荒井貿易(ARIA)、日本ギブソン(実態は荒井貿易らしい)です。

工場移設があやふやで、なおかつモデルの特定ができないのでご質問にはお答えできないのですが、上記のことからおそらく寺田楽器製でないかと思われます。

これ以上のことは私にもわかりません。
しかし、こんなサイトもあります

http://www3.vc-net.ne.jp/~neggys/epiphone/epi.htm

ここなら何か情報は得られるかもしれません。かなりのEPIPHONE通なページです。私は見ているだけなので、問い合わせ等は自己責任でお願いします。

ご参考まで。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

リンクのpdfを翻訳し、だいたいの内容を把握しました。ほぼ回答に書かれているとおりですね。
80年代初頭はかなりややこしい経緯になっているようで正確な判別は難しい気がしますが、購入時期からしておそらく韓国製造に移る以前の製造になるので、日本製であることは確実だと思います。
私が購入した翌年ごろからfホールが太くなります。それはルックスのこだわりよりも配線作業の効率アップ(指や工具が入りやすいように)と考えられ、つまりそれはコストダウンともとれます。
とのことから、この時点で韓国製造に移ったと推測することもできます。

78年頃から寺田楽器が一部製造を受け持つとのことから、箱ものギターの製造を担っていた可能性は高いですね。
寺田楽器は箱ものギターの製造には定評がありますから、当時のグレコの175コピーなどもなかなかクオリティは高かったように思います。
これらのことから寺田楽器の線が強いですね。エピフォン通のサイトにもアクセスしてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/30 17:07

個人の方が77年のエピフォンカタログをアップされていました。



製造はマツモク、
販売は荒井貿易、
ラインナップにシェラトンはありませんでした。
参考になりませんね。

以前お世話になった中古ショップにマツモク製のリヴィエラやカジノが集まってきていましたが、
s/nは無かったように記憶しています。
USAやelitistJAPAN現行と比べて作りが悪かった、
中古というのを差し引いても悪かったのを記憶しています。

「日本製エピフォンはすごく出来が良い」という刷り込みがあったせいか、
ガッカリした記憶があります。
もう少し落ち着いた時代が良かったのでしょう。
ある意味、
マツモク以降というのがわかれば貴重な一本だと思います。

どうであれ、
自分が気に入った物が一番ですよね。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

70年代後期にマツモクが作っていたということはその可能性はありますね。
ただ私のこのギターを見る限り、それほど作りが悪いということもありません。インレイの処理や塗装に雑な部分はありますが、機能部分はきちんと精度よく作られているようです。当時の一般的な品質水準からしても「普通」な程度でしょうか。
30年ギターを弾いていて数々のギターを手にしましたが、このギターに金して別段ガッカリな印象はありません。

77年にはシェラトンはラインナップに無かったのですか。
できましたらそのサイトをご紹介いただけませんか?

私がこのギターに興味を持ち出した82年頃には雑誌広告等に掲載されていましたので、80年頃に工場の変更およびラインナップの見直しが図られた可能性は考えられますね。
当時箱物のラインナップは、カジノ、リヴィエラ、シェラトン、エンペラーだったと記憶しています。

お礼日時:2009/10/30 00:08

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています