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米軍接収施設の使用料、地代の支払いは?

http://www.geocities.jp/unepeace/table-land.html には「1945.4.1 米軍、沖縄本島上陸、米軍基地建設」とあります。
以来、今日まで米軍は日本国内で、様々な施設や土地を使用してきました。施設や土地の所有者は日本国、自治体、民間人と様々だったと思います。

さて、質問です。
米国は米軍使用の施設や土地代を支払ったことがありますか。ある場合、適正価格だったですか。ない場合、如何なる根拠に基づいていましたか。
施設や土地の所有者が日本国、自治体、民間人の何れかに絞ってお答え下さっても結構です。また、1945年4月から終戦までとか、終戦から講和成立までとか、講和成立から思い遣り予算成立までとか期間を限定して答えて下さって結構です。

一例を挙げれば、第一生命ビルの所有者は米軍に接収されていた間、米国なり日本国なりから何らかの補償を得ていたのか否か、泣き寝入りだったのか否か、こんなことが知りたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

たとえば、知ったかぶり(つまり私)が回答してB、Dの2つの知識を差し出したとする。

教えてクンはそれを受け取るが、せいぜいB、Dを組み合わせて考えるだけである。「BとDの間には空隙があるな。Bの周辺、Dの周辺を自分で調べてみよう」という気はないらしい。労を厭わずご自分でも調べるなら、AやCを見つけ出して、A、B、C、Dの4つなどで考察できるだろう。これを「A、B、C、D考察」と名付けよう。そもそも、A、Cは改めて調べずとも一般常識だったりする。回答文には字数制限もあるし、A、B、C、D、……をずらりと並べてはいられない。

戦勝国は敗戦国から莫大な賠償金を取るのが当たり前だった。その一方で、占領軍として、接収した建物の家賃などを軍票で支払う。しかし、軍票はただの紙切れとなることがあった(自軍基地内の地域通貨的な軍票ならともかく、被占領民への支払いに充てて乱発する軍票などは)。
つまり、偽善的に擬似紙幣で支払うようなものなのだ。それでも、偽善は、野蛮国でない証拠とも言えるだろう。野蛮国ならば善を装うことさえせずに、端(はな)から強奪するだろうから。

> 此処からは、米国は使用料を支払っていたと読み取れます。

これは、いわばB、Dを組み合わせて考えただけでしょう。「A、B、C、D考察」してみてください。
米国は日本人に使用料を支払った。軍票ではなく、本物のお金(つまり日銀券)で。しかし、米国は文明国として偽善を行ったのだった。実際には日本政府に支払わせたのである。また日本政府も、軍票を押し付けられるよりは、日銀券で支払ってやる方がまだましと考えたようだ。

> 立て替えですから米国は日本政府に返さないといけません。

何おっしゃってんの? 拙文で申した「次に」、「日本の予算に計上」などを読み取れていないようです。当初、日本は立て替えの意向だったが、次に、肩代わりに変更したのである。予算(一般会計歳出)に計上したものは、もっぱら日本国民の税金で賄われることになる。肩代わりだから、米国は日本政府に返済しない。
それでは、なぜ日本政府が肩代わりするのか。もしかしてご質問者は、日本が敗戦国だってことをしっかり意識していらっしゃらない? 本来なら、天文学的な額の賠償金を取られていた。それは免除してもらったのだが(ベルサイユ体制の失敗から連合国は学んだと言われている)、「天文学的」からいきなり「ただ」になるわけがない。虫が良すぎるだろう。やはり、何だかんだで後々日本は少なからぬ額を支払わされることになる。その一つが、この占領経費肩代わりだろう。それでも、日本にとってはありがたかった。日本は完敗したのに、米国は(経済的)報復や懲罰的賠償を手加減してくれた。だからこそ、目覚しく復興できたのでもあろう。

