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◆無駄な狂犬病の予防接種を止めて、獣医師は家畜の検査を
しっかりすべきと思うんですが、どうでしょうか。

狂犬病は日本で何十年も発生していないと聞く。
こんな無駄な予防接種に力を入れているから、口蹄疫の大事な病気を見落とす。

陸続きの欧州ではしていない国もあると聞く。 
まずは、発生が確認されるまで廃止。発生したら再開ってのは如何でしょう。

ついでに、予防接種の金額も、集団接種が基本ながら高過ぎる。

A 回答 (16件中1~10件)

 Jagar39です。



>接種率が40%を切ると <侵入した際に蔓延> する危険があるに関わらず
>何十年もこの状態で狂犬病の発生がないのは、しないで良いのでは、と思う私的には、
>一層、予防接種は止めるべきと思えます。

 犬に対する予防接種は、「侵入した際の蔓延を防止する」ための対策、という点には納得されたのですよね?

 「接種率が低く、侵入した際に蔓延する危険がある」という話と、「何十年も狂犬病の発生がない」という話は別です。接種率が高いから発生しない、低くても発生しない、という話ではないのです。
 あくまでも、「発生したら、接種率が低いと蔓延する危険が大きい」という話です。

 つまり、「接種率が低くても発生していないのだから予防接種は必要ない」という意見は、言い換えると「消火器を設置していなくても火事が出たことはないのだから、消火器は必要ない」と言っているのと同じです。

>これらの清浄国は予防接種をしていない ?

 イギリスでは義務ではありませんし、オーストラリアやニュージーランドでは「禁止」しています。

 「禁止」している国の戦略は先ほどの消火器で例えると、「家に消火器を置くことを禁止して火事の際の発見を早くし、火事が見つかれば家ごと叩き壊すことによって類焼を防ぐ」という考え方です。


 日本は人口密度が高く国土が狭い(=国土面積に対する人間居住地面積の割合が高い)ので、ウイルスを保有した動物がどの経路で日本上陸を果たしたとしても、「犬が存在するエリア」を通らずして人間の管理が及ばない土地(山間部等)に逃げ込むことができません。
 陸続きで他国と接している国はもちろん、「島国」の中でさえ、条件的には日本は「犬を免疫しておくことが侵入防止にもそれなりの効果が期待できる国」ではあります。むろん侵入防止対策の基本は検疫の強化と密輸入の摘発が主力ですが。

 また、「発生」すなわち人間での発症例があった場合、その感染源である犬が直ちに摘発できれば良いのですが、摘発できないケースも可能性として十分に考えられます。潜伏期間が長い病気ですから。
 摘発できてもその犬が既に複数の犬に感染を拡大させている可能性がある場合も十分考えられます。というより、その犬が感染させた人及び犬をはっきり特定できる可能性は低いでしょう。

 こうなると、地域にパニックが起きることは想像に難くありません。
 捨て犬が爆発的に増えるのは火を見るより明らかです。
 免疫フリーの犬がたくさん野犬化すると、防圧するのはかなり時間と手間がかかる仕事になりますし、当然その間に犠牲者が出るでしょう。みんながみんな、犬に噛まれたら即座にワクチンを接種するわけではありませんから。
 それに「噛まれたらワクチンを打てば良い」と簡単に言いますが、日本製のワクチンは6回接種です。つまり噛まれた当日、3、7、14、30、90日目に接種しなければ完全な発病予防効果は期待できません。欧米製のワクチンでも5回接種です。(当日、3、7、14、28日目)

 接種率が高い状況だと捨て犬の数もそれほど多くはならないでしょうし、多少野犬が増えたところでそれらが免疫されている状態であれば、ヒトに対するリスクはたいして高くなりません。

 知り合いに韓国の獣医がいるのですが、野生動物の保護関係の仕事(家畜衛生も野生動物保護も同じ管轄らしい)でアライグマ等に噛まれるのは比較的ありふれた出来事らしいのですが、噛まれた人は即座にソウルまで走ってワクチン接種するそうです(ソウルでしかワクチンを接種できる病院はないらしい)。それも頻繁に接種しなければならないので「1人噛まれると仕事が滞る」そうです。

 余談ですが、韓国ではアライグマやタヌキが牛舎に侵入することによって、年間何頭かの「牛の狂犬病」が出るそうです。臨床症状を詳しく聞いても、BSEと見分けがつかないですね。まあ韓国はBSEは清浄国なので診断に迷うことはないそうですが。


