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温度計内は真空? 水の臨界点等の画像はありますか?

化学で使う赤色の温度計や、昔使われていた水銀の温度計は、液体が入ってる部分は真空状態なのでしょうか。
もし空気が入っているなら、なぜ逆さにしても空気と液体が逆転しないのでしょうか。

あと、水やそのほかの物質の三重点、臨界点の画像もしくは動画を探しているのですが・・・
鮮明な画像が見つかりません。
臨界点に達した水などの画像はあるのでしょうか・・・?
あるなら紹介していただけませんか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

>化学で使う赤色の温度計や、昔使われていた水銀の温度計は、液体が入ってる部分は真空状態なのでしょうか。



 製造過程では真空にするらしいですが、使われている液体から蒸気が蒸発して来ますから、液体の封入後は完全な真空ではなく、使われている液体の蒸気で満たされているものと思われます。

【参考URL】
 カナダ・バンクーバーの総合情報サイト メイプルタウン > 知識・オピニオン > ものを測る 第12回 「温度を測る器具」  http://www.mapletown.ca/archives/5605

 因みに、使われている液体ですが、水銀温度計の場合は文字通り水銀が使われますが、アルコール温度計には、アルコールが使われる事は少なく、灯油や軽油等の液体有機物に着色したものが使われているそうです。

>なぜ逆さにしても空気と液体が逆転しないのでしょうか。

 空気が入っていない事は前述の通りですが、何故、逆さにしても液体が下に落ちないのかと言えば、それは液体に凝集力という分子同士が引きつけ合う力が働いて、液体が一つにまとまろうとする力となるからです。
 液体は温度計の下端の膨らんだ部分にありますが、温度計の毛細管の部分に移動すると、長さが長くなって、まとまりが悪くなるため、出来るだけまとまりが良くなる球形に近い形になろうとするのです。

【参考URL】
 Mr.さわぐるみの森のコラム 12.樹木が水を運ぶしくみ
  http://www.yamaiki.com/sawagurumi/column012.htm

>臨界点に達した水などの画像はあるのでしょうか・・・?

 臨界点に達すると、液体と蒸気の区別が付かなくなります。
 つまり、臨界点以上の温度と圧力の下では物質は液体でも気体でもない、超臨界流体となります。
 水の臨界点は温度374℃、圧力220気圧という高温高圧ですから、水を臨界状態にする場合は一般的には密閉容器の中で行います。
 密閉容器の中で臨界点に達した水は、気体でも液体でもありませんから、液体のように容器の底に溜まっている訳ではありません。
 つまり、臨界点に達した水を密閉容器の覗き窓から見ても、見かけ上は容器の中が無色透明の気体で満たされているのと似た状態となってしまい、何も見えないと思います。
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この回答へのお礼

大変遅れてしまい申し訳ありません・・・

大変詳しくありがとうございます!
臨界点に達した水は見ることができないんですね・・・
一見気体や水蒸気のように感じるのにちがうんですね

ほんとうにありがとうございます!!

お礼日時:2010/11/22 23:29

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