> 返してないとすると、1の記述によって米国は野蛮国になります。

これもまた、「B、D思考」しかなさっていませんね。

> 此処から、日本政府は立て替えてあった米軍の占領経費を米国から受け取らない代わりに、米国から受けた莫大な支援の費用を払わなかったと読み取れます。

残念ながら、物事の基本が分かっていらっしゃるでしょうか。「双方、五分五分」の基準が狂っているのでは。本来なら賠償金を……(以下同文)。

さて、回答文が長くなってしまうが、A、B、C、Dの次のいわばE知識も少し書いておきます。
敗戦国日本は、米国が寛大にも莫大な援助を与えてくれたと思っていたが、復興が軌道に乗って食べていけるようになると、一部の返済を求められた。米国から、「やったのではなく貸したのだ」と言われた。「くれたんじゃなかったのかいっ」と、日本の朝野は困惑したり憤慨したりした。
しかし、冷静に考えるなら米国の言い分も筋が通っているようだ。米国から受けた援助は、食糧・医薬品など(何しろ日本は餓死者が激発しそうだったのだ)にとどまらず、生産財もあった。その生産財などを用いて日本は産業を復興させた。そして、儲けが出るようになったら、そりゃ米国に返済しなきゃね。食糧と生産財は異なる。食糧の分は「飢えた子らに与えた飯を取り返せというのか」となって、米国も返済を求めないとしても。
しかも、米国は日本に一部を返済させて、今度はそれを東南アジアなどへの援助に回したらしい。当時、東南アジアこそ餓死しそうだったのである。このように、困ったときは相身互いである。お金は天下諸邦をぐるぐる回って活かされる。国益第一も結構だが、得手勝手な考えばかりでは、日本の国が世界で立ち行かなくなるかも知れない。
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この回答へのお礼

>>知ったかぶり(つまり私)<<
とあります。他人様の自己評価には全く関心がありません。仮にの話として自覚があるなら救いの道は残っています。
「文は人なり」だそうですから、どなたの文章であれ人柄・性格から囲まれている友人・知人の質の良し悪しまで、全てが反映するのだと思います。
このご回答にはGanymedeさんの全人格が凝縮されて反映していることでしょう。
多くのことを感じましたが、私自身の言語能力では正しく伝えられないので失礼ながら省略してしまいます。
何にせよ、大筋として自己解決したのは芽出度し芽出度しです。

お礼日時:2010/04/30 19:35

たとえば初等幾何の証明問題を思い浮かべてみてください。

「補助線」を引くと一気に解けることがありますね。このご質問の場合、「軍票」が補助線になるでしょう。
占領軍は軍票で支払いたがります。日本軍もアジア・南洋各地を占領して軍票を乱発しました。ご質問文は「米国は」「支払ったことがありますか。」とお尋ねですが、野蛮国じゃあるまいし、支払わない国なんてあるの? 戦闘途中のドサクサならともかく。
しかし、軍票は往々にしてただの紙切れとなってしまうので、受け取る側は嫌がります(日本は自分が発行するのは好きだったけど)。そこで、「進駐軍(主に米軍)から軍票を押し付けられるよりは」と、ひとまず日銀が進駐軍の経費を立て替えることにしました。次に、「終戦処理費」として日本の予算に計上することにしました。
要するにですね、進駐軍に建物を接収されるということは、貸すことであり、家賃をもらえます。それらは適正水準だったでしょうか。それは日本政府の経済力次第だったのです。実際には、日本政府が日本人に支払っていたわけですから。まあ当時は激しいインフレが進行していたので、適正価格と言ったってねえ。「涙金程度しかならない」と恨んだ人もいれば、「結構いいお金がもらえる」と喜んだ人もいたそうです。
たとえば東京だけに限っても、進駐軍が接収した建物は約600カ所にものぼりました。銀座の大通りの名店なども軒並み接収されて、PXや娯楽施設などになりました。終戦処理費は嵩(かさ)み、日本の国家予算の半分を占めた時期もありました。政府はお札を刷りまくって支払いに充てたようです。ますますインフレが進行したでしょう。

戦後日本は旧敵国・米国から莫大な援助を受けました。しかし、米軍の占領経費は日本が支払っていたので、まあお金はぐるぐる回っていたわけですね。
占領終結後は「対外処理費」など、さらにその後「思いやり予算」として、日本は米軍の駐留経費(の一部)を負担しています。
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この回答へのお礼