 オーストラリア等のように「犬を免疫フリーにしておいて発見を早くし、発見すれば地域で隔離or殺処分」という考え方は、根本的には鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜伝染病に対する防疫対策と同じ戦略です。いくらなんでも飼い犬に対して即座に殺処分はできないでしょうけど。
 でも、生前診断ができない以上、かなりの長期間に渡って隔離を続けないと「安全になった」とは言えなくなるでしょう。そのエリアの犬を全て殺して脳の組織診断をすれば早期に清浄化宣言ができるでしょうが・・・

 という諸々を考慮すれば、清浄である状態であっても飼い犬のワクチン接種率を高い状態に保つのが、日本の国土条件や日本人のメンタリティ(すぐパニックを起こす)にマッチした方策だと思うんですけどね。
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この回答へのお礼

有難うございます。

<イギリスでは義務ではありませんし、オーストラリアやニュージーランドでは
「禁止」しています。>

清浄国では、予防接種をしていない国も有るんですネ。
みんなこれには、触れないと思いました。
清浄国では予防接種を続ける方法と、止めてしまう方法が有るんだ。
そう云う事を云うあたり見ると、ヤッパリあんたは誠実な人だ。

清浄国ではどっちかというと予防接種をしない国が多そうですネ。
でも獣医師としては、“予防接種しましょうヨ”と云うしかないですよネ。

せこい話ですが、厚生省の職員が、
“予防接種をイギリス方式にしましょう”なんて云ったら、
きっと先輩・同僚・後輩・業者それに大学の恩師から圧力がかかり
同窓会にも行きにくいですね。

担当者は、狭い業界でも周りは獣医師と関係者ばかり。
それを考えたら良いと思っても、そんな話、私でも言い出せません。

お礼日時:2010/06/28 10:19

 Jagar39です。



>考え方が未熟かもしれませんが、明確な違いを見つけにくい要因をあれこれ持ち出して
>外国の例を参考にしないのは納得しかねます。

 素人さんが納得しようがしまいが重要なパラメータは重要です。それぞれのパラメータの重要性を理解するためには、ウイルス学や疫学、野生動物の生態や社会形態に至るまでの広範囲かつ専門的な知識が必要ですから。

 また、あらゆる伝染病で「ワクチネーションを行うか否か」という問題は、その疾病の防疫に対する根本的なスタンスを決定づける方策です。「参考にする」といった生易しい問題ではなく、基本方針を抜本的に変更するかしないか、という問題なのです。
 それもこれまでの回答に書いているので理解できるはずですが。

>公務員獣医は一人で仕事をしていない。二人、三人で仕事している。
>家庭の往診医師は、二人三人来たりしない。

 業務実態を知らない人の意見ですね。
 公務員獣医は「臨床医」ではありません。獣医師でも臨床医は1人で仕事をしています。
 家畜衛生の獣医師は基本的に「その農場の家畜全て」が仕事の対象です。

 臨床獣医であれば、100頭飼っている農家であっても「仕事」にするのは往診の依頼を受けた1頭です。人の往診医師と同じことです。なので1人で仕事しています。
 家畜衛生の仕事はその100頭全ての検査ですから、チームで来ないと仕事になりません。獣医が2人いれば1人あたりは50頭で済むわけですし、4人いれば1人当たり25頭で済むわけです。10人で来てもその中に獣医が1人しかいなければ、1人で100頭を見なければなりません。

>一チーム獣医師は一人で行うよう工夫すべきだ。
>不足分は人夫・助手を雇えばよい。
>それが、獣医師の給与・社会的地位の向上になりはしないかと考えている。

 これも因果関係を勘違いしていませんか?
 社会的地位が向上しないと助手をつけるなんてことは不可能でしょう。
 ヒラのサラリーマンに対して「秘書を付ければ出世するはずだ」と言うようなものです。逆でしょ?出世しなければ秘書は付かないですよね。


 そもそも、狂犬病のワクチン接種の是非と家畜衛生分野の獣医師の地位は、まったく別世界の話なので関係がない、というのも前に書いたとおりですし。
 狂犬病の予防接種をやめれば口蹄疫の診断精度が向上する、って話は、原子力発電所を廃止すればそこで働いていた"エンジニア"が流れてF1レースが発展するだろう、と言ってるようなものです。
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この回答へのお礼

