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多角化するとシナジーがあるといいますが、市場浸透戦略や製品開発戦略や市場開拓戦略などでもシナジーはあるのですか?また、シナジーは多角化で一番多く起きやすいのですか?

A 回答 (1件)

>多角化するとシナジーがあるといいますが、



そうとは限りません。
シナジーのある分野へ多角化すると、多角化がやりやすいのです。
シナジーのない分野へ多角化をしたのがコングロマリットです。



市場浸透戦略は、現在の市場に現在の商品をもっと売っていこうとする戦略です。
ところで、1たす1が2より大きくなるのが多角化です。
市場浸透戦略は何も足していません。従ってそれだけではシナジーはありません。
しかし、数種類の商品を扱っていて、他の商品の販売手法を応用して販売を伸ばしたとすると、販売シナジーまたはオペレーション・シナジーがあったことになります。


新製品開発戦略では従来の市場に新製品を投入します。つまり、現在ある販路を利用して売るわけですから、販売シナジーがあります。
また、新製品を開発する際に、取り扱っている他の商品を参考にして新製品を開発したり、その製造にあたって、他の商品製造の副産物を使ったり、他の商品の原材料の仕入れ先から新製品のための素材を購入したりすると、シナジーがあることになります。
そういうことをしなければ、その部分のシナジーはないことになります。



要するに、成長ベクトルのどれだとシナジーがある、
というのではなく、
その会社にとって、どういう方向に成長すると、どんなシナジーが獲得できるか、
なのです。
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