拝読しました。
この手の回答を期待していました。基本公式が記されているので有り難いです。第一生命ビルであるとか普天間基地であるとか個々のケースはこの公式通りなのか、公式からどれだけ逸脱していたのかを調べればよいので、話がし易くなりました。
ここまではよいのですが、分からないこともあります。

1.>>ご質問文は「米国は」「支払ったことがありますか。」とお尋ねですが、野蛮国じゃあるまいし、支払わない国なんてあるの? 戦闘途中のドサクサならともかく。<<
此処からは、米国は使用料を支払っていたと読み取れます。

2.>>「進駐軍(主に米軍)から軍票を押し付けられるよりは」と、ひとまず日銀が進駐軍の経費を立て替えることにしました。次に、「終戦処理費」として日本の予算に計上することにしました。<<
>>米軍の占領経費は日本が支払っていたので、<<
此処からは、米国が支払ったのではなく、日本政府が支払ったのだと読めます。立て替えですから米国は日本政府に返さないといけません。何時返してくれたのか、ご回答には記述がなくて分かりません。
返してないとすると、1の記述によって米国は野蛮国になります。

以下、この疑問への自問自答です。ご回答から次のように推測しますが、これでよいものでしょうか。
3.>>戦後日本は旧敵国・米国から莫大な援助を受けました。しかし、米軍の占領経費は日本が支払っていたので、まあお金はぐるぐる回っていたわけですね。<<
此処から、日本政府は立て替えてあった米軍の占領経費を米国から受け取らない代わりに、米国から受けた莫大な支援の費用を払わなかったと読み取れます。
この読み方でよいとすると、米国から受けた支援を「援助」と呼ぶのは相応しくないように思えます。清算の仕方からは双方、五分五分にみえます。何故「援助」と呼ぶのですか。金銭の上から考えると、日本政府が立て替えてあった米軍の占領経費よりも米国から受けた支援の方が大きかったからですか。それなら納得できます。

どなた様なりと答えて下さると有り難いです。よろしくお願いします。
有り難うございました。

お礼日時:2010/04/26 18:53

普天間基地では米軍が支払った物を琉球政府が支払うとあります。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E5%A4%A9% …

沖縄返還までは琉球政府にはこんな余裕は無いと考えます。

>接収
強制的に取り上げること。

この回答への補足

お礼欄に記した後で分かったことがあります。問い合わせはありません。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/s … ・・・(*)
これを発見しました。これが日本国政府の最終判断であるか否かは追跡できていません。仮にこれが最終判断だとすれば、終戦から講和成立までは解決みたいです。(*)の第一項によれば、これに関連して後日、何かしらの政府見解があったと推定します。
米軍接収の物件が占領政策遂行上、必要不可欠なものであったとすれば、今回の質問への回答としては、
「米国は施設や土地代を支払っていない。その法的根拠は(*)の第二項に拠る」
どうも、こうみたいです。
但し、沖縄は別扱いだし(沖縄はややこしくて手に負えない)、講和以後のことも変遷がありそうで手に負えません。
お答えにある米国、琉球政府、地主への金銭の流れからすると沖縄以外での民間物件の補償は日本政府が行ったのではないかと推測します。
細部が残っているので、もう少し締め切らずに様子をみることにします。
以上、ご報告まで。

補足日時:2010/04/28 06:34
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この回答へのお礼

1.1945年から1960年までは「接収」ということで、無補償だったのでしょうか(そう読み取れる)。

2. 1960年以降、米国が金銭を支払っていたのは分かりました。何時まで続いたのでしょうか。現在の61億円の支払い主は米国ではなく日本政府ですよね(?)。

3. 普天間飛行場など個々のケースへの言及も勿論結構なのですが、米国と日本の外交の上から何処と限らず言える一般論というのか基本的な仕組みというのか、そんな観点からの論述があると有り難いです。

有り難うございました。

お礼日時:2010/04/24 06:53

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