ご返事有難うございます。

獣医師の仕事の仕方ー納得

予防接種の必要性 ー未だに必要とは思いません。
          なので、蓮ほう大臣のブログに検討するようお願いしました。

長らくお付合い下さり有難うございました。

お礼日時:2010/07/03 20:53

 Jagar39です。



>清浄国ではどっちかというと予防接種をしない国が多そうですネ。
>でも獣医師としては、“予防接種しましょうヨ”と云うしかないですよネ。

 ご自分に都合の良いところしか読んでないのでしょうか?
 伝染病の防疫対策は1つの方法しかないのではなく、様々な考え方とそれに裏付けされた手法があります。ワクチンを接種するというのはその1つのオプションに過ぎません。
 家畜衛生の分野では清浄化と同時にワクチン接種を中止するのが基本ですが、それは再発生した際の迅速かつ厳しい措置とセットです。
 単に「清浄化されたからワクチンはもう要らない」というものではありません。再侵入することがあり得るという前提の元に対策を策定するわけです。

 狂犬病の場合は、日本特有の条件から清浄化後もワクチン接種を継続する方が再侵入時の人的被害を最小限に抑えるのに有効である、というだけの話です。この「条件」には、人口密度や国土に対する都市面積、また国民のメンタリティまで含まれます。
 単に「島国」というだけで比較できるものでもありません。
 「島国」という条件は、再侵入の可能性だけにかかってくるので、再侵入した際の蔓延の危険性や人的被害の大きさの見積もり等は、また別の条件を考慮しなくてはなりません。

>せこい話ですが、厚生省の職員が、
>“予防接種をイギリス方式にしましょう”なんて云ったら、
>きっと先輩・同僚・後輩・業者それに大学の恩師から圧力がかかり
>同窓会にも行きにくいですね。

 医師会みたいなのを想像しておられるのでしょうか・・・?
 獣医師ってたった3万5千人くらいしかいない上、職域がやたら広くてそれぞれ利害が異なります。
 なのでそんなまとまった圧力なんてかけられるほど力を持てた試しがありません。持っていれば公務員獣医の収入が事務職にも負けるなんてことがあるわけがないでしょう。鳥インフルエンザや口蹄疫など、この分野の獣医師の重要性は誰もが理解しているのに、待遇は一向に改善されませんものね。

 まして厚労省は人医が牛耳っている世界ですよ。獣医の権益のために道理に反したことが通ってしまうようなことは考えられません。
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この回答へのお礼

<再侵入時の・・・危険性は、人口密度や国土に対する都市面積、
また国民のメンタリティまで含まれます。
 単に「島国」というだけで比較できるものでもありません。>

考え方が未熟かもしれませんが、明確な違いを見つけにくい要因をあれこれ持ち出して
外国の例を参考にしないのは納得しかねます。

公務員獣医は一人で仕事をしていない。二人、三人で仕事している。
家庭の往診医師は、二人三人来たりしない。


一チーム獣医師は一人で行うよう工夫すべきだ。
不足分は人夫・助手を雇えばよい。
それが、獣医師の給与・社会的地位の向上になりはしないかと考えている。
6年も勉強しても、見習い獣医師がするやり方での仕事は、社会的評価の向上は難しい。
対象も人は代わりがきかないが、家畜は代わりがある。

 

お礼日時:2010/06/30 09:51

 No.9のJagar39です。



 島国だから危険性がない、ということはありません。侵入のリスクは常に存在します。
 全ての哺乳類の輸入に対して検疫がされているわけではありませんし、密輸入や管理不可能な動物の侵入(停泊した船からネズミが上陸する、等)もありますから、侵入リスクをゼロにはできません。

 一方、日本国内に潜在的にウイルスが存在している、という可能性は現在はほぼゼロといって良いでしょう。その可能性があるのなら、犬へのワクチン接種は最優先して実施しなければ、常に人的被害が出る可能性がある、ということになりますが。

 余談ですが狂犬病は「接触感染」とは言いません。咬傷による感染という限定された感染様式ですから。
 感染動物(ヒトでさえも)のウイルスを含んだ唾液が目に入る、というようなことがあれば感染は成立するでしょうが、レアケースでしょう。

 今回の口蹄疫でもそうですが、伝染病というのは「発見された時には既にある程度の感染拡大が起きている」のが宿命です。口蹄疫のような伝染力が激烈に強い感染症と狂犬病のような感染力が弱い(というより感染が成立するための条件が限定されている)感染症では、その可能性や程度に差があるのは当然ですが、どんな感染症でも「最初かつ唯一の症例を摘発できる」には、よほどの幸運が必要です。

