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 2相に分離する水-油を界面活性剤で乳化させて安定化することは出来ますが、それもやがて解乳化し2相に戻ります。
 ところで、分離する現象は油滴の沈降・浮上はスト-クスの式などから流体力学的に説明できるのですが、別の観点から(たとえば化学的、物理化学的)説明することができるでしょう?ふと思ったので質問しました。
 よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

> 分離する現象は油滴の沈降・浮上はスト-クスの式など


> から流体力学的に説明できる

 ↑これって,物理化学的説明でもあると思いますが・・・。物理化学的説明って事は化学的説明ですし。

 違いますかね?
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>2相に分離する水-油を界面活性剤で乳化させて安定化


これは、界面活性剤による界面張力の低下を利用したもの。つまり界面活性剤によって界面エネルギーを低下させ、分散による界面の増加に伴う界面エネルギーの上昇を抑えた為に、攪拌等の外部からのエネルギーによって分散(乳化)しやすくしたに過ぎません。
>それもやがて解乳化し2相に戻ります。
解乳化するためには、一旦分散した油滴が近づき液滴同士が会合する必要があります。つまり油滴同士を近づかせなければ解乳化しないことになります。
ここで物理化学的に言うところの「ポテンシャル障壁」の考え方が出てきます。
この作用も「イオン性界面活性剤での表面電位の相互作用」であったり「高分子系の界面活性剤における立体障害」であったりします。
ネタ本は
「分散・乳化系の化学」
著者 北原文雄、古澤邦夫 共著
発行所 工学図書株式会社
ですので、もし興味がおありでしたら一読されることをお奨めします。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をありがとうございました。
なるほど、「界面エネルギ-」、「表面電位」などと
結びつくのですね。紹介のありました書籍を読んで
見たいと思います。

お礼日時:2003/05/30 00:13

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