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磁石について


ふと疑問に思ったので、質問します。

(1)磁石は凄く細かく砕いても、磁石としての性質をもっているというのは(なんとなくですが)理解できます。
では、高温で熱して溶かしたとしても、磁石としての性質は残っているのでしょうか?


(2)無重力のところでS極とN極を近づけたとしたら、どうなると思いますか?(クルクル回る…とか)

(3)完璧な球体の磁石を作った場合、S極とN極はどのように分かれるのでしょうか?

(4)棒磁石などは、どのようにしてS極とN極に分けているのでしょうか?
元になる石か何かの時点で分かれているのでしょうか?

(5)棒磁石などのS極とN極の境目はどうなっているのでしょうか?


分かりやすく教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

 回答番号:ANo.2です。


 前の回答を入力している間に新たに補足があった様です。

>2は、同じ極同士を近づけるとどうなるかを聞きたかったんです。

 向き合っている同じ極同士が反発して、少し回転を始めますが、磁石の形や重さ、磁石の最初の向き、周囲の風、周囲に存在しているもの、等の僅かな違いにより、回転速度に違いが生じて、1回転もしない内に向きが変わって、反対の極同士が引き付け合って、くっ付いてしまいます。
 地球上でも、同型の磁石で試して見られれば、良く判ると思います。
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この回答へのお礼

やっぱり回って
くっついてしまうんですか!

私は、
無重力で二人が押し合った時のように
双方が反発しあって離れていくのでは…
と思っていました。


回答ありがとうございました(*^o^*)

お礼日時:2010/05/17 11:14

 説明を判り易くするために、(4)から回答させて頂きます。


(4)鉄を始めとして、磁石にくっつく性質のある物質の事を強磁性体と言います。
 強磁性体は、非常に小さな磁石が集まって出来ています。
 強磁性体が磁石になっていない場合には、小さな磁石のN極とS極の向きは、小さな磁石ごとにバラバラな方向を向いているため、それぞれの磁力が打ち消し合って、平均すると磁力が無い状態になっています。
 強磁性体に磁石のN極(S極)を近づけると、磁石の磁力によってのこの小さな磁石のS極(N極)が引きつけられて向きが揃い、強磁性体全体が磁石に変わるため、磁石同士が引きつけ合うのと同じ現象により、強磁性体は磁石にくっ付きます。
 この小さな磁石の向きを変えるためにはエネルギーが必要なのですが、軟鉄(炭素が含まれている量が少ない鉄)の様に、磁石にはつくが、磁石にはなり難い物質は、小さな磁石の向きを変えるのに必要なエネルギーが小さいため、熱のエネルギー(正確に言えば、原子の熱運動)によって、常温でも向きが変わり続けてしまうため、磁石から離すと、磁石ではなくなってしまいます。
 一方、磁石の原料となる強磁性体の場合には、小さな磁石の向きを変えるのに必要なエネルギーが大きいため、一度磁石になると、磁石から離しても一部の小さな磁石の向きが揃ったまま変わらずにいるため、強磁性体全体も磁石になり続けます。
 これが永久磁石が出来る原理で、実際には磁石を近づけるのではなく、強力な電磁石に電流を流す事で発生する強い磁力によって、強磁性体を永久磁石にしています。

【参考URL】
 磁区と磁壁
  http://www.magnet.okayama-u.ac.jp/magword/domain …

 永久磁石 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E4%B9%85% …


(1)(4)の回答の中でも触れましたが、小さな磁石の向きは、熱エネルギーによって変わってしまいます。
 永久磁石には、小さな磁石の向きが多少は変わり難い性質を持つ材料を使ってはいますが、温度が高くなり、熱エネルギーが大きくなると、耐えきれずに小さな磁石の向きがバラバラになってしまい、磁石ではなくなってしまいます。
 この磁石ではなくなる温度の事をキュリー温度と言います。
 キュリー温度は強磁性体の種類によって様々で、鉄では770℃、コバルトでは1115℃、ジスプロシウムではマイナス185℃で、何れもその物質の融点(熱で溶ける温度)よりも低い温度で磁石ではなくなります。

【参考URL】
 キュリー温度 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A5% …


(2)磁石の反対の極同士は引き付け合いますから、くっ付いてしまいます。


(3)棒状の形をした磁石と比べて、N極とS極の距離が短いため、磁力が弱くなりますが、その磁石を作った時に磁力をかけた方向と同じ向きに、N極とS極が出来ます。


(5)磁石の他の部分と同様に、小さな磁石の一部が向きを揃えて並んでいるだけで、特別な事は何もありませんし、境目というものもありません。
 磁石の真ん中が特別なのではなく、両端が特別なのです。
 小さな磁石が向き揃えて並んでいるために、磁石の内部には磁場が存在していますが、磁石を作っている強磁性体は磁場を通し易いため、磁場は強磁性体の中を優先的に通り、強磁性体の外部には余り漏れ出しません。
 しかし、磁石の両端よりも先には、強磁性体が存在していませんから、磁場は磁石の両端の辺りから外に出て来て、磁石の外部に(鉄を引き付ける等の)影響を与えるのです。
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この回答へのお礼

真ん中ではなく、端が特別なんですね^^

いろいろと分かりやすい回答、
ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2010/05/17 11:09

1.熱を加えると磁気を失います。


  磁気を失う温度は材質によって異なりますが、その温度のことをキュリー点と言います。
  流行のネオジウムならおよそ 300℃。
  強力と言われていますが、金床に置いてハンマーで叩くとその時の熱で一瞬にして磁力を失います。

2.引き合って接触します。

3.完璧な球体であっても、N極 と S極 に別れます。

4.片方を磁化すると反対側が対になる極になります。ですので特に何もしなくても極が別れます。

5.境目には磁力はありません。端に遠ざかるにつれて磁力が強くなります。

この回答への補足

(2)無重力のところで同じ極同士を近づけると、どうなるのでしょうか?

補足日時:2010/05/17 02:20
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この回答へのお礼

分かりやすい回答をありがとうございます(*^o^*)
※私が質問の内容を間違えていました;
2は、同じ極同士を近づけるとどうなるかを聞きたかったんです。

お礼日時:2010/05/17 02:15

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