 犬に対するワクチネーションは、万一本病が侵入した際の蔓延を防止する意味と、その際の人的被害を最小にする、という意味があります。
 狂犬病が侵入して野生動物の間で定着してしまっても(これはかなり最悪のシナリオですが)、犬を免役しておけばヒトが被害を受けるリスクは最小で済みますから。
 同様に野生動物に蔓延する際も、野生動物間だけでは感染拡大の速度は遅いでしょうが、犬が介在することによって地域間の伝搬が早くなるリスクがあります。野生動物の行動範囲は犬に比べるとたかが知れていますから。

 というわけで、犬を免役しておけば、侵入した際の国内の蔓延速度も抑えることができるでしょう。
 日本のような人口密度が高く、野生動物が寸断化されて各地で孤立しがちな国では、「犬を押さえておく」ことが非常に高い効果を持つわけです。

 イギリスやオーストラリアなどの清浄国では、全ての犬と猫に6ヶ月間という非常に長い検疫期間を義務づけています。潜伏期間が長い疾病ですから、確実に摘発するためにはそれくらいは必要でしょう。
 でも、それでも全ての哺乳類に対して同様の検疫をしているわけではないので、数年前にイギリスで輸入犬が発症した際には(その際に検疫官が3人噛まれている)、同便の感受性動物全ての追跡調査をしてかなりの騒ぎになっています。全てを追跡しきれるはずもないのですが。

 オーストラリアなどでは犬に対するワクチンは「禁止」されています。

 これは別に動物福祉のためではなく、日本とは逆に犬に免疫を付けさせないことによって、侵入した際の発見を容易にするためです。
 集団として中途半端な免疫状態だと侵入してもすぐには判らない、というリスクは確かにありますから。

 この政策では、ひとたび感染が確認されれば、「その地域の犬は全て隔離または殺処分」という方策がセットになります。でないと免疫フリー状態をわざわざ作る意味がありません。

 この考え方は、根本的には口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザのワクチンのそれと同じです。

 狂犬病の診断で難しいのは、確実な生前診断の方法がない、ということです。
 発症した際の唾液ですら、確実な診断はできません。つまり陽性なら「狂犬病だ」という診断が可能ですが、陰性でも「狂犬病ではない」とは確実には言えない、という意味です。
 確実な診断には、その動物を殺して脳材料を採取しなければなりません。

 現在、日本では犬の狂犬病ワクチン接種率は40%を切っているそうで、これでは侵入した際に蔓延防止が期待できる数値ではありません。
 それなら、万一侵入した際には人的被害が大きくなることを覚悟した上で(どうせ現在の接種率なら同じことだし)、犬を免疫フリーにして発見されれば地域の犬を隔離or殺処分、というオーストラリア方式に変換するのも選択肢の1つとして考慮しても良い、とは思います。

 でも、うちにも犬がいますか、近くで狂犬病が発生した際にはうちの犬まで一蓮托生で隔離されるのは嫌ですし、まして殺処分なんてとても受け入れられません。
 なら、ワクチンくらいで済むのなら打っておくか、と思います。
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この回答へのお礼

長文のご回答、有難うございます。

<犬の予防接種は、万一本病が侵入した際の蔓延を防止する・・・。>
 納得。

<イギリスやオーストラリアなどの清浄国
 これらの清浄国は予防接種をしていない ?

日本では、犬の予防接種率が40%程度で猫も加えると20-30%にも低下する。
 
 接種率が40%を切ると <侵入した際に蔓延> する危険があるに関わらず
 何十年もこの状態で狂犬病の発生がないのは、しないで良いのでは、と思う私的には、
 一層、予防接種は止めるべきと思えます。

お礼日時:2010/06/23 09:34

 島国だから危険性が無いっていうのは当たっていて、接触感染で伝染するということと、感染する動物が哺乳類という大型かつ長距離飛行のできない動物であることから狂犬病のリスク管理が比較的行いやすいということが言えます。

病原が国家の影響のおよばない国境外から侵入する可能性が著しく低く、あるとすれば海港、空港、軍基地であり、人が管理している施設に限定されます。また例え発生しても流行を抑えることも比較的簡単にできます。

