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何故HIPSのゴム成分はポリブタジエンなのですか?

大学で高分子化学を専攻しており、あるバイオベースポリマーの耐衝撃性改善のため、
該当モノマーとポリブタジエンとのグラフト共重合を行いました。
今度はゴム成分もバイオベースとするために天然ゴム由来のポリイソプレンとのグラフト共重合を行いましたが、うまくいきませんでした。
工業でHIPSで得る際に、天然ゴム(ポリイソプレン)ではなくポリブタジエンを用いるのは
重合時に何か不都合があるからなのでしょうか?
文献を探してみましたが、答えにたどり着けないままです。

ご存知の方がおられましたら回答お待ちしております。

A 回答 (2件)

1)回答1の者で、あなたの返事ははじめから思った通りです。

そちら日本で誰かいいアドバイスをするかと思っていたのですが?
2)「文献がなければ、自分で考えろ」ですか、指導者の資格なしみたいですね。いい結果がでれば自分が研究したという人みたいです。大学4回生でしょうか。文献の調べかた、グラフト重合の色々な方法、条件のかえかた など それも、決まった期間にあるていどのいい結果がでるように、指導すべきです。
3)溶液重合で、溶媒の窒素置換、cis-PIB の今までのグラフト重合のデータから、どのようなモノマーが重合されたか、スチレンにも色々な置換されたものがあり、可能性があるかどうか。
4)最近のグラフト重合の方法にも、開始剤の種類も、などなど、それにトライの方法も、指導者はいったいなにをしているのでしょうかね。
5)スイスより 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

今は修士2回生ですので、先生も故意に放置している部分はあると感じています。

修飾したポリマーを用いたり、モノマーに工夫を加えたり・・・という文献だったり、アニオン重合を用いたグラフトなどは目にしたことがありますが、私の実験ではあくまでラジカル重合とバイオマスにこだわっていますので、修飾したPIPですとその価値が半減する感はあります。それにどうしてもPIPが駄目ならばポリブタジエンに戻って…という話を先生としております。

とにかく、頑張ります。

お礼日時:2010/06/17 14:56

1)あなたの質問はpoly(butadiene) (PB), poly(cis-isoprene) (PIP) できて以来のもので、newではありません。

化学構造を詳しく詳しく比較すればその違いがわかるでしょうが。
2)今まで、多くの高分子系の会社、ゴム会社、それに大学関係の研究所が、長年(70年以上)研究して、その結果が引き出しに山とあるはずですが、工業化までは、充分でないかも。ですからnewではないのです。
3)グラフト重合には色々な方法があり、どれほどトライしたか、高分子化学専攻でしょうから、そう多くの方法を条件を変えてしたともおもえません。
4)文献の調べかたにも問題があるかも。指導者はただいい結果を待っているのでしょうか
5)特許などの関係で、工業かされていないポリマーは公表されていないでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

1)について
 メチル基の有無を考えました。メチル基の水素が引き抜かれて発生するのはアリル位のラジカルであり、PBよりPIPのほうがアリルラジカルを生成しやすいのではないかと考えています。
 しかしながら二重結合へのラジカルアタックを考えるとメチル基の存在は立体障害となる、さらにcis-PIPですのでポリマー鎖も立体障害となりかねない・・・
 また今回のグラフトではビニル基を多く含むものが、グラフトポリマー生成に有利、という情報を文献から得ています。
3)について
 ご指摘の通り、溶液重合でしかトライしていません。今はバルク条件でトライ、開始剤濃度を上げる等を考えています。乳化重合などもHIPSやABSの製造に用いられていたと思うのですが・・・何だか申し訳ありません。
4)について
 調べ方を学習しろ、という意図もあるでしょうが、やはり答えにたどり着いてこそ、と考えています。
文献がないなら、自分で考えろと言われておりますし・・・

長文すみません

お礼日時:2010/06/16 20:05

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