 ただ、日本もかつては狂犬病汚染国であり、現在は発生自体は確認されていないものの、潜在的にウイルスが存在している可能性は十分に考えられます。野生の狸あたりが持ってるかもしれません。そういうことを考えると、人間に狂犬病を罹患させないために、飼い犬に予防接種するというのは、飼い犬という特性上意味が十分にあると考えます。人間にもっとも身近であり、野生哺乳類と接触する可能性も十分にあるからです。(できれば飼い猫もワクチン義務化してほしいですが)おかげで、人間は飼い犬に咬まれてもワクチン接種の必要はなく狂犬病の恐怖におびえることはありません。
 狂犬病は発症するとほぼ必ず死亡すると言うこともありますが、それまでの症状の経過も非常に悲惨なものですし、エゴイスティックな話ですが、ワクチンの筋肉注射は痛いし、それを何回もやって、やっと感染を防げるなんてちょっと嫌です。ワクチン接種も遅れると助かりませんし、そんな面からも意味はあると考えます。

 ということで、日本では感染経路を絶つことで狂犬病を克服しました。でも口蹄疫って空気感染するので、このようなやりかたでは流行を防ぐことはできませんよね。
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この回答へのお礼

ご返事有難うございます。
こんな深夜の返事なんて、多分素人が好き勝手書いてと 
怒ってのことだと推測します。

<島国だから危険性が無いっていうのは当たっていて、接触感染で伝染するということと、
感染する動物が哺乳類という大型かつ長距離飛行のできない動物である
ことから狂犬病のリスク管理が比較的行いやすい>

このこと、認めないことが多いのに認めるところ見ると、
大変正直な方に思えます。

清浄国で島国。他にもありますネ。 
 その国の政策が参考になりますが、調べても良く解りません。
 解れば教えてください。

<日本では飼い犬に咬まれてもワクチン接種の必要はなく、狂犬病の恐怖におびえることはありません>
 納得
 

お礼日時:2010/06/18 06:52

口蹄疫あるいは狂犬病ウイルスに感染した動物全てが典型的な症状を示す訳ではありません。

症状は様々でも一度感染すると、次から次へを感染は拡大します。口蹄疫は感染力が強く、初期には典型的な臨床症状を示していなくてもウイルスは排出しているので、様々なルートからウイルスは飛散・拡散して感染拡大という結果になたっと想像します。

狂犬病も現在までのところ発生しておりません。一度発生が確認されたら、潜伏感染の程度がどの程度か分かりません。現在の犬の予防接種率は40%前後なので感染拡大を防ぐことはかなり難しいと考えるのが自然です。狂犬病ウイルスは哺乳動物全てに感染するので、野生動物にも感染するし、野生動物から家畜にも感染します。

島国なので感染防御できるというのは、どういうことなのでしょうか?人の場合、犬に咬まれて発症前にワクチン接種することも可能ですが、動物の場合、どうすることもできません。ヨーロッパでは、野生動物に対して狂犬病の予防ワクチンを試みているところもあるそうです。予防策は、ワクチンが高いと非難があってもワクチン接種率を75%以上に上げることしかありません。

口蹄疫は肉用(食用)動物の法定伝染病で、狂犬病は人獣共通感染症ですが、全く異なる病気で監督官庁も異なります。前者は農水省、後者は動物は農水省、人は厚労省です。

家畜診療獣医師の数が不足しているというのは、すでに回答されていますが公務員獣医師に対する待遇が悪いということでう。待遇改善が行われれば、大動物家畜診療獣医師が増えると期待したいと思います。
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この回答へのお礼

ご返事有難うございます。

<口蹄疫と狂犬病の感染力の違い>
口蹄疫が狂犬病より強いーー 納得 
  だから、今の口蹄疫のニュースを引合いに
  狂犬病の危険を云うのはおかしいです。

<現在の犬の予防接種率は40%前後、猫は接種していない>
猫も含めると、接種率は随分落ちる。
 ーーそれでも清浄国を保っていられる。 だからしなくても良いのではないように
 思えますが・・・。

 清浄国で島国。他にもありますネ。 
 その国の政策が参考になりますが、調べても良く解りません。
 解れば教えてください。

<家畜診療獣医師の数が不足している>
 そんな事は、私は書いてないが・・・。

 仕事の仕方に問題がある。
 獣医師は一人で仕事をしていない。二人、三人で仕事している。
 家庭の往診医師は、二人三人来たりしない。

 一チーム医師は一人で良いのでないか。後は人夫・助手を雇えばよい。
 それが、獣医師の社会的地位の向上になりはしないか。
 

  

お礼日時:2010/06/18 06:38

狂犬病は人が死ぬ病気


口蹄疫は牛が死ぬ病気

どっちが大事かわかるよね?

海外で日本人が狂犬病に感染してニュースになったこともあった。
予防接種をやめれば死者が出ることは確実。

しかも口蹄疫も大規模感染は何十年も起きてなかったけど?
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この回答へのお礼

大変解りやすい回答、有難うございます。

日本は清浄国で、しかも島国。なので狂犬病の進入の危険がまず無い。
輸入する犬だけ、その都度接種する。 
万一、犬にかまれたら、ハブの時のようにワクチン接種する。

これでは何故駄目なのでしょうか。



 

お礼日時:2010/06/17 09:47

 家畜衛生分野の獣医師です。



 他の回答者の方も言われているとおり、現在日本で狂犬病が発生していないのは現行の防疫体制が功を奏しているからです。全世界では今でも年間5万人ほどの人が亡くなっている病気です。
 犬に対する予防接種は、ヒトと最も濃厚な接点を持つ犬を免疫すればヒトに感染するリスクを最小にすることができるからで、野犬の駆除と合わせて初めて最大限の効果が望めるものです。

 諸外国で犬に対する予防接種を実施していない国もありますが、野犬の駆除が困難だったり野生動物で蔓延していたりして飼い犬に予防接種をする意義が薄い事情によるものです。
 日本の場合は島国で、かつヒトの生活圏に野犬も含めた野生動物が少ないため、飼い犬を免疫することは未だ有意義でしょう。万が一侵入を許した際も、人的被害はかなり高い確率で防ぐことができるでしょう。

 口蹄疫については、私も宮崎県に派遣で応援に行った時に多数の病畜を見ましたが、発症後の経過が長い個体は臨床症状が一目瞭然なのですが、初期の病変は判断が非常に困難だったと思います。簡易検査キットなどを用いても(日本にはまだありませんが)、発病初期の排泄ウイルス量が少ない時期の診断は確実ではないでしょう。
 これは獣医師の数の問題ではなく、質や体制の問題ですから、狂犬病の予防接種をやめて小動物臨床の獣医師を産業動物に回しても解決する問題ではないと思います。まあ小動物獣医師の収入における狂犬病予防接種の割合など微々たるものですから、産業動物獣医師の収入の低さという問題を何とかしない限り、家畜衛生関係の獣医師は増えないとは思いますが。

 また、家畜衛生分野の獣医師はその大半が公務員ですから、近年は減らされる傾向にあります。増やせば彼らは平時には「ムダ」と言われるだけですから・・・
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 まず、現在の狂犬病の発生率は、厳重な予防体制によって


維持されていると考えるべきです。
 戦前~戦後の例ですが、昭和初期に年間3000件を超える
発生例があったのが、法律で接種を定めたら10年ほどで
年間数件の発生例にまでなりました。しかし、戦後の混乱期に
接種体制が疎かになると、数年もしないうちに年間1000件の
発生数となりました。その後、接種体制が再び確立すると、
10年もしないうちに年間の発生が0件という状態になりました。
 このことから考えると、仮に今また接種を廃止したら、
再度の急激な発生の可能性は十分あり得ると考えられます。

 あと、狂犬病のリスクについて、インフルエンザと同列に
並べているあたり、あまり深刻に考えていないようですが、
発症すればほぼ100%死亡という病気を、その最も可能性の高い
感染源で、しかも確度の高い防疫手段があるのにそれをしないのは、
怠慢を通り越して犯罪的ですらあると思います。
(ちなみに、発症後の生存者は、過去の記録に残っているだけで
6人しかいません、年間じゃないですよ?)
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再度申し訳ないが



今回の口蹄疫の件ですよね。

それならいくら獣医師を増やしても無意味です。
それは今回最初に発見された牛が口蹄疫の特徴である水泡が出てなかったので判定が遅れたのが原因です。
厳密な判定はウィルスが危険なので日本で1ヶ所みたいです。
イギリスでは簡易検査キットとか赤外線で蹄辺りの炎症を確認したりしています。
技術的早く確実にだれでもチェックできる体制が必要だと思います。

新型インフルエンザでも町のお医者さんが簡易キットで容易に早く診断できるようになり重症化を抑えられたと思います。
NHkクローズアップ現代
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?c …

方向としては技術的なものの方が効果的です。
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